奈良・平城京跡で国内最古のイスラム陶器 8世紀後半
NIKKEI NET
平城京にあった西大寺旧境内(奈良市)を調査中の奈良市埋蔵文化財調査センターは3日、イスラム帝国のアッバース朝(750~1258年)で生産されたとみられる8世紀後半の「イスラム陶器」の破片が出土したと発表した。国内の出土例では最古で、平城京跡で見つかったのは初めて。
同センターは「西アジアと中国を結ぶ“海のシルクロード”を通って平城京へもたらされたのだろう。当時の海上交易の様子をうかがう貴重な資料」としている。
見つかった破片は高さ50センチ以上ある大型のつぼの一部とみられ、計19点。最大の破片で横約12センチ、縦約7センチあり、厚さは底部で約3センチ、胴部で約1センチあった。外側は鮮やかな青緑色、内側は暗緑色のうわぐすりがかかり、一部に波形の文様が描いてあった。(03日 22:30)
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平城京にあった西大寺旧境内(奈良市)を調査中の奈良市埋蔵文化財調査センターは3日、イスラム帝国のアッバース朝(750~1258年)で生産されたとみられる8世紀後半の「イスラム陶器」の破片が出土したと発表した。国内の出土例では最古で、平城京跡で見つかったのは初めて。
同センターは「西アジアと中国を結ぶ“海のシルクロード”を通って平城京へもたらされたのだろう。当時の海上交易の様子をうかがう貴重な資料」としている。
見つかった破片は高さ50センチ以上ある大型のつぼの一部とみられ、計19点。最大の破片で横約12センチ、縦約7センチあり、厚さは底部で約3センチ、胴部で約1センチあった。外側は鮮やかな青緑色、内側は暗緑色のうわぐすりがかかり、一部に波形の文様が描いてあった。(03日 22:30)