天下のあづまの果てよりも、なほ奥つ島に生ひ出でたる人、いかばかりかはうるさかりけむを、いかに思ひはじめけることにか、世の中に網のあはひといふもののあんなるを、いかで見ばやと思ひつつ、つれづれなる昼間宵居などに、網つくり主・落書板 (らくしょいた)守りの民などやうの人々の、その網のあはひ、かの網のあはひ、あめぞう・ひろゆきのあるやうなど、ところどころ語るを聞くに、いとどゆかしさまされど、わが思ふままにそらにいかでかおぼえ語らむ
いみじく心もとなきままに、机上にいかづち魂(たま)を造りて、入れ魂などして、人まにみそかに入りつつ、幹なる網にとく上げたまひて、網のあはひの多くさぶらふなる、あるかぎり見せたまへ、と金を捨てて肘をつき祈り申すほどに、はるあきを経る年、のぼらむとて、某月某日門出して、いえといふ所がうつる。
註釈 網のあはひ 「いんたあねつと」の古語的表現。Internet。
いかづち魂 「ぱあそなるこんぴうた」の古語的表現。電脳。PC。
いみじく心もとなきままに、机上にいかづち魂(たま)を造りて、入れ魂などして、人まにみそかに入りつつ、幹なる網にとく上げたまひて、網のあはひの多くさぶらふなる、あるかぎり見せたまへ、と金を捨てて肘をつき祈り申すほどに、はるあきを経る年、のぼらむとて、某月某日門出して、いえといふ所がうつる。
註釈 網のあはひ 「いんたあねつと」の古語的表現。Internet。
いかづち魂 「ぱあそなるこんぴうた」の古語的表現。電脳。PC。
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