まず小さき鳥あらはれぬ寒施行 作者 佐藤詩子
選者評
寒施行とは、餌の少ない寒中、小動物に餌を施すこと。
一番に現れたのは小さい鳥。大きい鳥に追われないうちに、急いで啄んでいる。
寒施行と云う言葉を初めて知った。
数年前から冬の間、メジロに餌を食べさせていたが、これが寒施行に当たるのでしょう。
約2か月間をミカンで寒施行していた。
メジロはとても臆病な鳥だけど縁先までやって来る。
音を立てず、ガラス越しにそっと撮影するのが楽しみ。
幼鳥らしきメジロが毎日、何回も来てくれていた。
無事に大人になって来年も来てくれたら嬉しい。
そして梅の花が咲く頃には来なくなるのが寂しい。