後期高齢者の独り言

81歳以にして突然川柳に目覚めた
写真付きで日記や趣味を書く松観老人

よみうり時事川柳 (3)

2021-11-30 12:51:23 | 日記

  終活へまだ一欲を残しとく (作者・川島 勝)

少しづつ終活を始めている。

第一に遺言書を書くことから始めるのだが、下書きから直筆の遺言書に作り上げて行くつもり。

下書きを作ったが未だ直筆遺言書にはなっていない。

第二に命の終わり場面を考える。

妻の場合は最後は病院で終わりたい、延命治療はしない、戒名は付けないであった。

終活を終えたらどの様に生きて行くのか心配になる。

終活は未完成のままでも良い、どう考えても完成させてしまうと今を生きて行けなくなる。

少しは曖昧な部分が有って良いのではないだろうか。

  老いの身は転ばぬ事が一の福 (作者・杉山宗武)

高齢者は転ぶことが重大問題だ。

一番恐れるのが骨盤骨折、歩行困難となり寝たきりになる事が多い。

どうしても足腰が弱くなり転びやすくなってくるから作者の気持ちがよくわかる。

気候の良い時には30分の歩行運動を続けている。

  歳重ね時代遅れを拗ねて生き (作者・道訳賢一)

デジタル社会に順応できない事が多い。携帯電話・スマホ・パソコンなど。

最近ではワクチン接種予約の電話が繋がらなくて半日以上費やした方が多かったと思う。

同級生に予約出来たかを聞いた時、予約が取れないから「打たなくてもいい」と云っていた。

何とか説得できて2回の接種を終わって良かったが、もしも接種出来なかったら今頃はあの世行きだ。

これらの川柳は日頃の生活を見透かしているようで素晴らしい。

 


青春の1ページ

2021-11-29 10:48:11 | 日記

友の句

  菊薫る祝いの席に孫の彼

お孫さんに良い人が出来てご両親に初めて紹介する場面を想像する。

その席に祖母として同席しお孫さんの彼に会う場面、微笑ましい風景を思い浮かべる。

自分にもそんな場面が訪れないかな~、なんか羨ましい限り。

私の孫は今年成人した男子学生、今まで彼女の話など全くない。

出来たら出来たで心配するのかもしれないが楽しみでもある。

  孫成人彼女出来たかさぐり入れ

50年ほど前に自分にも同じような事が有った事を思い出す。

遠い記憶なので定かではないが京都「いもぼう」なる料亭で先方のご両親・兄弟とお会いして初めての挨拶を行った。

当時どの様な話をしたのか、全く覚えていない。

いもぼうとは魚のたらの干物を料理したもので初めて食べる料理だったが味も覚えていない。

私の両親は田舎住まいだったから、東京の叔父に同伴して戴き京都までの日帰りの日程で挨拶を済ませた。

当時の叔父は忙しい方で東京・京都間を新幹線の日帰り強硬日程でした。

 


ある新聞の記事

2021-11-28 15:21:42 | 日記

今日の読売新聞に「突然の別れ」という記事があった。

「大切なあなたを亡くして」

80歳台のご夫婦が大好きな旅先のホテルで朝風呂に出掛け20分後にロビーで待ち合わせていたが時間になっても奥様が現れず、結局お風呂場でお亡くなりになったという話。

突然に亡くなられて、全てを奪われた様な気持ち、準備の出来ていない別れをどの様に受け止めればいいのだろう。

いつも自分に起きた事と比較してしまう。

むかしテレビドラマで見た場面を思い出す。

医療費が払えないと分かっている人に医師が独断で「血液で無い赤い液体」を注入して治療した様に見せかけ、患者が納得して死んでいった、という話。

この「納得」が患者にも遺族にも必要だと思う。

妻は2年半を医療機関でお世話になり旅立った。

この2年半の間どの様な事でも、出来る事は何でもしてあげようと思って行動した。

本人も愚痴一つも云わず「納得」していたのだろうと勝手に思って自分を慰めている。

思い返して、悔いが無い訳ではない。数え切れないほどの悔いはある。

半面、穏やかに送り出してあげられて良かった、とも思っている。

新聞記事では突然の出来事がご主人の心に重くのしかかっていると報じていた。

無理も無いことでしょう、本当に慰めようも無いことです。

友人にも同じような事が有ってお気の毒ですが何とも仕様もなく、せめてこれからの人生を楽しく穏やかに過ごして行かれる事を願って、出来る事なら何でも力になってあげたいと思っている。

 


オミクロン株

2021-11-27 15:09:52 | 日記

世界同時株安となった原因はオミクロン株。

オミクロン株といっても株式銘柄ではない。

WHOがコロナ株に命名した名前である。ちょっと言いにくい名前だ。

アルファ株、ベータ株、デルタ株と同じ様に新しく名前を付けたもので、その感染力などが強いことらしく注意を呼び掛けている。

今のところ日本では見つかっていないらしいが、デルタ株の時は急に感染が広がって大きな被害を出した。

デルタ株がコピーミスをしたらしく、感染力が衰えて1日100人そこそこに落ち着いている。

この安泰が長く続くと思っていたら新たなオミクロン株が流行しそうな情勢で世界中が経済に影響を与えるとして同時株安につながった。

未だどれ程の脅威なのかも分からないのだからジタバタする事も無いと思う。

すこし慌て過ぎではありませんか。

いつもの通りマスク、うがい、手洗い、蜜を避けることで流行を防げるとおもう。

そして3回目のワクチンを打つことで完璧。


よみうり時事川柳 (2)

2021-11-26 10:07:41 | 日記

  五輪前気になる羽生のスケジュール (作者‣柴文堂主人)

  五輪前バッハと北京が共鳴し    (作者・大久坊)

17文字の中では同じ言葉が使われていた、特段珍しいことではないのでしょうが紹介します。

師の教えに川柳は「見つけ」と「表現」が物言う文芸と云われている、とあります。

羽生選手はケガをされて調整中とニュースで知りました。金メダル最有力候補選手の動向が気になります。

またバッハ会長が中国の行方不明テニス選手とテレビ電話で会話したニュースが流れました。

かの国は臭いものには蓋をしてしまう国ですからテニス選手の命と動向が心配です。

  今はまだ鵜呑みに出来ぬ飲み薬  (作者・矢野輝雄)

コロナの薬が間もなく出て来るニュースがあり、飲むだけで効果が期待出来るのは有難い。

コロナの治療薬が無いのは本当に困る。一日も早く出てくれる事を願っている。

  都議員の免許あったがエンストし  (作者・小林陽太)

議員さんが無免許で人身事故ひき逃げを起こした件、議員辞職を勧告されても辞めないと言い張ってた。

調査委員会にも欠席届けを出していたが世間の風当たりの強さにとうとう辞職した。

人の上に立つ人物が積極的(知りながら)に法を犯すことは許せない事でしょう。

  こども庁大人の事情で立ち遅れ  (作者・慈愛庵)

最近子供の人権が蹂躙されている事案が多い。

虐待・子殺し・少子化・ヤングケアラーなど子供に関する目を覆う様な事件事故が報道をにぎわしている。

少子化担当大臣らしき人も居るようだが何の機能をはたしていない。

日本の未来を託すこども庁の役割は大きいと思う。

 

友の俳句

  ゆく秋を惜しむやもみじ色増して

深紅に色づいたもみじの写真も載せていた。本当に魅せられるもみじの色に思わず1句

  紅色に染まるもみじの別世界