終活へまだ一欲を残しとく (作者・川島 勝)
少しづつ終活を始めている。
第一に遺言書を書くことから始めるのだが、下書きから直筆の遺言書に作り上げて行くつもり。
下書きを作ったが未だ直筆遺言書にはなっていない。
第二に命の終わり場面を考える。
妻の場合は最後は病院で終わりたい、延命治療はしない、戒名は付けないであった。
終活を終えたらどの様に生きて行くのか心配になる。
終活は未完成のままでも良い、どう考えても完成させてしまうと今を生きて行けなくなる。
少しは曖昧な部分が有って良いのではないだろうか。
老いの身は転ばぬ事が一の福 (作者・杉山宗武)
高齢者は転ぶことが重大問題だ。
一番恐れるのが骨盤骨折、歩行困難となり寝たきりになる事が多い。
どうしても足腰が弱くなり転びやすくなってくるから作者の気持ちがよくわかる。
気候の良い時には30分の歩行運動を続けている。
歳重ね時代遅れを拗ねて生き (作者・道訳賢一)
デジタル社会に順応できない事が多い。携帯電話・スマホ・パソコンなど。
最近ではワクチン接種予約の電話が繋がらなくて半日以上費やした方が多かったと思う。
同級生に予約出来たかを聞いた時、予約が取れないから「打たなくてもいい」と云っていた。
何とか説得できて2回の接種を終わって良かったが、もしも接種出来なかったら今頃はあの世行きだ。
これらの川柳は日頃の生活を見透かしているようで素晴らしい。