目指せ! IRONMAN

トライアスリート夫婦の奮闘日記

やっと行くことができたボランティア

2013-12-10 | イベント

かねてから行きたいと思っていた被災地への支援活動。
震災から月日が流れ、今年こそは必ずボランティアに行くと決めていたものの、
なかなか日々の生活に追われ12月になってしまいました。
いろんなボランティアがあるけど、動物好きの私にできることで力になりたいと
ペット関連のボラを検索したところ、震災で飼い主と離ればなれになった犬・猫や
仮設住宅には一緒に暮らせない、飼い主の自宅が崩壊し住む場所がない、高齢で飼うことができなくたった等、
様々な理由でここ「DogWood」にいるこのコ(犬猫)達のお世話へ。


12/5(木)22:40の高速バスで、翌朝7:10に仙台へ到着。
活動内容は、犬32匹と猫20匹のお世話。
朝と夕方の2回の散歩、餌やり、洗濯、食器洗い、犬舎の掃除、スキンシップ等など。
  

特に大変だったのは犬の散歩。
一匹、約15分の散歩。ボランティアの人数が少ない時はPM7:00~11:30までかかり、
早い時でもPM9:30までかかりました。
それでも、犬達にとっては散歩の時間だけが狭いゲージから出られる大切な時間。
夜は雪が降った日もあり、体も足元も冷えてホッカイロを貼って手袋をして・・・
足に自信があった私でしたが、いつものランニングシューズなのに何と靴擦れで出血! 
普通の靴下だったからか?
元気のある犬は一緒に走ったりできるけど、老犬はゆっくりのんびり。汗が引いて冷える~!
しつけのされていない犬はグイグイとロープを引っ張り大変!
それでも、この丈夫な足がこんな形でお役に立てて良かった。

 

ショッキングだったのは、Dog Woodさんのこれまでの保護活動をまとめた冊子を読んだ時。


震災で亡くなった犬の無残な姿、さまよう犬、避難所の外で病気の犬を抱き抱える飼い主さん等、
テレビや新聞では見ることのなかった数々の写真。
涙が止まりませんでした。




初日、散歩が終わり宿についたのは夜中の12:30。
その冊子をじっくりと読み、これまで自分が知らなかった現実。
また、飼い主がしなければいけないこと(狂犬病などの予防接種をする、避妊・去勢手術をする、
人やゲージに慣れさせておく等)がされていない犬猫が多く、保護した後が大変であったことを知りました。
まだまだ日本での飼い主のマナーが徹底されていない現状です。

ボランティアに来ていた心ある皆さん。山形県から車で1時間かけて来られる人。
震災当時からボランティアをずっとされているMさん。
ボラに来て4ケ月のKさん。
震災当時の貴重な話を聞かせてくれたスタッフの方。
反射服をつけ、暗闇の中でもフンを取れるようにライトを首からぶら下げ、いざ出陣!
  

人にとっての1年は犬にとっては約7年。老犬や猫は日に日に年老いていきます。
早く飼い主さんが迎えてきてくれること、里親さんが見つかることを願うばかりです。
そして、一人でも多くのボラの方がこのコたちと散歩をしたり触れ合ってくれることで
動物も人間の優しさや温もりを感じ、人も動物も互いに幸せな時間を過ごしてほしいと思います。

これで今年やりたかったことを全て終え、心置きなく年末年始を迎えられます。〈ちぃ〉

被災地で飼えなくなった動物たち。
   
  
   
   
   

 

 

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5 Comments

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ボランティア (あんぱん)
2013-12-10 23:30:36
先週、ちぃさんの職場に電話したときに
お休みですよ~ってきいて、何かあったのかな?と
思っていたら、ボランティアに行っておられたんですね。

すごい。

わたしもいつか、と思いながら、走るために仙台に
行ったものの、やはりボランティアという形でいつか
行きたい、という思いはいまだにあります。

私は犬は苦手だけど、なにか別の形で役に立てる
ようなボランティアをするべきだ、とこの記事を読んで
思いました。
また、お会いしたときに話を聞かせてくださいね。

おつかれさまでした。
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お疲れ様でした。 (増田一男)
2013-12-11 10:25:39
お疲れ様でした。そしてありがとうございました。到着初日から、夜遅くまでごめんなさいね。

西野さんの活躍のおかげでワン子達も久しぶりに走る事が出来たのでは。

先の見えないこのボランテァも全国から応援に来てくださる皆様のおかげで成り立っています。

これからもご夫婦の活躍を遠い地より応援いたします。また機会がありましたらぜひお越しください。
本当にありがとうございました。
返信する
尊敬します (haya)
2013-12-11 14:59:38
震災で多くの人たちが大変な目にあっているのは、
皆知っていたけどペットたちのことは何となくわかっていたようで意外と知られいなかったと思います。
勇気を出して現地へ行って来たチーさんの行動力を尊敬します。私なんかたった一匹の猫に手こずっているのに。
いつも走っているのに靴擦れを起こすほど散歩を頑張って来たんですね。
本当にお疲れ様でした。
返信する
増田さんへ (ちぃ)
2013-12-11 22:51:09
コメントありがとうございます!! 感激です。
もっと近くにいれば、また犬達を走らせてあげたい、一緒に走りたいです。
震災当時からボランティアを続けていらっしゃる増田さんを本当に尊敬いたします。
また、当時、約300匹の犬猫たちが保護され大変な状況であったことなど、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
暑い日、雨の日も雪の日も、犬達は待っています。
一人でも多くの方がボランティアに来てくれること、里親となってくれることを願います。
仙台ではハーフマラソンがありますので、その際に行きたいと考えています。これから寒くなりますので、お体に気をつけてください。また、スタッフの小野寺さん、川村さんにもよろしくお伝えくださいませ。
返信する
あんぱんさん&hayaさんへ (ちぃ)
2013-12-11 23:09:15
ボラに来ていた方々から震災当時の話を聞けたことも良かったです。コンビニでは一人5品までしか買えなかったこと、ガス・水道が止まりポットのお湯でうまく身体を洗っていたことなど、ニュースからは知り得なかったことを今更ながら知りました。また、本当のボランティアは言われたことだけではなく、今、自分に何ができるかを考えて行動できることが大切だと気づきました。
次回行く時はランニングソックスを持っていきます!
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