トーチキスで聖火をつなぐ！

2021年5月31日は生涯忘れられない一日となった。
コロナ感染拡大で一年延期となった聖火リレー。
5月に石川県は感染拡大し公道を走ることができなくなり、
せめて金沢城公園内で無観客で走らせてもらえないかと思っていたが、
結局トーチキスのみとなった。
本来なら石川門の下のお堀通りを走るはずだった。
公道ラン中止決定の翌朝、トーチを持って沿道の皆さんへ手を振って走る自分を
想像しながら走ってみた。
最終ランナーに聖火をつないで・・・最高だったのになぁ～。残念！
本番数日前からは特にケガに注意し、朝ランも転ばないようにゆっくりと。
もちろん2週間前から体温を計測。
まずは家族全員がコロナに感染しないこと！
高齢の母には特に気を使った。


当日の朝がきた。
何と愛猫が神棚に登って、主人の還暦祝いにプレゼントした日本酒の瓶などが落下し、
割れて散らばり大変なことに！
よりによって、この大切な日に縁起が悪いな～。
母は施設の方が迎えに来て、その日はお泊り。
私は午前中だけ仕事だったが気持ちも何だか浮つく。
化粧や髪型のセットはいつもより念入りに！
お昼はカップラーメンで済ませ、自転車で安全第一で無事に金沢城公園に到着！
ここまで来れば、もう安心(*^^*)
無事にこの日を迎えられたことに感謝。


受付は混みあっていて、多くのランナーとたくさんのスタッフがいた。
ユニフォームが大きいのではないかと心配していたが、
案の定XSでも上のTシャツの長さが長かった。
半ズボンのウエストは紐を締めて何とか大丈夫でほっとした。

まずはNTTブースで撮影(*^-^*)


そして会場の三の丸広場へGO！
気持ちは昂ぶる～。
14:15からのオリエンテーションまでは時間があり、早速写真を撮る。





そして説明後に聖火をつなぐ順番に座り直したところ、
何となんと！後ろに柔道の金メダリストの松本薫さんが！！！
ラッキーなことに私は松本さんに聖火をつなぐことに！！
早速、声をかけポーズをどうするこうするで話し合い、
野獣ポーズをすることに決定！


そして私の前の方はろうあ者の方で、手話で「アイラブユー」に即決定！
隣には手話でサポートしている方がいて、どこかで見た顔。
思いきって声をかけたところ、Ⅰさんで驚きだった。


午後3時からセレモニーが始まり、自分の順番が回って来るまで
1時間少しくらいだろうか。


その間は松本さんはじめオリンピアンのＡさんやバイク仲間のＴさんと
話をしたり、主人や娘たちと写真を撮ったり。


入場できるのは3人までということで、何より娘が仕事を休んで来てくれ
うれしかった！



いよいよステージ横に整列し、トーチが手渡された。
思ったより重く1キロあるとのことだった。
順番に並び自分の出番が来るまでは緊張もピーク。
まるで初めてトライアスロンの大会で泳ぐ前のような緊張感！


ステージに出てしまえば、もう笑顔しかない(^O^)／



自分の出番は30秒と聞いていたが、案外と長く感じた。
まずはその場で待ち、Yさんから火をもらった。



「Ｉ ＬＯＶＥ ＹＯＵ」を手話で～



ここからは自分のアピールタイム


グリコのポーズをしたり手を振ったり。



そして松本さんとグループランナーの皆さんも登壇。

間が持てず、手を振る。

私が松本さんの方に近づいてトーチキス！


あれっ？なかなかつかない！
どうやら風向きが悪かったようだった。

スタッフからもう一度近づけてください！と。無事に点火！

良かった～！


そして松本さんの「せーの！」の声掛けがあり、野獣ポーズ！


きまった～！



ステージを降りるとほっとした。すぐにマスク！


着席してからはトーチをマジマジと観察。


私は購入しないので持っていられるのも返却まで。
桜の花びらの形が素敵だ♪
ひとり余韻にしたる～


セレモニーが終わり、区間毎に集合写真を撮るとのことで身長順に整列。
ちょうど点火皿の横に立ち、炎の暖かさが伝わってきて感動した。


それからは写真を撮りまくり～！






更衣室がある五十間長屋まではトーチを掲げて公園内を走り、
インタビュー中の松本さんに手を振ると、笑顔で応えてくれうれしかった！
これで思い残すことなくトーチを返却し、金沢城公園をあとにした。
全てが終わった(*^-^*)


夕食は焼肉屋へ！
娘の初任給でおごってもらい、ありがたい。
県外にいる娘はライブ配信で見てくれ、早速ラインで画像を送ってくれた。
何と応募動機の文が掲載されていて驚いた！
かなりプライベートな内容もあったが、これを機会に知ってもらい
かえって良かったと思う。
とにかく、全てに感謝！感激！
胸がいっぱいになるとは、こういうことだと実感した一日だった。

夕方のニュースには少しだけ自分が映ったようで、
翌日の朝刊には顔写真が掲載され、知人友人からメッセージが届いた。
ノベルティもいただいた。


この日を無事に終えられたことは、家族そしてスタッフの皆さん、
友人や仲間など多くの方のおかげだ。
これまでの人生で大変だったことが色々とあったけど、
思いがけないご褒美をいただいた。
人生捨てたもんじゃない！
二度とない貴重な一日をありがとう(^O^)／
しばらくは余韻にしたっています(*^^*)