入浴を簡素化できないかと思って、新しい浴槽を考えていた。もう一案、既存の浴槽に井桁みたいなのをかけ、そこに張った強力伸縮ゴム素材の中に座って湯の入った袋に浸かるイメージもあったけど、技術的問題にて到底描くことができないので想像にお任せします。
さて、この新浴槽、人型に切ってある。横からスライドして入っていき、何枚かに分けた立て板で足元から穴を順にふさぎ、湯をためて完成する。使う湯の量が少なくてすむということは、節水の観点からも重要であろうけれども、何よりも待つ時間が少ないのがいい。
とかいっているけど、人のサイズに合わせて細工をしないといけない。多少余裕を持たせたつもりのこれだと、全部ためるのに、216リットルから人の体積を引いた分だけの湯がいることになった。うちの小浴槽を測ったところによると、普段ためる量は209リットル。人の体積は50リットルもない(個人差が恐ろしくあるが)と思うけど、それにしてもよほど体型に合わせてぴっちり作らないと、時間短縮や節水の効果は大して得られないことがわかった。そのうえ、入るのも掃除をするのも面倒くさいし、設置面積が110cm×80cmも必要となれば、こんなの普通の浴槽でいいよ。超高圧全身シャワーとかでもいいけど、間違って冷水を噴いたときを想像すると恐い。