Claraの矯正治療日記

唇顎口蓋裂に起因する顎変形症の外科矯正日記。矯正を始めて三年経過。顎矯正手術後の矯正はあっという間に終わり保定に突入!

上顎急速側方拡大直前の一般歯科通院

2012-02-28 21:57:52 | 虫歯治療
先日口腔外科で抜歯をした後矯正歯科の予約を取りました。「抜歯したら連絡するように。」と言われていたので抜歯後帰宅してすぐに電話をかけましたが、抜歯から一週間以上経たないとならず、3月の勤務予定が未定だったこともあって、確認して次の日に再び電話をかけました。一日も早く進めたいという思いから出先からわざわざ電話をしたのですが、矯正歯科が休みで繋がりませんでした。その次の日も日曜日で休診。昨日職場に出勤してすぐ(朝の9時くらい)電話をかけました。先生が電話に出て”ゴムかけ”の日と”上顎急速側方拡大装置(rapid expansion)を取り付ける日の2日分予約を入れました。

抜歯後血が固まっている部分・・・血餅(けっぺい)と言うのですね!・・・は順調に回復し、今は穴の中に白っぽいかさぶた(普通のかさぶたのように硬くない)ができています。結局次の日は普通に歌えたし、長距離運転もできたし、心配することはなかったです。薬を飲まなくても良かったかもしれませんが、口腔外科の先生の指示通りきちんと飲みました。

今日は一般歯科に予約を入れていたため通院し、左の奥歯に新しい詰め物を詰めていただきました。ついでに抜歯の時に取れてしまったかぶせ物(レジン)の後を修復していただきました。この歯は前の記事にも書きましたが抜歯した歯の隣にあり、歯列の内側にあります。最初に口腔外科での抜歯の件、来週の矯正歯科でのゴムかけ・装置取り付けの件を手短に報告しましたが、私が新しい詰め物を詰めていただいている間、先生は矯正歯科の先生に確認を取っていらっしゃったとのことでした。取り敢えず抜歯せずに様子を見ることを先生が矯正歯科の先生に確認された後にレジンで修復していただきました。

最後に歯科助手の若いお姉さんが無駄なセメントを取り除いてくれましたが、尖った器具が歯茎や抜歯した付近に当たって痛かったです。(抜歯より痛かったかも・・・)血が出ていたため最後に何度も口をすすいでしまいました。
大きな虫歯治療は今日で終了ですが、来週以降は歯茎の治療(消毒?)があるとのことです。助手さんに「歯茎が弱っているので・・・」と言われました。今後の治療は矯正と同時進行になりますね。

口腔外科・一般歯科・矯正歯科・・・連絡が密に取られているようで一安心です。
(予約を入れる際矯正歯科の先生に抜歯の報告をしたらすでに口腔外科から連絡があったという話をされていましたし。)

抜歯

2012-02-24 17:07:53 | 口腔外科
ついに抜歯しました。
まだ麻酔が効いているので口の中に違和感がある程度ですが、痛みがひどくならないように願っています。

午前中に振込みや美容室でのカラーリング(白髪染め)、明日のイベントのために必要なことをできる限り済ませました。
病院には上の娘に付き合ってもらい、待っている間は院内のレストランで過ごしてもらいました。
30分も早く着いてしまい、その間本を読んだりしていましたが、緊張感がMax状態でした。

まず検温と血圧測定。
体温は35.9度で平熱の範囲。(普段はもっと低いです。)血圧は興奮しているせいか上が128くらい下が80くらいになっていました。(私は本当に血圧が低くいつもは上が100、下が50くらいです。)
午後2時からの予定でしたが前の患者(幼い子供さんでした。補聴器をつけていたけれど見た感じは口蓋裂ではありませんでした。)が少し長引いて10分ほど遅れて始まりました。

いきなり診察台です。抜歯に使う器具や茶色い消毒液(?表面麻酔?)を浸み込ませた綿を見て(いよいよだ!)と覚悟を決めました。
エプロンもつけられましたが、最初に確認しておかなければ・・・と思い、「明日歌えないほど腫れるか?」「風邪をひいているが術後に内科に行って薬を処方してもらって大丈夫か?」「消毒に通わなければならないか?」の3点をお聞きしました。歌えるかどうかについては「歌える」とのことで、内科の件は「出血などしているような状況では何もできないだろう。」とのことでした。消毒は「今回の抜歯に関してはありません。」とのことでした。
一抹の不安はありましたが、納得して施術していただきました。
まず抜歯予定の歯の周辺を消毒されたようです。(詳しいことはよくわかりません。)「少しちくっとしますよ。」と言われ、その後麻酔の注射針がほんの少し入ったと思います。この程度ならたいしたことないと思っている間、風がかかっていましたが、そのうち針がどんどん深く入っていく感触が。抜歯の歯が上顎の歯列の内側であるため、針は軟口蓋(だと思います)に刺さっていました。麻酔が少しずつ効いているため、我慢できないほど痛いということもありませんでした。そのうち喉のほうに苦い味が広がっていきました。針が刺さっていたのは自分の感覚では2~3分でしょうか。結構長かったです。
「うがいをしてください。」と言われてうがいをし、その後「楽にしていてください。」と言われました。
針が刺さった状態の頃から軟口蓋がいつもより腫れているというかぶよぶよした感じになりました。待っている間舌で触ってみましたがやはり腫れていました。
先生はその間PCに向かって記録されていたのでしょうか。キーボードを打つ音がしました。
その後、口の部分以外を覆うシートをかけられ(軽く粘着するタイプ)、抜歯作業開始です。
脱臼させて抜歯する話は聞いていたし、前回の診察の後少し調べたので何となく作業の内容はわかりました。
隣接する歯も歯列の内側に入っていますが、周りの歯に当たらないように少しずつ動かしているということでした。
途中でぽろっと何かが口腔内の奥付近に落ちました。それで抜けたのかと思いましたが違っていて、作業はまだまだ続きました。
上顎は麻酔が効いていてまったくと言って良いほど痛くなかった(痛いというのはなく何か当たっているなあという感じ)のですが、その代わり麻酔の効いてない下顎に器具が当たって痛かったです。下顎の歯の上に唇が当たり(歯の上から唇が口の中に入っている状態)その上から器具で押さえつけられて何度も何度もぐりぐりされている状態でした。はっきり言って口の中が切れるかと思いました。更にその器具が上顎のほかの歯にも当たってしまっているので治療済みの歯などがまた欠けるのではと思うほどでした。これは抜くのが難しい位置の歯だからなのでしょうし、私の口が小さいからかもしれません。
10分遅れて始まったけれど、予定通りの時間に終了しました。
抜かれた歯は若干欠けていましたがプラスチックが詰められていたためのようです。また慎重に施術していただきましたが、隣接する(歯列の内側の)歯のプラスチック(レジン?)が取れていました。最初にぽろっと落ちたのがそれだったようです。
看護士の女性に「もらっていいですか?」とお聞きし、後で受け取ることになりました。

その後私は先生に上顎急速拡大後の瘻孔閉鎖についてお聞きしました。
先生は丁寧に答えてくださったのですが、何しろ術後の興奮状態で半分程度しか理解できなかったように思います。
大体のニュアンスでは「拡大してみないとどれくらい穴が広がるかわからない。他の手術の時に同時に行う先生もいますが、私は勧めません。ひとつひとつを着実にする必要があります。」ということでした。
具体的にどのタイミングで、というのはたぶんおっしゃってないです。私の場合は噛み合わせの治療をまったくしてないため他の人とは順序が変わるかもしれないとのことでした。
薬に関しては抗生剤・頓服・うがい薬を処方するとのことで、今日一日激しい運動・長風呂・飲酒を避けるように、と言われました。また鼻をち~んとかんではいけないと言われ、「鼻水が出るので困るのです。」と言いました。思いっきりでなければ良さそうですがここのところ鼻水の量が多いのでうっかり思いっきりかんでしまいそうです。
抜歯後はこのように話すことは可能でした。しかし軟口蓋の腫れと下唇の痛みで活舌がいつもにも増して悪かったです。

薬局で薬を受け取りましたが、抗生剤が私の体に合わないものと同じタイプであるためしばらく待たされ、薬局と先生とのやり取りがあり別なものが処方されました。

もうすぐ術後3時間ですがまだ痛くないですね。
そろそろ何か口に入れようと思います。
軟口蓋の腫れは引いてきた感じで、抜歯後の穴も少しましになったような気がします。
ちなみに想像していたように口の中が”血の海”ということはまったくなかったです。(はじめからほとんど血が出てないように感じています。)
確か抜いた直後に看護士さんにセメントがどうのこうの、とおっしゃっていました。患部のどこかをセメントで埋めていたようですが・・・。

抜かれた歯ですが、薬局で待っている間、何度も袋の上から触ってしまいました。表に出ていた歯の大きさに対して案外というかかなり太い歯根で驚きました。(二股にはなってなくて一本の太い歯根です。)この歯はたぶんですが右側の5番です。



★追記


(18:07)記事を書いてから約一時間経過。鏡で見てみたら穴のところには確かに血が出ているのですが、口の中には溢れていません。いまだに麻酔が効いているのか痛みはなく、普通に家事などできています。まだ食後の薬は飲んでいません。

(21:56)さっきまで我慢できないような痛みは訪れず、食事も普通にできました。食べたものはプリン(2個)、巻き寿司(1個)、おにぎり(1個)、豆腐(一丁)、粉末カップスープ(コーンポタージュ)。その後処方された薬を飲みました。(クラリス錠200、ロキソニン錠、ムコスタ錠をそれぞれ一錠ずつ。)うがい薬は100CCの水にキャップ2杯分を入れて使いました。私はイソジンは好きなのですが、このうがい薬(ネオステリングリーン)は辛いです。特に濃くしたので(キャップ1杯でも良かったのですが)より辛かったです。色は美しいグリーンですね。

(2月25日 0:05)この時点で痛みらしい痛みはありません。強いて言えばちょっと前に右の耳の上辺りに軽い頭痛がしたのと、抜歯した歯のそばの臼歯(右から二番目で銀のクラウンをつけている)がちょっと痛いかなという感じです。これから大きな痛みが訪れるようにも思えません。安心して寝ることにします。






また詰め物が取れました

2012-02-22 10:16:57 | 虫歯治療
12月に上顎の一番右の奥歯の詰め物が取れて治療していただいたばかりでしたが、今度は上顎の一番左側の奥歯の詰め物が取れ、次の日に歯科医院に行ってきました。
昨日白米のご飯を食べていて取れたのですが、この歯の詰め物は今まで何度取れたかわかりません。4年前に作った詰め物とのことで歯の柔らかい部分を少し削り新しいものを作るための型を取りました。詰め物というより歯の半分ほどが金属になっていてもう削るところもないような状態です。
ついでに9月に欠けてレジンで修復していただいた前歯(先日根元を治療していただいた)の歯とレジンの境目が若干目立ってきたためあらたにレジンで修復していただきました。
今日は急遽診ていただきましたが、来週はじめに予約していました。その日に新しい詰め物をつけていただく予定です。

診察室に案内された時に「左側5番です」と言われ、「歯の番号まではわかりませんが・・・」と言ってしまいました。左のほうの5番の診察台という意味だったのですが、案内してくださった助手さんも先生も笑われていました。私の歯は欠損があったり変なところに生えていたりするため番号がわかりにくいのですが、最近意識しているためそちらのほうの意味に解釈してしまっている自分がおかしいです。

抜歯の日が近づいていますが、次の日には重要なイベントがあり万全の体調で臨む必要があります。それがわかっているのに抜歯の日をその日程にしてしまったことを後悔していますが仕方がありません。口腔外科と矯正歯科は同じところではないし、それぞれ次の予約が自分の思い通りにはいかないという現状があり、その中でできる限り早くしたいと思ったためその日になりました。
現在ブログのトップに1月から矯正治療が始まったように書いていますが、今までのところ検査ばかりで実際のところ矯正装置はついていません。今度の抜歯で実質的に治療開始となるわけです。抜歯したらその日に矯正歯科の予約を入れる予定ですが、装置作成の時間もかかるのでしょうね。
このような感じで進むとすれば術前矯正に時間がかかる(予定では2年)のも当然ですね。
とにかく矯正装置がつく前にできる限り歯を治療したいと思います。

金属のクラウン

2012-02-18 12:41:03 | 虫歯治療
先日根元の虫歯にレジン充填をしていただいた歯のひとつにクラウンをつけていただきました。
この歯は左の前歯の隣に生えていますが両者の間には顎裂があります。
先日このクラウンに関しては矯正の都合上から金属のほうが良いと言われましたが、それで納得したものの目立つのが不安でした。しかし前から見た感じは白い歯で、クラウンはまったく目立ってないので安心しました。
次回は上顎の歯列の内側に生えている歯を口腔外科にて抜歯後に行く予定です。
今日はたまたま予約が入っていた夫と時間的に近かったため二人で通院しましたが、先日長女が治療を受けた際忘れた保険証を提示することになりました。長女は虫歯治療のためにここ何ヶ月か通院していますが、現在は月に一度になっています。夫も歯の痛みから通院し現在はやはり月に一度。今歯科治療していないのは次女だけですが、彼女も虫歯があるので近いうちに通院させなければなりません。

抜歯前診断

2012-02-16 17:38:15 | 口腔外科
口腔外科に行ってきました。
矯正歯科での治療計画に沿って抜歯していただくために、紹介状を持って行きました。
口腔外科にはこれで5回目になるはずですが、その紹介で矯正歯科に行き(その時も当然紹介状を持って行きました。)、今度は逆に紹介状を持って口腔外科へ行きました。紹介状と言っても、新しく紹介されるわけではなく、治療の上での依頼書みたいなものですよね。医療関係の紹介状の封筒には「○○先生御机下(おんきか)」と書くものなのですね。

いきなり抜歯はないだろうと思いましたが、いきなり歯医者さんと同じ診察台に案内され、焦りました。でも障害者手帳申請の時の診察と同じことでただ診るだけだったのですが。抜歯予定の歯の動揺度をチェックしているのか器具で押さえてぐりぐりされました。
診察台で埋伏歯の話が出て、顎裂部に骨移植しているか聞かれました。(障害者手帳申請時の診断書には「骨移植が必要」と書かれていました。)その時は骨移植のこともさっぱりわからなかったのですが、いろいろ勉強して知識が増えた私は、小2で手術したときに腰の骨を採った話、その手術の前に左側頭部の髪を剃られたけれどメスが入ることはなかった話をしました。骨盤に手術の跡がある話をしたら「骨盤の前のほうか後ろのほうか」聞かれ、前のほうと答えました。また耳から骨を採ることもあるようですね。当時顎裂に骨移植をしていたのか微妙らしいですが、CTスキャンでわかるそうです。骨移植をしているのであれば埋伏歯(糸切り歯)を出す話が出ていたかもしれないというようなことを話されていました。今後そのようなことが可能なのかは聞き忘れました。ついでに瘻孔閉鎖についてお聞きしようと思っていたことも聞きそびれました。
それとやはりというか私が過去に口蓋形成術でお世話になった先生の名前はご存知でいらっしゃいました。最後にお世話になった先生がどなたかさだかではないのですが、私が検索で調べて「この方では?」と思った先生の名前が挙がっていました。
抜歯は一週間後で日帰りで大丈夫、車の運転も大丈夫だそうです。ただし、歯列の内側に他の歯と密集して生えているため簡単には抜けないとのことでした。
診察前はどきどきでしたけれど、いつもながら穏やかで静かな語り口の先生に(大丈夫)という確信を得て帰宅しました。

一昨日のことになりますが実家の母から携帯に連絡があり、慌てて電話をかけてみたら、治療費としてお金を振り込んでくれたとのことでした。
その金額に驚きましたが150万という大金でした。
すでに母には保険をかけてもらっているし、それだけでも申し訳ない思いなのに、こうして援助の手を差し伸べてくれることに、親はありがたいものだと思いました。昔罰当たりなことを何度言ったことか。とにかく私が良い治療を受けることが大事なので、大切に使わせてもらいます。