「CT撮影」というタイトルをつけたので「口腔外科でついに撮影したのか!」と思われるかもしれませんが、手術予定の口腔外科ではいまだに撮影していません。顎骨切りをする場合、矯正が進んでから撮影するのが一般的なのかどうか知りませんが、私の場合子供の時に受けた手術の結果(特に顎裂骨移植について適切だったかどうか)はCTを見ないとわからないとのことで、撮影がいつになるのか気になっていました。さっさと撮影してくれれば良いのに、と思っていましたが、こちらからお願いするのもどうかと思い、言い出せないでいました。
しかしこのCT撮影、思ってもいないことから実現しました。
以前からうなじにできていたしこりが気になっていましたが、痛いわけでもなく大きくもならないことからそのままにしていました。しかし血栓の病気かもしれないという疑問もあり、だとすると最近シミの治療のために皮膚科で処方された薬(トランサミン)を飲み続けると良くないかもしれません。
こういう疑問はどの科でお聞きしたら良いかわかりませんでしたが、血管系の科がある病院に聞けばよいだろうと思い、電話してみました。まず総合的に診てくれる科がないかお聞きしましたが、それはないとのこと。去年瞼にできた脂肪腫を取っていただいた形成外科のある病院なのですが、その治療の際にもお聞きしたことがあると言ったらあっさり形成外科で受診することになりました。
うなじのしこりはおそらく脂肪腫ということで(実際そうでした。)、特に心配はなさそうでしたが念のため検査しましょうかということになりCTかMRIを撮ることに。CTのほうが大事(おおごと)のような印象ですが、MRIは予約して別な日に撮影しなければならず、そのまますぐ撮影できるCTにしていただきました。
CT撮影後気になることを技師さんにお聞きしました。
「このCTは骨や歯なんかも写るのですか?」
「写ります。」
頭部全体(?)が写るというような話を聞き、(しめしめ・・・)と思いながらその日は帰宅しました。
そして今日、脂肪腫の結果よりもそちらのほうを気にしながら受診しました。
脂肪腫のほうはもし取るなら一泊程度の入院が必要になりそうで、今のところそこまでする必要はないかと判断し、気になることを質問しました。
形成外科の先生、とても気さくな方なのでお願いしやすくてラッキーです。
ちゃんと画像を動かしながら説明してくださいました。
骨の部分は一応写っていますがやはり脂肪腫を見るために撮影されたものなので、精度は悪いです。
それでも顎裂部の骨の状態がある程度わかりました。
専門家が見ると何というかわかりませんが、一応歯茎の部分の骨(歯槽堤?)は連続していました。
この骨について形成外科の先生はあとからできた骨なのかどうかはわかりません、とのこと。
この骨、幅が充分あるのかどうかわかりません。
さらに硬口蓋部分ですがそこはやはり溝ができていました。(左側唇顎口蓋裂なのでそちらがわに)
顎裂の両脇の歯は矯正前はそれぞれ顎裂に向かって傾いていて辛うじて隙間が少なく見える生え方をしていました。そしてその顎裂部分の歯茎は縫い合わせたような外観でとりあえずくっついています。
外観はそうでも中の骨(歯槽骨?)は連続していないのかもと思っていましたが、もし連続しているのなら歯は動くのでしょうかね?そうなれば内側の歯も表に出しやすくなるかもしれませんが、どうなることでしょう。
あと形成外科の先生に聞きそびれてしまいましたが、この状態は「土台がある」と言えるのでしょうか?
去年外科矯正後の鼻の修正についてお聞きしたところ、「土台があればできます。」とおっしゃっていましたが。