さて本日総選挙が公示されました。…という話は今はさておき。
ギンガです。銀河じゃありません。Guingaと綴ります。ブラジルの方なのでファーストネームというよりは「呼び名」なのかなあという感じもします。作曲家です。ギターも弾きます。歌も歌います。でも、何よりその独特の和声感覚とメロディラインで作曲家としての認知が高いです。
そんな訳で、私も本人名義の作品は聞いたことがなく、セルメン(Sergio Mendes)やレイラ・ピニェイロ(Leila Pinheiro)などによる演奏でだけ、その不思議にねじくれた、それでいて軽妙な音楽世界に触れていました。ギンガのご縁で遊んでいただいている金井さんも同様だったようです。ところが、金井さんはギンガの自作自演を聴いて、他者によるカバーが物足りなく感じるくらいハマったとのこと。そこで私も、ブラジル指南役のなべぞうさんからCDを借りて聴いたのですが…これが、スゴイ。
確かに、薄々思っていたんです。半音階だけでなく、不安定な分数コードやルート音外しやディミニッシュを多用する、どことなく不安定な移ろいを見せるギンガの作品に、レイラのピンと背筋の張った「上手い歌」では十分に良さが出てないのではないか、と。その点、今回お借りしている3点、"Delirio Carioca", "Cheio De Dedos", "Cine Barones" (業務連絡: "Noturno Copacabana"の中身違いでウチに来てます>なべぞうさん、源之新さん)はいずれも、ストリング含めた繊細なアレンジに乗せて、そよ風にさえ揺らいでしまいそうなギンガの声が歌い、えも言われぬトリップ感を醸し出します。
ムード・ミュージック、という言葉はあまり褒め言葉としては使われませんが、ある意味ギンガの自己名義の作品は、究極のムード・ミュージックだなと思いました。部屋にこの音を流した瞬間、部屋がそのあやうく脆い世界の光に染まり切ってしまうような感じ。これは、病みつきになります。
ギンガです。銀河じゃありません。Guingaと綴ります。ブラジルの方なのでファーストネームというよりは「呼び名」なのかなあという感じもします。作曲家です。ギターも弾きます。歌も歌います。でも、何よりその独特の和声感覚とメロディラインで作曲家としての認知が高いです。
そんな訳で、私も本人名義の作品は聞いたことがなく、セルメン(Sergio Mendes)やレイラ・ピニェイロ(Leila Pinheiro)などによる演奏でだけ、その不思議にねじくれた、それでいて軽妙な音楽世界に触れていました。ギンガのご縁で遊んでいただいている金井さんも同様だったようです。ところが、金井さんはギンガの自作自演を聴いて、他者によるカバーが物足りなく感じるくらいハマったとのこと。そこで私も、ブラジル指南役のなべぞうさんからCDを借りて聴いたのですが…これが、スゴイ。
確かに、薄々思っていたんです。半音階だけでなく、不安定な分数コードやルート音外しやディミニッシュを多用する、どことなく不安定な移ろいを見せるギンガの作品に、レイラのピンと背筋の張った「上手い歌」では十分に良さが出てないのではないか、と。その点、今回お借りしている3点、"Delirio Carioca", "Cheio De Dedos", "Cine Barones" (業務連絡: "Noturno Copacabana"の中身違いでウチに来てます>なべぞうさん、源之新さん)はいずれも、ストリング含めた繊細なアレンジに乗せて、そよ風にさえ揺らいでしまいそうなギンガの声が歌い、えも言われぬトリップ感を醸し出します。
ムード・ミュージック、という言葉はあまり褒め言葉としては使われませんが、ある意味ギンガの自己名義の作品は、究極のムード・ミュージックだなと思いました。部屋にこの音を流した瞬間、部屋がそのあやうく脆い世界の光に染まり切ってしまうような感じ。これは、病みつきになります。