6月15日、区立高輪図書館にお声を掛けていただいて、「異文化を知ろう<第2回>映画で知るインドの多様な姿」というお話をさせていただいてきました。区立高輪図書館は、地下鉄の白金高輪(読みは「しろかねたかなわ」なんですね、初めて知りました)駅に直結している建物、高輪コミュニティーぷらざの3階にあり、このぷらざには美術展示場等もあるほか、高輪区民センターとも直結していて、今回の講演はそちらの集会室で行われました。集会室なんですが、バレーのレッスンなどもできるようになっていて、一面がガラス張り、ハンドバーもあるという、思わず踊りたくなるような場所でした。定員は40名だったのですが、たくさんお申し込みをいただいたとかで、当日もまだお電話があったりして、お断りせざるを得なかったようです。でも、40人という聞き手の方の規模は、お話をさせていただくには皆様の反応がよくわかり、とてもいい気持ちでできてありがたかったです。特に今回の聞き手の皆さんは、うなずいたり、笑って下さったりと反応がよく、私にとっても楽しい1時間半でした。
持って行ってお配りしたのは下のようなチラシで、配給会社さんがお忙しい中送って下さり、これも本当にありがたかったです。もちろんレジュメは作ってお配りするのですが、それとは別に、公開作の情報満載のチラシがお持ち帰りになれたら嬉しいですものね。というわけで毎回、チラシセットを作っては持参し、もらっていただいています。このチラシ作品5本と、『RRR』ならびに『エンドロールのつづき』の予告編を見ていただいたのですが、プロジェクターの音声があまり大きくならなかったのはちょっと残念でした。でも、私と違って、お若くて耳のいい受講者の方ばかりだったので、OKだったかも。
レジュメは、カルチャーセンターなら皆さんにメールで送っていただけるのでカラー画像入りのものをご覧いただけるのですが、対面だけの講座の場合は、カラー印刷にするのは経費の面からも大変なため、モノクロの両面印刷でお願いしています。ところが今回は奮発して下さって、カラーのレジュメが配られました。さらにすごかったのは、区立高輪図書館で利用できる書籍を一覧にして資料として付けて下さったことで、帰宅してよく見たら、DVD、ならびに電子書籍のリストまでありました。そのうちの何冊かは、図書館の入り口すぐの棚に展示して下さっていて、終了後見せていただいたら、早速借り出して下さった方がいらしたようで、隙間が空いているところがありました。この書籍リスト、とてもお役立ちなので、スキャンしてここに付けておきます。お断りしなかったですが、資料の引用と言うことでお許し下さい。区立や市立等の公共図書館は、その場になくても他の図書館から取り寄せてくれることができるので、ご覧になりたい本があったらぜひお近くの図書館に聞いてみて下さいね。
今回も、例によってご質問は書面でいただいたのですが、いろいろ面白いご質問もあり、パッパとお答えするだけでなく、もうちょっとお話したいものもありました。その中に、私がちょっと触れた「『ムトゥ 踊るマハラジャ』後のインド映画トラブル」について関心を持たれた方のご質問があり、「話せば長いことながら、なので、すみませんがブログの記事を読んで下さい」と申し上げてしまったのですが、該当記事はこちらです。あと、「『RRR』で最後に総督の血がサソリの形になっていたのはどういう意味ですか?」というご質問にも答えられなかったのですが、これは帰宅後山田桂子先生のご本「RRRをめぐる対話 大ヒットのインド映画を読み解く」も、それから松竹発売の「RRR オフィシャル・メモリアル・ブック」の「字幕採録」の児玉望先生の解説も見てみたものの、「血がサソリの形」という言及はありませんでした。手元にDVDがあればチェックできるのですが、ツインさん、まだソフトは出ないのでしょうか? ということでお答えできずじまい。すみませんでした。というような失敗?もあったものの、楽しくお仕事をさせていただいてありがたかったです。佐藤館長(Xですぐにご報告が)、そして助けて下さったスタッフの皆様、本当にありがとうございました!