アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

年末年始は香港映画三昧

2021-12-27 | 香港映画

以前こちらでご紹介した<香港映画祭2021>が、いよいよ東京でも開催されます。12月29日(水)・30日(木)の上映なのですが、一部上映作品が変更となりました。映画祭の公式サイトからコピペしたりして、詳細をまとめてみました。

 ●東京〈ユーロライブ〉上映スケジュール
東京上映のみ、上映中止の3作品『幸福な私』(カラ・ワイ主演作)、『暗色天堂』(ジャッキー・チュン&カリーナ・ラム主演作)、『深秋の愛』(リム・カーワイ監督作)に替えて、『逆行誘拐』『あなたを思う』『狭き門から入れ』の3作品が追加されました。追加作品の詳細と予告編は最後に付けてあります。

12月29日(水)
10:00-【E】最初の半歩
11:50-【追2】あなたを思う
13:40-【A】酒徒
●トークイベント[30分]宇田川幸洋(映画評論家)& リム・カーワイ(映画監督)
16:10-【追1】逆行誘拐

12月30日(木)
10:00-【G】夜の香り
11:35-【追3】狭き門から入れ
13:35-【F】夢のむこうに
​●トークイベント[30分]香港の監督たち & リム・カーワイ(映画監督)

差し替えて追加された作品のデータ等は次の通りです。
【追1】『逆行誘拐』

 2018年/広東語/98分/原題:逆向誘拐/英語題:Napping Kid
 監督:アモス・ウィー(黄浩然)
 主演:セシリア・ソー(蘇麗珊)、ン・シウヒン(呉筆軒)、ディビッド・シウ(邵仲衡)
●第10回大阪アジアン映画祭にも出品された『点対点』のアモス・ウィー監督の長編映画、第2作。原作は2013年台湾の島田荘司推理小説大賞を受賞している。
商業映画のみならず自主映画にも積極的に投資・製作・配給をおこなう制作会社「ゴールデン・シーン」が『点対点』に続き本作をプロデュース。自主映画にも関わらず、香港映画を代表する若手俳優やベテラン俳優など豪華キャストが集結。サスペンス映画の形を借りて、若者が彼らよりも上の世代に対して抱く絶望感、そして反乱をエンタテイメントとして描いている。

《逆向誘拐》(Napping KId)正式預告片 11月8日 正式上映

 

【追2】『あなたを思う』

 2018年/広東語/93分/原題:看見你便想念你/英語題: I miss you, when I see you
 監督:サイモン・チュン(鍾徳[月生])
 主演:ジュン・リー(李駿碩)
●香港を代表するゲイの映画作家、サイモン・チュン監督の最新作。あるゲイカップルが時代に翻弄されながら、お互いの愛を確認し合うプロセスを感情豊かに描くことに成功し、香港版『ムーンライト』と絶賛されている。テーマ・内容ともに一見すると政治とは無縁にも感じられるが、ある意味では最も政治的な映画であるメロドラマの傑作である。
●主演のジュン・リーは、その後『トレイシー』(2018年に東京国際映画祭で上映)で監督デビューを飾り、香港アカデミー賞にも多くの部門でノミネートされ話題を呼んだ。本作は香港国際映画祭、シアトル国際映画祭、台湾クィア映画祭などに出品された。

I Miss You When I See You 看見你便想念你 Official Trailer 預告片

 

【追3】『狭き門から入れ』

   2008年/広東語/105分/原題: 三条窄路/英語題:Three Narrow Gates
 監督:ヴィンセント・チュイ(崔允信)
 出演:リウ・カイチー(廖啟智)、ジョーマン・チャン、ドゥ・ハイビン(杜海濱)
●返還から10年を経た香港が舞台。中国政府が約束した「一国二制度」は果たして維持されているのか。警察、新聞記者、牧師という接点を持たない3人が弁護士殺人事件を通じて繋がり、中国官僚と香港不動産企業が癒着し利権を得たスキャンダルを暴いていく。
●ヴィンセント・チュイ監督が商業映画ではタブーとされる香港と中国の抱える矛盾や政治の陰謀を描くと同時に、第一級のクライムサスペンスとしても成功している。過去2度の香港アカデミー賞助演男優賞に輝くリウ・カイチー(廖啓智)が主役の牧師を熱演。

《三條窄路》預告片 (崔允信作品) "Three Narrow Gates" TRAILER - A film by Vincent Chui

 

ユーロライブでのチケット発売は1,500円均一・当日券のみとなります。チケットは当日開演30分前より、ユーロライブ受付にて販売されます。

 

そして年始は、国立映画アーカイブで<香港映画発展史探求>の上映を堪能して下さい。

公式サイトから、上記チラシをDLできます。なお、第1週の上映作品の予約は、本日よりすでに始まっています。チケットぴあへお急ぎ下さい。私は第2週から通い始める予定ですが、この上映が終わったあと、2月1日(火)が来年の旧正月となります。というわけで、「恭喜發財!」のご挨拶はその時までお預けにしましょうね。

 


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