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アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

『デーヴァラ』の豊饒の海へ②ジャパンプレミア大成功!

2025-03-24 | インド映画

本日、テルグ語映画『デーヴァラ』のジャパンプレミアが新宿ピカデリーで行われ、ゲストとして来日した主演のNTR Jr.とコラターラ・シヴァ監督が舞台挨拶を行いました。ここでは簡単なレポートと、最後の写真タイムに撮った写真をアップしました。

初回の舞台挨拶は、午後3時から『デーヴァラ』本編が上映されたあとにおこなわれたのですが、先に舞台に登場したコラターラ・シヴァ監督はやや緊張気味であったものの、続いて舞台に現れたNTR Jr.はとても嬉しそうな様子で登壇、声援と拍手を浴びました。登壇しての第一声、ご挨拶は何と流ちょうな日本語で、「日本の皆さんこんにちは。久しぶりですね。日本の皆さんとの縁に感謝します。『デーヴァラ』は特別な作品です。楽しんで下さればと思います」とかなり長くしゃべってくれて、驚きました。

続いて、コラターラ・シヴァ監督が英語で、「私は初めて日本に来ました。『デーヴァラ』を気に入って下さったら嬉しいです」とご挨拶。すると、監督の耳元に顔を近づけて、何かをささやくNTR Jr.。その後監督は日本語で「アリガトウゴザイマス」。「さっき憶えた挨拶、ここで言うといいですよ」とか知恵をさずけたのでしょうか。なお、写真でNTR Jr.が手に持っているのは、『デーヴァラ』宣伝部隊のトップ、サメのシャーク隊長です。

このあとQ&Aとなり、司会者が質問してゲストが答える形式となります。正確なメモではありませんが、その点お許しを。

Q:この映画のどんな所に惹かれて出演を決めたのですか?

NTR Jr.:『RRR』というプレッシャーのすごい作品を撮ったあと、15年来の友人であるコラターラ・シヴァ監督と一緒に、プレッシャーのない映画を作りたいと思ったんです。いい映画を作って、いい観客に届けたい。その点本作は、感情と行動のバランスがとれたいい作品だと思います。本当に、たくさんの方からたくさんの愛をもらいました。それへのお返しは何と言ったらいいか、いい映画を作ることですよね。今日もこの会場に来て下さってると思うのですが、ちほさんというファンの方がわざわざロサンゼルスでの上映に来てくれて、会いました。一緒に写真を撮ったりしたのですが、その時彼女から、「日本のたくさんのファンのために、日本にも映画を持ってきて見せてほしい」と言われて約束したんです。それが実現しました。ちほさん、本当にありがとう。

Q:印象に残るシーンは?

NTR Jr.:水中での撮影シーンですね。水の中でのクライマックスシーンですが、水中撮影って15分か20分ぐらいしか耐えられないんですよ。しかも、最初10日間だと言われていたのに25日間もかかってしまって。『RRR』でラージャマウリ監督に痛めつけられたあとなので、神様は次はやさしくしてくれるだろうと思っていたら、とんでもなかったです(笑)。

監督:将来、さらなる拷問が待っているかも知れないよ(笑)。私が大好きな俳優であるタラク(=NTR Jr.)と一緒にやれて、とても嬉しかったですね。フィルモグラフィーを見て貰うとわかるんですが、彼とは2本目です。

Q:台本にはない、アドリブのシーンとかあったりしますか?

NTR Jr.:ないです。全部監督が脚本に書いた通りです。命じられると、「ハイッ!」(日本語で)と言って従いました。(笑)

Q:彼の魅力を引き出せた、と自負できるシーンはありますか?

監督:村のシーンで、彼が謝罪するシーンですね。謝るシーンで「泣いてくれ」とは言っていないのに、彼は涙を流してくれたんです。全く期待していなかったので、あのシーンが一番ですね。

Q:楽しかったシーンは?

監督:戦いのあるシーンが好きですし、ソング&ダンスシーンも。私自身はダンスはできないし、戦いも見てるのが好きなんですが。

NTR Jr.:『RRR』でも大変な思いをしたのですが、今回はまさかの「サメ」ですよ?(笑)

Q:一番お気に入りのセリフを再現していただけますか?

NTR Jr.:(監督と相談して)「デーヴァラの要請は命令だ」というデーヴァラが求めるシーンのセリフですね。

Q:皆さんにメッセージをお願いします。

NTR Jr.:何度でも「ありがとう」と言いたいです。日本に来る前は全然知らない所だったのに、皆さんの好意に触れてもう故郷のように思っています。これからもずっと変わらないでいて下さい。ずっと応援していただければと思います。

監督:ありがとう、日本。インド人である私たちも、皆さんを愛しています。

そして、何度も、いろんなハートマークを作ってくれるNTR Jr.。こんなにも暖かい気持ちにさせてくれる舞台挨拶は初めてです。少し色の付いたメガネは、きっとライトが目に当たるとつらいからではないかと思います。この回はマスコミの取材が入っていなかったのか、現在映画サイトにアップされているのは、この後に行われた2回目のジャパンプレミアの様子です。こちらとかこちらの記事をご参照下さい。日本人の楽しいゲストも登壇してくれたようですが、初回の来日ゲストお二人だけの舞台挨拶も、とっても心に沁みました。来日して下さって、本当にありがとうございます! さあ、シャーク隊長に負けないよう、『デーヴァラ』の宣伝をしなくっちゃね❣♡♥

<オマケ>

舞台挨拶が始まる直前、舞台袖から客席に、数人のインドの方がスマホを掲げながら入ってきました。

この人たちは何? と思っていたら、一緒に行った人(今回のチケットを回して下さってありがとうございました、Tさん🙏)が、「インドから来ている取材の人じゃないでしょうか? [X]とかにNTR Jr.日本到着、とかいうレポがすぐ載りましたから」と教えてくれました。で、先ほど記事をいろいろチェックしてみると、こんな記事が。確かに、上写真の誰かが撮ったとおぼしき写真が使ってあります。ほかにも、NTR Jr.@Japanの写真を使ったこんな記事もあり、なるほどインドからのパパラッチの皆さんも続々日本に来ているのね、と納得。YouTubeにはいろんな動画もアップされていますので、ぜひチェックしてみて下さいね。25日はグランドシネマサンシャイン 池袋とユナイテッド・シネマアクアシティお台場でプレミアが行われますが、いずれも楽しい時間となりますように🦈。

 


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