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アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

『若さは向こう見ず』と『愛するがゆえに』公開まで秒読み!

2015-08-13 | インド映画

以前にもお伝えしましたが、インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパンで上映された2本の作品が8月15日(土)から公開されます。配給のターティーメディアから画像をたくさんいただいていたのに、きちんとご紹介するのが遅くなってすみません。ほんのさわりのご紹介だけですが、ぜひ劇場にお出かけ下さることを願って、取り急ぎアップ致します。

 

 ©Eros International Ltd.

『若さは向こう見ず』

2013年/インド/ヒンディー語/160分/原題:Yeh Jawaani Hai Deewani
監督:アヤーン・ムケルジー
主演:ランビール・カプール、ディーピカー・パードゥコーン、カルキ・コーチリン、アーディティヤ・ローイ・カプール
配給:オスカロダ、ターティーメディア
「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン2014」上映作品

8月15日(土)より渋谷シネクイントにて(劇場サイト)、9月12日(土)よりキネカ大森にて(劇場サイト)公開


 ©Eros International Ltd.

詳しいストーリーや見どころなどは、ディーピカーの熱烈なファンであるせんきちさんのブログをどうぞ。実は、ずっと以前に見て細かいストーリーなどを忘れてしまったため、旅先にDVDを持ってきて、やっと確認。前半は、主人公のナイナー(ディーピカー・パードゥコーン)とバニー(ランビール・カプール)との出会い、そして彼らの出会いのきっかけとなったアディティ(カルキ・コーチリン)とアヴィ(アーディティヤ・ロイ・カプール)をまじえたツアーの様子が描かれます。その旅の中でナイナーはバニーに恋をし、自分自身も変化していくのですが、彼に恋を打ち明けようとしたまさにその時にバニーは....。


 ©Eros International Ltd.

というわけで、後半は二人の恋の仕切り直し。仕切り直しのきっかけは、アディティがタラン(クナール・ローイ・カプール)と結婚することになり、そのビッグ・ファット・ウェディングに二人も呼ばれて8年ぶりに再会したことでした。世界を見、世の中を見た二人は、かつての初々しい気持ちを取り戻すことができるのでしょうか。それは見てのお楽しみなのですが、前半よりもこの後半にいろいろ含蓄があって、なかなかにいい味に仕上がっています。

 ©Eros International Ltd.

特に後半の始まり部分でバニーが唄い踊る「Badtameez Dil(お行儀の悪い心)」のシーンはもう最高! バニーを演じているランビール・カプールの、ちょっと60年代を思わせる振り付けと動きがたまりません。ランビールの大叔父、つまり祖父ラージ・カプールの弟シャンミー・カプールは「インドのエルヴィス(・プレスリー)」と言われた人気男優だったのですが、その大叔父さんを彷彿とさせるシーンです。振り付けを担当したレモ・デスーザもちょっと意識したのかも知れません。

Badtameez Dil Full Song HD Yeh Jawaani Hai Deewani | Ranbir Kapoor, Deepika Padukone

ソング&ダンスシーンは、ほかにもマードゥリー・ディークシトがゲスト出演していたり、ホーリー祭をフィーチャーしたカラフルなものがあったりと、とっても豪華。大画面で楽しめる方は幸せですねー。

その他、『マルガリータで乾杯を!』(2013)の映画祭上映で間もなく来日する予定のカルキ・コーチリンや、ランビールとは別のカプール家三兄弟のうち、アーディティヤとクナールのローイ・カプール二兄弟が出演しているなど、何かと話題の多い映画です。なお、この二兄弟の兄は、ヴィディヤー・バーランの夫で映画会社UTVのボスであるシッダールト・ローイ・カプールです。アーディティヤは『若さは向こう見ず』と同時に公開される『愛するがゆえに』では主演をしているので、今回は「アーディティヤ祭り」と言ってもよさそうですね。


 ©Eros International Ltd.

 

★  ★  ★  ★  ★

©T series Ltd.

『愛するがゆえに』

2013年/インド/ヒンディー語/132分/原題:Aashiqui 2
監督:モーヒト・スーリー
主演:アーディティヤ・ローイ・カプール、シュラッダー・カプール
配給:オスカロダ、ターティーメディア
「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン2013」上映作品

8月15日(土)より渋谷シネクイントにて(劇場サイト)、9月12日(土)よりキネカ大森にて(劇場サイト)公開

 

©T series Ltd.

『愛するがゆえに』は、人気ロック歌手ラーフル(アーディティヤ・ローイ・カプール)がある時小さなクラブで歌っている女性歌手アーローヒー(シュラッダー・カプール)と出会い、彼女が売り出すことに力を貸すものの、やがて二人の位置は逆転していき....という、とても切ないラブストーリーです。大元のネタはハリウッド映画『スタア誕生』(1954)ですが、以前にも書いたようにそのインド版で、アミターブ・バッチャンとジャヤー・バードゥリー(現在のジャヤー・バッチャン)が主演して大ヒットした『Abhimaan(自負心)』(1973)がベースになっています。


©T series Ltd.

こちらは『若さは向こう見ず』以上に素晴らしい曲の数々が収録されていて、まさに「音楽映画」の趣があります。1曲だけ、大ヒットした「Sun Raha Hai(聞いているかい)」付けておきましょう。

Sunn Raha Hai (Male) - Aashiqui 2 (1080p HD Song)

それから、もう一つの見どころはニュー・ヒロインのシュラッダー・カプール。デビュー作は2010年の『Teen Patti(3枚のカード)』ですが、この3作目『愛するがゆえに』で大ブレイク。たちまち人気者になったシンデレラ・ガールは、以後『Hyder(ハイダル)』(2014)や『ABCD 2(誰でも踊れる)』(2015)などに主演し、今や引っ張りだこです。


©T series Ltd.

上の写真のように、飾らない美しさがとっても魅力的。実際の画面で、その活き活きとした存在感を確かめてみて下さいね。では、土曜日にはシネクイントへダッシュして下さい! 私は多分、キネカ大森組になりそうです。 

<追記>

お詫び兼業務連絡です。最初にアップした時のタイトルが「『若さは向こう見ず』と『愛すればこそ』公開まで秒読み!」になっており、大変失礼しました。(誤)『愛すればこそ』→(正)『愛するがゆえに』とせんきちさんからメールでご指摘をいただき、初めて気がついた次第です。タイトルなので訂正線を使わずに直しましたが、ご覧になって「あれ?」と思われた皆様に、こちらでお詫びする次第です。『きっと、うまくいく』を見て感激した人から、「あのインド映画とってもよかったです! 『ぜったい、だいじょうぶ』っていう映画!」と言われたことがありましたが、その人を笑えませんね。

お詫びに、『若さは向こう見ず』の美麗なスチールを3枚追加しておきます。明日映画館で、これらの名シーンと出会って下さいね。


 ©Eros International Ltd.



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1 コメント

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せんきち様 (cinetama)
2015-08-14 10:38:54
メール送信ができないので、こんなコメントでお詫びとお礼を。

タイトル間違い、本当に申し訳ありませんでした。
それで、書いて下さったチケットの件ですが、ありがたいお申し出ではあるものの、どうぞご心配なく。
帰ってみないと予定が立たないので、無駄になってはいけませんから、唔使客気ということで。

初日が満員御礼となることを、シンガポールから願っております。
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