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青空のCafétime

唇にうたを。心に青空を。気まぐれに開店中♫

きみの笑顔をください

2020-06-10 19:20:09 | Poem

きみは僕の宝物だよ

きみは僕のすべてなんだ

だからどこにも行かないで

いつも僕のそばにいて欲しい

僕はきみが大好きだけれど

きみは僕を好きでなくてもいいさ

今はそばにいてくれだけでいい

そう

今はまだ

それだけで

僕にはそれで十分だよ

でもひとつだけ欲張りを言ってもいいかな

 

きみの笑顔を僕にください

 

 

 


いつものあなた

2020-06-04 08:17:59 | Diary
通勤のために毎日いつも同じ時間の電車に乗れば同じ人たちに会うわけで、そのつもりがなくても何となく顔を覚える。それはわたしの方ばかりじゃなくて、相手もきっと同じだろう。会うと言ってもおはようとか挨拶を交わすこともないのだが、駅のホームのいつもの場所に立った時に、いつもいるはずの人がいないと、何となく気づく。

二十歳ぐらいの女の子だった。いつも黒っぽい地味な服を着て、かわいい顔立ちなんだからもっと明るいファッションにすればいいのにと、毎朝心の中で余計なお世話を焼いていた。わたしとは反対側のホームで一人、電車が来るまでスマホを見ている。

その女の子をいつの間にか見かけなくなった。見なくなったのは確か緊急事態宣言が発表された頃だったと思う。解除されたら戻ってくるかなと思ったのに、今現在もいつもの場所に現れない。

どうしたんだろう。わたしなんかが心配しても仕方ないと思いつつ、毎朝、彼女の不在を感じるのである。

イタリア公園の夏

2020-06-03 06:28:27 | Diary


汐留のイタリア公園に行ってみたいと言ったのはわたしの方だった。 暑い日が続く八月のある日のことだ。

行きたかった理由は、イタリア公園という名前が洒落ていたのと、東京湾に面した浜離宮庭園横のその周辺は今まで行ったことがなかったからである。 ネットで調べたらイタリアのある都市から港区に寄贈されたとあった。 あちらのデザイナーの手によるイタリア様式の整形庭園で、各所に置かれた石像や壺などもわざわざイタリアから運んできたとのこと。 しかしそんな公園を作ることになった由来はよくわからない。

JR新橋でゆりかもめに乗り換えて一つめの汐留駅で降りる。 首都高沿いに歩いたらすぐに公園に着いてしまうので、一旦JRの線路をくぐり、西からぐるっと円を描くようなデートコースにしょうと、事前に二人で何となく決めていた。

コースメニュー全体としては、途中にあるイタリア街をぶらぶら散策し、イタリア公園を散歩して浜離宮庭園に入り、水上バスに乗って浅草まで行くというプランであり、これも何となくすんなりきまった。

この何となくというのが良い。

もともと気が長い方ではないわたしは、 何もしないでのんびりしたいと思っても、やるべきことや次のことを考えてしまう。 しかしそんな自分に疲れてしまい、 一度自分と自分の周りをリセットして、あまり考えずにのんびりしたくなった。 その人ともそんな感じで、出会いと言えるようなイベントもなく、何となく自然に、何となく一緒に過ごす時間がわたしの日常に織り込まれた。

お互いに頻繁に連絡することもなく、次にいつ会えるかなんて考える必要もなく、相手の気持ちを思い巡らせる必要もなく、だいたいつきあっているかどうかすら曖昧で、でもそんな曖昧な距離感を許せて、許してくれる人。

イタリア公園デートは最高に暑い日で最高に楽しかった。 期待したイタリア公園は庭園以外は何もないところで、真夏に日陰のない公園を散歩する人などわたしたち以外は誰もいない。 ただ、ブーケのような白い花を満開に咲かせたサルスベリが綺麗で強く印象に残った。

初体験の水上バスでは、わたしはほぼデッキの上に立ち、帽子が飛ばないように手でしっかり抑え、塩っぱい風に吹かれながら景色を眺めていた。でも彼は暑すぎると笑って冷房の効いた船内とデッキを行き来していた。

その最高に暑くて最高に楽しかったのんびりデートの翌日、熱中症で寝込んだことを、蛇足であるが付け加えておく。

しれっと戻る。

2020-06-02 19:12:05 | Diary
自分のようにあれこれ書き散らすブログのジャンルはどれを選んだらよいのだろう。そう。ブログランキングのことである。

恋愛詩ブログになっていたが、そのままでは看板に偽りありで苦情が出そうだ。今はもうランキングに興味などないけれど、ランキングサイトの脱退手続きが面倒なので、ブログジャンルを適当に変えて非表示にした。

ブログを再開するにあたり、二年も放置したクセに、しれっと何事もなかったかのように振る舞おうと思った。「ただいま」などという言葉はおこがましくて口に出せない。だいたい二年前だって、ただいまの挨拶と共に戻ったのにも関わらず、すぐにいなくなってしまったのだから、自分で自分が信用できない。

多分、ブログという媒体が向いていないのだろう。日記をつける習慣も全くないのに日記機能が基本のブログを、お手軽だからという安易な理由で続けられるものではなかった。

最初にこのサイトでブログを始めたのは四年前。その後に小説サイトに移り、そちらはずうっと今でも継続しているから、やはりエッセイのようなブログはわたしには向いていないのだ。なんて、自分で自分に言い訳をしてみたり。

またふらっといなくなるかもしれない。でもとりあえず、懐かしいこの場所にいようかな。

そうね。しばらくの間は。




モーニングコーヒー 月曜日

2020-06-01 07:33:38 | Diary
細かな雨が降っている。寒くはないけれど、なんとなく足に冷たい空気を感じる。そんな朝。

お湯を沸かし、いつものようにコーヒーを淹れる。今飲んでいる森彦のブレンドは近所のスーパーで買ったものだ。自分で豆を挽いてドリップするようになってからはスーパーで売っているコーヒーは買わなくなったのだが、豆のストックが切れそうなタイミングで、いつものコーヒーロースターへ行く時間がなかった。だからそれまでの繋ぎとして、スーパーで偶然見つけた森彦の粉コーヒーを、仕方なく買い求めたところ、意外にも美味しかった。

だったらオリジナルの森彦の豆を手に入れてドリップしたらもっと美味しいだろうと思い、ネットで森彦の通販サイトを探してポチっと注文したのだが、期待したほどではなかった。商品価格に送料を加算されることを考えれば、いつものショップで買った方が経済的であり、味も保証されているから、森彦の通販は一度だけでやめた。

森彦が悪いのではない。コーヒー豆の通信販売で購入すると、焙煎してから手元に届くまでにどうしても時間が経ってしまう。だから風味が落ちる。

でもそれならスーパーで売っている森彦は?挽いた粉を袋詰めして売っているのに、なぜ美味しいのだろう?

謎だ。

そんな月曜日の朝。