大雨

台風9号の影響による大雨の被害が出ております。
特に、佐用町や朝来市では尊い人命が失われたり、今でも多くの行方不明の方がいらっしゃいます。
「80数年ここで生活しているがこんな災害は初めてだ。恐ろしい。」と被災された高齢者のかたのお話をテレビで見ました。
異常気象の影響でしょうかまさしく、突発的で近年では考えられない豪雨です。

幸い加東においては、そのような被害は無いようですが、加古川の水位が気になり、上滝野地域の滝見橋まで様子を見にいって来ました。（写真）
水位は、少し下がっておりましたが、それでも怖いほどの激流になっておりました。
岸の樹木には、最高水位の痕跡がありもう少しで住宅が浸水するほどに水量が増えたようです。
写真を撮っていると近所の住民の方とお話する機会がありました。
「水位が増す速度が異常に早い。恐いくらいの早さやった。」
「今度、もし浸水等の被害が出たら人災と言ってもおかしくないわな。」
と言われてました。


加東市上流に位置する西脇市は、平成16年の台風23号の時に甚大な被害を受けました。
それにより河川工事が進み川幅も広くなり、川底も深くなって流れが良くなっております。
しかし、隣接する下流の上滝野地内は未整備のままです。
高速道路みたいな川から、農道ほどの川にいきなりあの水量が押し寄せたらひとたまりも無いでしょう。
近所の方が言われる「水位が増す速度が、恐いくらいの早さやった。」にも納得いきます。
市としても、あらゆる方面に河川改修の要望を幾度となく提出しておりますが中々前進していないようです。
災害は、起きてからでは遅いのです。
早急の整備をすべきと考えます。