特定外来生物っ！

今朝の薬局前、定点観測、田んぼの観察。



空一面、雲に覆われた、涼しい朝でした。

最近、道ばたなどで見かけることのある、黄色い鮮やかな花。



オオキンケイギクです。
見た目にも綺麗で、自宅でも育てたくなりそうですが、この花、特定外来生物に指定されています。
特定外来生物とは法律で、従来から日本国内に生息する生き物の生態系を脅かすものとして指定され、栽培・移動・販売などが禁止された生物です。
オオキンケイギクも繁殖力が強く、そのまま放置していると広がって周囲の他の植物が負け生育できなくなってしまいます。
移動・栽培が禁止されているので、道ばたなどにあるオオキンケイギクを抜いて持ち帰り、庭に植えてはいけません。
法律では罰則規定もあります。
もし種などが飛んできて意図せず庭に生えてきたら、駆除するよう言われています。
根っこからも再生するので、根から掘り起こす必要があるのだとか。
また掘り起こしたものは、生きたままの移動が禁止されているので、数日その場で天日干しするなどして枯らし（殺し）てから、燃えるゴミなどとして処分しなければならないそうです。
綺麗だけど広がると処理が大変なオオキンケイギクです。
持ち帰りたくなる花ですが、やめておいたほうが良さそうですね。



薬局近くで見かけた八重咲きの花。
ネットで見るオオキンケイギクはほとんどが一重咲きなので違う種類なのかと思ったら、八重咲きのオオキンケイギクもあるそうです。

そもそもは人の手で外国から輸入され、緑化のため道路の法面に植えられたり、観賞用として栽培されたりしました。
チヤホヤされて日本に来たのに今では悪者扱い、オオキンケイギクに罪はないんですけどね。





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