10:30頃セビージャを後にしコルドバへ。
12:30頃コルドバ到着。
橋の向こう側にメスキータ(スペイン語のモスク。カトリック教会の司教座聖堂、聖マリア大聖堂)が見える。
橋の手前のレストランでまず腹ごしらえのランチ。
タパスと呼ばれる、もともと酒のつまみだったという小皿料理だった。
まず大皿に盛られた生野菜サラダ。フランスパンのように外側がかたいパンー美味しいーが出てきて
それから、イワシのフライ、ナスのフリッター、ポテトサラダ(?)、
ポテト風パン(? -みたいな)、クリームコロッケなどなど
色々運ばれてきた。
揚げたてのアツアツというのはなかったが、美味しく食べた。
14:00頃、この橋の向こうへ。
ミナレット。この左側にオレンジの中庭が広がっていた。
今回初めてスペイン人女性のガイドさんだった。
メスキータのリーフレットを片手に、ここまでが9世紀に、ここまでが10世紀に建てられた部分で・・・
と観光客で混み合う内部を説明してくれた。
メスキータはもともと9世紀頃、イスラム教聖堂として建てられたけれど、長い歴史を経て現在はカトリック教会の教会堂になっているそうだ。
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歴史については・・・無精なもので、
Wikiからコピー貼っておきます。
概要 [編集]785年、イスラム教の寺院としてアブデラマン1世時代に建設された。その後、カトリック教徒が権力をにぎった1236年からは、内部に礼拝堂を設けたりカテドラルが新設されて、メスキータはイスラム教とキリスト教、2つの宗教が同居する世にも珍しい建築となった。かつてイスラム教徒が庭の池で身を浄めたオレンジの中庭や、アーチ上部の赤と白の縞模様がモスクの面影を感じさせるマヨール礼拝堂など、見所は数多い。
コルドバの聖マリア大聖堂
コルドバの聖マリア大聖堂もともとこの地には西ゴート王国時代に建設されたカトリック教会の聖ビセンテ教会が存在していた(現在ではメスキータ内部に一部その遺構が公開されている)。その後、イスラム勢力が北アフリカからイベリア半島に侵入し後ウマイヤ朝を建国すると、この聖ビセンテ教会はイスラム教のモスクとしても使用されるようになった。更に8世紀末にはイスラム教徒がキリスト教徒から聖ビセンテ教会を完全に買い取り、新たにモスクの建造を開始した。この時に建造されたモスクは、現在でも聖マリア大聖堂の一部として使用されている。
コルドバのモスクは10世紀末に拡張工事が行われ、数万人を収容することが出来る巨大モスクが完成した。しかし13世紀にレコンキスタによってカスティージャ王国がコルドバを再征服すると、コルドバの巨大モスクはカトリック教会の教会堂に転用される。
最終的には16世紀、スペイン王カルロス1世(神聖ローマ皇帝としてはカール5世、ただしスペイン国内ではカルロス5世とも呼ばれる)の治世にモスク中央部にゴシック様式とルネサンス様式の折衷の教会堂が建設され、現在のような唯一無二の不思議な建築物として成立を見た。現在、この聖マリア大聖堂は世界遺産に登録されている。
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二重の馬蹄形アーチが美しい『円柱の森』。
赤と白のキャンディーのような模様はレンガと白い石を使ってできているそうだ。
かつて1000本以上あった柱は、レコンキスタによって破壊されて今は800本台だそうだが
それでも『円柱の森』ホールの眺めは素晴らしい。
かかったであろう時間と手間、流れた『時』の長さを思って、しばし眺める。
光の当たる個所と影の箇所との陰影のでき方、アーチの重なり具合など、見ていて飽きない。
ホール全体が、外から入る光で飴色に染まっている。
教会堂内部は荘厳な雰囲気で、壁、天井など彫刻細工は素晴らしい。
息をのむ美しさのマヨール礼拝堂。
中央祭壇。精緻な装飾が素晴らしい。
天井、そして壁の隅々まで見事な彫刻。
メスキータの一番奥にあった『ミフラブ』。聖地メッカの方向を示す目印とのこと。
イスラム教徒たちは、この方角を向いて祈りを捧げるらしい。
やはり厳かな空間だった。
周囲の装飾にも赤と白のキャンディー模様のアーチ型が見える。
飴色の褪せ具合も綺麗で、実に精密、精緻、見とれてしまう美しい装飾だった。
周囲にはコーランの一部が書いてあるそうだ。
メスキータ中央には、厳かな雰囲気のカテドラル。
メスキータを出て、旧ユダヤ人街へ向かった。
街中の風景。この街に似合う馬車を見かけた。
夏は人が集うだろう水飲み場。
通りかかりの普通の家のアーチ型入口
いわゆる花の小道。ミナレットが向こうに見える、という写真すぽっと。
写真右側は土産物屋で観光客が溢れている。
花で飾られた白壁。
そして、ここも。
周辺は観光客相手の土産屋がたくさん軒を並べていた。
ここの一軒で妻が『買う買う』と騒いでいた、少し厚みがあって素朴な味わいなセビージャ焼の飾り皿を一枚、
アラブ文様の小さな絵皿を2枚、買うこととなった。
15:00頃コルドバを出発。一路マドリードへ。
ところがイースター休暇が終わってマドリードへ帰る車で高速道路は大渋滞。
スペインにも帰省ラッシュがあるのだと知った。
5時間かけてマドリードへ到着する予定が7時間!!もかかり、ホテルに入ったのは夜10:00。
夜11:00までに入ればオーダーOKのホテル内レストランで他のツアー客の方たちととんでもなく遅い夕食。
就寝は夜2:00頃となった。
次はいよいよツアー最終地のマドリード。