映画「マネー・ボール」を観た。
2011年のアメリカ映画。
監督ベネット・ミラー。
出演ブラッド・ピット、
ジョナ・ヒルほか。
主人公は大リーグの球団GM。
アスレチックスは貧乏な弱小球団。
選手補強もままならない。そこで
データ分析による選手評価と戦略
を駆使して、Wシリーズ優勝を目
指す・・・。
原作はマイケル・ルイスの著書。
大リーグの実話に基づく物語だ。
データ野球の草分け的な事実にも
興味がそそられるが、面白かった
のは、難しい場面でのセリフのや
りとりだった。
球団オーナーとの資金面での衝突、
勘と経験を重視するスカウト陣と
の軋轢、他球団のGMとの交渉、
トレードに出す選手への通告・・・。
主人公は自身も元大リーガーで、
有望視されていたが成果は出ず。
色々トラウマ的なものも抱えてる。
そんな彼の心に去来する感情も、
セリフから垣間見える気がする。
離婚した妻との間の一人娘との
交流も情感が溢れるところだ。
音楽好きな娘の、ギター弾き語り
の歌は心を震わすもので、エンデ
ィングを印象的なものに仕上げて
くれた。