しぴおばさん

モダンなインテリア、うまい物を求める快楽的なしぴおばさん。気楽なマンション暮らしとちょっぴり面倒な遠距離介護の日々。

三五八(さごはち)

2014年02月17日 | 料理、食べ物

三五八漬けの素が減ってきたので作ることにしました。
ところが、年に1回ぐらいしか作らないため、すっかり作り方を忘れていました。
おかげで、得体の知れない物体ができてしまいました。

まず、麹を準備。三五八の名前の通り、塩・麹・米を三・五・八の割合で混ぜたものなのです。名前がレシピなので、そこは覚えやすくて良いですね。そして、これは重量比ではなく体積比なのです。重量比か体積比か覚えられなくて困っていたら、ヨリちゃんが「昔は量りと言えば升が一般的だったから体積比なのよ」と教えてくれたので、こちらも一発解決。

ところが、かんじんの作り方を忘れていました

しかも、忘れていることを忘れて出鱈目で作っていたという、もはや暴挙と言いますか。

「分量を混ぜて温かいところに置いておけばいいんだろう」ぐらいに思って、サーモスのシャトルシェフに50°のお湯を張って湯煎に。

 

 

ところが1日たってもいっこうに変化が見られず…

「やば…、間違ったか?」

 

不安になってネットでレシピを調べたら、塩を入れず、まず炊飯器で甘酒を作り、出来上がってから塩を入れるとな?

「そっかぁ、発酵が終わってから発酵を止めるのに塩を入れるのか」と、まったく根拠の不明なまま妙に納得して次の制作にとりかかりました。

残り半分の麹で甘酒を作ることにしたのですが、レシピ通り作りはじめたら甘酒が茶色くなってしまいました。

思い出しました。我が家の炊飯器は「保温」モードでも温度が高すぎて、甘酒が茶色くなってしまうのです。「温度が高くなる場合は炊飯器の蓋を開けたままにして濡れ布巾をかけると良い」と書いてあります。たしか、前回もそうしたのですが、茶色くてカピカピの物体ができてしまったのでした。今回も茶色くてカピカピの物体が出来上がってから思い出しました。まったく、学習能力がないです。

とほほ。

いっぽう、三・五・八の分量を混ぜて50°のサーモスに放置したほうは、1日目はまったく変化がなかったものの、豪雪対応で職場に1泊して家に戻ってきたら…

りっぱな三五八の素になっていました。

右が茶色い甘酒、左が材料を混ぜただけの三五八。

同じ材料、同じ分量で作っているのですが、甘酒のほうが少ないのは、途中の味見があったという事実も加味しなければなりませんが、水分が蒸発してしまったという理由が大きかったと思います。

甘酒は、これ以降、塩を入れて三五八にするまでもないので、(中途半端な)甘酒として食べています。

ちなみに、左の三五八ですが、米と麹を混ぜた状態から、徐々に水が出て体積が減ります。体積は7割ぐらいになる感じです。

保温する前はこんな感じです。

 

結果的に、三五八は分量の材料を混ぜて温かいところに置いておけばよいということが判明しました。実家では、ヨリちゃんが

「はい、ちょっとごめんなさいよ」

と、コタツの片隅に、毛布でぐるぐる巻きにした鍋をつっこんでいました。アレに三五八が入っていたのですね。

来年は、間違えずにシャトルシェフで三五八を作るように覚えておかなきゃだわ。

 

ところで、我が家の炊飯器には「パン発酵」モードがあるみたいなのですが、「パン発酵」なら37°ぐらいだから、これでできないかしら? ちょっと温度が低すぎるかな? 

 

 

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