たかせちなつblog

ぽろぽろ絵雑記
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絵について

2013-04-23 | さくひん


新作のミニミニ銅版画、「鳥のいる木」。

わたしは仕事でも絵(イラスト)を描いているんだけど
お仕事はまた別の脳みそをつかっていて
絵を描くというよりは学校の試験のような、
問題を解いていくみたいな感覚がある。
特に自分のやっている仕事は体験記だとか
漫画だとか説明的なイラストが多いので
取材に行ったあとの宿題みたいな
仕事の仕方になってしまう。(笑)

プライベートでは自分の好きに絵を描きたい。
描くのも好きなんだけど観るのも好き。
最近、いろんな方の展覧会に行くと
どの絵を飾りたいか、欲しいかという眼で作品を観ている。
買えなくても買う気でみると
絵が何倍もこちらに近づいてくるのだ。
あと自分の好みを知れるのもいい。

こないだの龍安寺の春祭りで思ったのだけど
食べ物ばかりの露天が多い中、
銅版画工房は異色中の異色だったようで
なかなかお客さんに食いついてもらえない。
食べ物や使えるものならさくさく買うけど
絵は高価なイメージだし衣食住の削ろうと思えば削れるもの。
最初の投資額は多いようにみえるんだけど
ずーーーーと飾れるんだもん
一瞬じゃない喜びがある。
と思えばそんなに高いものじゃないはず。