竹林亭白房

三代目金馬「ふぐは口」★落語

□本日落語二席。
◆桂三実「馬の尾(す)」(MBSテレビ『らくごのお時間』)。
大阪梅田茶屋町MBS1階ちゃやまちプラザ(MBSちゃぷらステージ)、令和5(2023)年1月22日OA(第137回)。

◆三代目三遊亭金馬「ふぐは口」(日本文化チャンネル桜『落語動画』)。
※公演情報不明。
聞いてみると「掛取り」だとわかる。ただ、これは大晦日でなく、節分の支払いとして演る「掛取り」だ。だから、「福は内、鬼は外」に掛けたところからくる「ふぐは口」である。また、これは落げでもあるから、演題に「ふぐは口」を出すと、落げが割れてしまっているが。

登場するのは狂歌好きの大家、芝居好きの酒屋の番頭、喧嘩好きの薪屋、ここまでは、よくある「掛取り」の登場人物と同じ。
で、四番めに来るのが寄席の色物好きの魚屋(魚金)である。色物の端唄・小唄が好きという趣向だ。ただ、ここで三味線などを使って唄うわけでなく、文句だけでのやりとりなので都々逸好きという体裁にもなる。
この魚金とのやりとりの終いのほうで、魚金がふぐを食わせることになってしまい、「ふぐは口、骨は外」で落げるのである。

この最後の魚金の件(くだり)は、金馬が作ったものか。また、応対する男が落語家だという設定も金馬独自のものだろう。
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