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ひろしとのぶことミー子の日々。

秋の庭

2008年09月20日 21時00分54秒 | Weblog
            

台風の影響もなく 静かな朝

朝一番の仕事は ベッドの上でのひろしのリハビリ
理学療法士の先生のリハビリを見よう見まねでのぶこせんせいが足を持ち上げたり伸ばしたり・・

リハビリがはじまると ミーコは必ず そばにきて 足のそばにねそべったり ひろしの お腹の上に足をのせたり。
邪魔をするのか手伝っているつもりなのか? 
「みーこ ありがとね お手伝い」

 


9月にはいってから咲き始めた我が家のちいさいひまわり  白妙向日葵(しろたえひまわり)
ゴッホが描いた ひまわりのように大きくはなく 白妙向日葵は 花は小さく 葉や茎全体が白っぽい綿毛でおおわれている。
このひまわりも亡き父の思い出の花。

元気だった父が玄関先に植えてくれたこの 白妙向日葵 もう父が亡くなって7年も過ぎているのに毎年咲いては種を落とし 翌年おのれ生えの花をさかせてくれる。

お彼岸の入り の今日 お墓参りの花にこのひまわりを何輪かそえてお参りをすませた。

            

むらさきしきぶの実も日ごとに紫色が濃くなってきた。
花は地味で目立たないけれど このみやびな感じの紫果は 秋の深まりの色。


             

しだれるように咲きはじめた白萩
今年は少し花がすくないようだけれど 先日のお月見にはご近所のかたに配ってよろこんでもらった。

萩は秋の七草の筆頭。

秋知草(あきしりぐさ)月見草(つきみぐさ) 野守草(のもりぐさ)鹿鳴草(しかなぐさ)庭見草(にわみぐさ)ともよばれて
万葉集のなかの植物ではもっともたくさん歌によまれているという。


萩の花は 紅色も白色もそのちいさく零れ落ちるような様子がひかえめで可憐 秋らしい花だなあとそっとそのしだれた枝にふれたくなる。

      手鏡の角度かへれば萩の花     のぶ子


           


今年 はじめて我が家の庭に登場した 零余子(むかご)

自然薯や長いもなどの葉腋のところにでてくる肉芽のこと。
何年か前 カメラマンのTさんの案内で むかご採りに山へ行ったっけ。

葉が黄色くなってくると 手をふれただけでぽろぽろと落ちてくるむかごをたくさん拾って はじめて炊いた零余子飯(むかごめし)

その零余子飯の野趣の味がなんともいえずおいしくわすれられない味となった。

その時にぱらぱらと庭に蒔いたむかごがでてきたのだろう。
庭木にからまって蔓をのばし むかごをつけてくれた。
ふたりのむかご飯を炊くくらいは収穫できるだろうか?


台風の去ったあと 秋暑しの日々だけど たくましい雑草にもめげず 杜鵑草(ほととぎす) 水引草 秋明草と庭はすっかり秋の花へと移っている。






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4 コメント

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秋の草花へ (「松ちゃん」)
2008-09-21 19:48:19
今晩は。
のぶこ先生、お疲れ様です。ミーコもお手伝い。微笑ましい光景が眼に浮かびます。さぞやご主人もご満足のことでしょう。

夏の花から秋の草花へ。これからは色々な秋の草花が楽しめますね。

父とかみさんの母がなくなりまもなく一年。お彼岸は夫々質素な人でしたので、自宅で咲いた花を仏前に供えるつもりです。
その日が雨にならないといいのですが。
手鏡の~ (Rei)
2008-09-21 22:30:42
角度を変えれば違う花が鏡に映る、なんて素敵な感性!繊細な句!素晴らしいと思います。
感激するくらい素晴らしいです。

“おのれ生え”自然に生える意と思いますが、初めて聞いた言葉です。

豊かな語彙に感心致しました。

松ちゃんさんへ (こまち)
2008-09-21 22:52:21
こんばんわ。

丹精こめた自宅の花をお供えするのが一番よろこばれるのでは とおもいます。

我が家は みーこがかすがいであり 日々の 笑いのもとです。感謝しなくては・・・

すみませんが 明日よりしばらくブログを休ませていただきます。ありがとうございました。
Reiさんありがとう (こまち)
2008-09-21 23:00:07

俳句をお褒めいただいてありがとうございます。
もしReiさまが選者だったら・・・ふふふ特選ですね?

Reiさんは都会の方だから おのれ生え なんて聞かれないのでしょう。
田舎だといつのまにか耳にはいってくる言葉です。

いつもご訪問ありがとうございます。
しばらくお休みさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

おやすみなさい。