先日、ホスピタルツアーなるものに行ってきました。
これが、何かというと、こっちは、基本的に診察してもらう病院と出産する病院が違うので、このようなツアーをそれぞれの病院が開催しています。
例えば、普通の妊婦検診は近所や信頼している個人病院の先生のところに行き、出産当日はその先生が提携している、出産できる病院に行って出産するというのがこちらのシステムのようです。その先生が立ち会う事もあるけど、その先生が当番じゃない時は初めて会うその時の当番の先生に取り上げてもらう事もあるそう。
ちなみに、このツアーも事前に出産する病院の施設、システムを確認して、もし気にいらなければ、違う出産病院、そして、その病院と提携している違う個人病院の先生のところに通い直すというらしいから、これまた不思議なシステムです。
それは、さておき、私は、出産する病院として、UCSDというサンディエゴの大学病院の中の助産施設を選択しました ということで、今、診察してもらっているのは助産師さん。お医者さんとは、このまま何もなければ会う事はありません。ホスピタルツアーももちろん助産師さん主催のものでしたが、平日の6時~という微妙な時間にも関わらず、約50組ぐらいのカップルが、ちゃーんと旦那さんも同伴で参加していました。
まず、これにはびっくり!!カルチャーショックを受けました。しかも質問の時も旦那さんが質問する事もあって、こっちは2人で産むって意識が強いんだなーと実感しました。
最初に、ホールで、そこに勤務している15人の助産師さんから、一人づつ紹介と、良くある質問に対しての説明がありました。その後、なぜかくじ引きー???なんと、ベビー用品が当たるんです。ケーキや飲み物も用意されていましたさすが、サービス業☆1時間の説明があった後、いよいよ施設の見学です。
病院の2階と助産施設である4階を見学させてもらいました。
まずは2階から・・ここにはNICUもあり、もちろん医療処置、エピドラルも使用できます。つまり、一応今回ツアーに参加した人達は、基本的に自然分娩を考えているのだけど、もし、胎児に異常があった場合、無痛分娩を選択したくなったり、医療処置が必要になる場合は、お医者さんや看護師のいるこの階に移動して、ここで出産する事になります。
うーん。。まぁ。普通の病院かなーって感じでした。でも沢山写真も廊下に飾ってあって、ピースフルな感じ。
次に、4階の助産施設に移動。。ここでは薬を使わないとあって、まったくあの病院特有の臭いがしません。そして、お部屋はチョーでっかい!!クイーンベットと、お部屋の中にベビーベット、あと、大きなバスタブが置いてありました。産まれるまで、バスタブに入る事は可能らしい。どんなスタイルで産んでも家族なら何人でも立ち会いOKだそうです。ただ、水中出産は他の助産院ではOKだけど、ここは一応病院の施設の中なので出来ないっぽいようなことを言っていました。
とっても丁寧な病院ツアーでした。後で、他の妊婦さんに聞いたら他のお医者さんの病院ツアーはそんなに丁寧ではないそうです。さすが助産師さん!最初はお医者さんがいない事が不安だったし、設備がきちんとしてるかとかすごく考えたけど、言葉がままならないこの国で産むのに、何を最優先するか、信頼できるか、考えたら、設備や資格より、人とのつながり?どれだけコミュニケーションをとりやすいかだったので、助産施設を選択しました。まぁ。。あとは、この病院なら何かの時は階を移ればいいという安心感もあるしね。
ここで産むには陣痛に耐えなくてはねー。というか、こんな沢山のアメリカ人達・・・本当に痛みに耐えられるのか―???と一緒に見学をしながら思ってしまいました。だって、外国の人痛みに弱いイメージがあるもの。。。
日本では、自然分娩が普通だけどねー。
とにかく、ここで産めるように、とりあえず自分の体力作りと栄養を取らなくては・・・と思った病院見学でしたー