11月27日(金)のライブ録画配信をご覧いただきありがとうございます!急なご案内にも関わらず、リアルタイムで観ていただいた方、投げ銭壁紙をご購入いただいた皆様に心から感謝しています。
「アルゼンチン」をテーマにしたソロライブは、かなり以前から構想はあって、小編成では20代のころまでに何度かやったことがあります。もちろん「タンゴ」に関してはさまざまなスタイル(デュオ~5人以上、ダンサーや歌手との共演)の経験もさせていただきました。
でもフォルクローレの、それも例えば自分がギターを手にして最初に演奏していた「サンティアゴ・デル・エステロ」というかなり限定的な地域の音楽となると、なかなか認知度(みんなが聴きたいフォルクローレ or アルゼンチン音楽?)の点でもきびしく、「この音楽を自分の演奏で広めたい」というほどの強い意志も示せず…気が付けばアルゼンチンの中でも、タンゴや他の地域の曲やアーティストについての情報の方が詳しくなり、単純に「経験値」としての演奏技術もサンティアゴの音楽よりたぶん上達してしまいました。そしてプロフィールにも書いてある通り、ボリビアなどアンデス地方の音楽やフラメンコも並行して活動しています。
今思えば2011年の初頭にアルゼンチンのに行った動機の一つとして、自分の中で「アルゼンチン(特にサンティアゴ)切れ」になっている部分を充電したい、という気持ちがありました。でも帰国直後に東日本大震災があり、そのころすでに、自分のライブよりさまざまなアーティストの活動をアシストさせていただいていたので(むしろそうしたいと積極的に考えていたので)、コンサートの中で1~2曲ご一緒いただくことはあっても、こういうレパートリーをまとめて演奏する機会はあまり作ってこなかったというか、いつしか心の奥にしまっていた気がします。
ただ30代の最後の年にCD『トレス・オリヘネス~3つの始点』をリリースして、今後の活動のためにもソロを強化したいと思っていたところへ今年のこの状況…でも演奏する場を失ったというよりは、いま一度自分の演奏を見直す時期をいただいたと今は思っています。
というわけで、もともと「note」に書くつもりだった内容をこちらに書いてしまいましたが、けっこうやりたいようにやらせていただいた今回の配信、録画でもいざ始めてみるとライブモードになって、前回の配信と同じように何度も録り直すことはなく、ほぼ一発録りでMCもだいたいノーカットでした。ミスタッチも基本的にそのまま放送させていただきました。やはり自分はライブ向きの体質なのかもしれません。
この映像は12月7日(月)の12:00までご覧いただけます。(時差が+12時間ー1日のアルゼンチンで12月6日いっぱいという計算です)
配信期間:11月27日 20:00~12月7日 12:00(日本時間)
収録/2020.11.20 レアル・アカデミア・ラ・シージャ(愛媛県松山市)
(12/7追記)
ライブ配信は終了しました。ご視聴ありがとうございました!ライブの中から1曲だけ公開しましたのでご覧いただけたらうれしいです。
智詠Chiei リベルタンゴ Libertango (Astor Piazzolla) guitar solo