8月12日、昨年に続き、福島・いわきの「草野心平記念文学館」でビブラビトリオのコンサート。大きなガラス張りの多目的スペースからは美しい里山の風景が見渡せる、気持ちのいい空間です。
昨年はこういう景色や、「詩人・草野心平の歩み」をじっくり見ることができたのだけど、今回は帰省ラッシュのピークという無謀な日程、予想していたとはいえ、それをはるかに超える大渋滞。いろいろ乗り越えて6時間半、ようやくたどりついたら、もう開演時間。急いでセッティングして、当初の予定より20分遅れて開演。すみません…。
この移動の直後でリハもせず、たった2分間のチェックで本番、というリスクはかなり大きかったけど、むしろ3人ともある意味「開ききった」状態で、みんなソロでは爆発。スペースの響きもすばらしく、楽しい1時間余りのステージはあっという間に。
前回聴きに来てくださった方が今回もたくさんいらっしゃっていて、「来年もまた来てくださいね」。 言葉にならない嬉しさです…。今日の演奏の意味を、もう一度かみしめる。
今回の企画をしてくださった文学館の渡邊さんに本当に感謝。お茶をいただく。この日はちょうど、福島出身の絵本作家・こいでやすこさんの原画展と、『ぐりとぐら』でおなじみの「こどものとも」展を開催中。でも見られなくて残念…。2児のパパの伊藤さんともうすぐパパになる星さんが本を選んでいる。自分が子どものころ読んでいたのを思い出す僕と、自分の子どもが楽しく読んでいるところを思っている両氏。父親になるってこういうことでもあるんだなあ。
