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サンバースト・レスポール・サウンドを聴けるCD~その4~

2009年11月04日 | サンバースト・レスポール・サウンド CD

『The Lost Brussels 10/17/73』 The Rolling Stones

The_lost_brussels_2

Les Paul + Ampeg SVT Amp

 ジャケット写真はKeith+Telecasterですが、この期のストーンズの主役はMick Taylor + Les Paulです。 このCDは”ラブリー”を溺愛される某掲示板ヒスコレ・トピ主様 がご推薦される’73年ヨーロッパ・ツアーの音源から選んだもの。

 「ロック・アルバムを1枚挙げるとすると?」と問われれば、「『Sticky Fingers』か『Let It Bleed』」と答えるくらい、阿呆烏にとっては、ロック=この期のストーンズなんですが、その御仁の熱い書き込みに触れるまで、ストーンズとサンバースト・レスポール・サウンドのイメージは結びつきませんでした。

 アルバムの構成自体が大好きな曲のオンパレードですし、ギター・バンドとしての絶頂期でもあったのでしょう、ライブ・アルバムとしてのクオリティーが非常に高いです。

『Midnight Rambler』

荒い歪みにダークなトーンで、カッティング・リフを刻むのキース

と、

クリーミーな歪みにウォームなトーンで、流麗なスライド・プレイを連発する”ラブリー”

両者の対照的なプレイが絡み合います。 まさにツイン・ギターの醍醐味ですな。 凄まじいパーフォーマンスに圧倒されますが、特に6分過ぎからのラブリーはこれぞサンバースト・レスポール!という演奏/音を聴かせてくれます。 ”ギター・バンド”ストーンズのハイライトだと思いまっす。

『You Can't Always Get What You Want』

ラブリーのレスポール・サウンドの特徴が一番よく表れてる曲だと思います。

中高音域がよくでていて、暖かく、伸びやか、中太のサウンド&トーンです。 アンプ直なんですかね?? 深部までクリーミーに歪み、とても整った音。 

『Angie』

短いソロ・パートのなかに”ソリスト”Mick Taylorの実力が凝縮されてます。美しいメロディーです。

『Brown Sugar』

フィルモアの『Statesboro Blues』のデュエインのスライドと聴き比べてみると、

・中音域寄り

・ウォームでマイルドなトーン

・ゆったりとしたメロディアスなスライド・プレイ

と、似ていながらも否なる2人の音、演奏面での違いが楽しめると思います。

♪サウンド : ジューシーで艶やかな伸び

♪トーン : ブライト&ウォーム

♪音域 : 中高音寄り

♪太さ : 中太

♪歪み : とても柔らかくクリーミー

♪その他 : 『Street Fighting Man』では、ファズ+ワウ系のペダルを使ってますが、その他の曲も、とてもアンプ直とは思えぬ音域が安定し、歪みも整った音。

キースだけのジャケ写真だけではアレなので、”ラブリー”な姿を。


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