Silver☆Lucifer

徒然なるままに。

引退

2012年09月29日 11時10分07秒 | スポーツ
私は子どもの頃、プロ野球が大嫌いだった。
中継が延長して見たい番組は遅れるし、野球が面白いなんて思えなかったから。

私がプロ野球を好きになれたのは、城島選手と王さんのおかげだと思う。
小学生の時に進◯ゼミの別冊で城島選手のインタビューがあって、かっこいいなあと思ったのが最初。でもやっぱりその頃はプロ野球は好きじゃなかった。

小学生の頃は、ちょうどJリーグができたり、その後も地元にはヴァンフォーレがあったり、高校時代には日韓W杯もあって、サッカーの方が興味があったのは確か。
でも、好きな野球選手は?と聞かれれば「ホークスの城島!」と答えていたのも確か。

大学生になって、なんとなくプロ野球を観てみたいと思って、そんな時に当時のホークスの監督だった王さんや正捕手でバリバリだった城島選手のことが頭に浮かんだ。

でも、実はホークス戦はほとんど観てないんだけどね。

好きな選手や監督がいたから、野球を好きになれたし他にも好きな選手や球団ができたんだと思う。

最後は捕手として、タイガースの二軍で引退。
私としては切ない気持ちもある。
また鷹ユニ着る姿が見たかったとか思うけど、そりゃしゃーない。

いつも、捕手の「2」って背番号を見て真っ先に浮かぶのは城島選手の姿。

スポーツ選手にとっていつか必ず引退ってあるものだから、こうして好きな野球選手が初めて引退する今、これからも好きな選手は(野球に限らず)全力で応援したいと思う。

城島選手、お疲れさま。

堺良則のダイアモンドクレバス

2012年09月29日 00時36分53秒 | 特撮・アニメ・漫画・ゲーム・BL・歴史 etc
世良、お前が「希望のFW」なら・・・
俺は絶望の中でピッチに立ってみせる!

ネタです。ネタ。
思いついちゃったんです。
トレスしようとしてあまりにキモくてやめたんです。

世良くんは「みんなー!俺にパスくれぇーっ!銀河のはちぇまれーっ!」「キラッ☆」ってやってるんです。
そして堺さんは「俺の牙を見やがれェエェェエエエ!」って言いながら丹さんにパス出してるんです。

世良くんにとって堺さんはいつまでも憧れだけど、
堺さんにしてみればライバルなのは間違いない。

ランカちゃんとシェリルでそれぞれポジション当てはめたらちょっと萌えってなった結果がこれだったわけだ。

すいませんでした。

【サクライザー小話】エアメール【はじめ+右左口】

2012年09月18日 21時11分39秒 | 創作-小説・詩
ついにサクライザーの二次創作小話を…!しかもまさかのはじめ+右左口を…!
白衣とか同期とかそれなりにポイントあると思うんだ←
別に腐向けじゃありません。ただ、はじめなら右左口を止められちゃいそうな気がする。四郎さんにはできなくても。
っていう重妄想w
エアメールの宛名に漢字書かないだろwwとかいうツッコミはしない。きっと英語の下に漢字も書いたんだよ。←

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ドアをノックする音がした。
この律儀な2回のノック音は助手の東雲であろう。
右左口は返事をしないまま、キーボードを叩き続ける。
無言は、入れ、の合図である。
少し間をおいて、失礼します、という控えめな声と共に、予想通りの人物が入ってきた。
「右左口博士、手紙が届いています」
「手紙?」
忙しなく動いていた指先を休め、椅子に掛けたまま振り返る。
差し出した右手に細長い白封筒が渡された。
差出人は書いていないが、宛先に書かれた「右左口茂様」の文字で誰からのものかすぐにわかった。
「燃やせ」
そのまま封筒を東雲に返すと、視線をパソコンのモニターに戻す。
「いや、でも・・・」
「燃やせと言った。燃やせ」
差出人を書かなければ、中身くらいは見るだろうとでも思ったのか。
山本はじめ。昔、同じ研究室で一緒に過ごした男。
文字だけで判別できてしまう自分にも嫌気がさす。
山本はじめ。思い出したくない存在。忘れてしまいたい存在。
あいつは苦手だ。
右左口には、他人に対して好き嫌いや苦手や得意といった感情はない。
ただ、山本はじめだけは違った。
あいつは苦手だ。そう思わせる何かがあった。
ふとした一言に心が乱される。
何でもない行為に意識を奪われる。
嫌いではなく、苦手だと感じた。こういう感覚を自分も持てるのだと意識した。
「燃やせ」
立ち尽くしたままの東雲に、右左口は再度そう告げる。
イライラする。あの男のことを思い出しただけで、無性に苛立つ。
「わかりました」
東雲は事務的にそう答えると、封筒を持って部屋を後にした。

あいつに手紙を出したよ、息子はそう言った。
向こうは昼間だろうか。こちらは連日夜遅くまで新しいスーツの微調整を行っているというのに、電話なんか寄越しやがって。
そう思いながらも、息子の元気な声が聞けることが四郎には嬉しかった。
「あいつって桜井か」
「違うよ。・・・東甲府重工」
自分の元で学んだ、息子と同期の男。
39RAのデータをハッキングし、アンドロイドを作り出し、あろうことかそれを自身の私怨に利用する男。
「・・・何を書いた」
お前がいまさら何を言っても、聞く男じゃないぞ。
四郎の声が低くなる。
つい先日も、サクライザーがあのタイプ108というアンドロイドに苦しめられたばかりだ。
すっかり捻じ曲がってしまった。昔はただ研究熱心な、聡明な若者だったはずなのに。
「親父の話してたアンドロイド、やっぱりすごいと思うんだ。俺は、あいつと共同研究がしたい」
「何を言ってる!あいつとはもう、一緒には歩めん!」
「んなこんねぇっつこん!」
語気を荒げる父親に、はじめも声を荒げる。
思わず出てしまった故郷の訛りが、自分でも懐かしく感じた。
「・・・あいつは、根っからの悪人じゃない。一緒に研究してた俺が言うんだ。近くにいた俺が言うんだ。間違いない」
「茂は、すっかり変わっちまったぞ。あの頃、お前と一緒にいた茂じゃない」
自分だって今の、変わってしまった元教え子の姿を、信じたくはなかった。
だが、まざまざと見せつけられたのだ。人を苦しめ、虐げ、笑いながら復讐を遂げようとする、今の右左口茂を。
「変わってないと思うぜ。きっと」
俺はまだそっちへ帰れないけど、とどこか悔しそうにはじめは告げる。
「きっと、また3人で同じものを目指せるさ」
じゃ、国際通話は高いから。
言葉を返せない四郎に、はじめは冗談交じりに笑ってそう言うと、躊躇いなく電話を切った。
ツー、ツー、と規則的な機械音が耳をすり抜けていく。
同じものを、また、3人で。
10年前のように。
目指せるのだろうか。
「はじめ、茂」
思わず呟いた声は、希望も絶望も帯びているような気がした。

きっと読んでないだろうな、そう、はじめは感じていた。
それでもいい。あいつのことだ、筆跡だけで自分が差し出したものとわかるだろう。
それだけでいい。変わってしまった彼が、変わらぬ同期のことを思い出すだけで。
それだけでも、何か変わるかもしれない。この事態が。彼の何かが。
あいつは昔っから、
「俺だけは苦手だからなぁ」
わかりやすいやつ、と思わず声に出して呟くと、自然と笑みがこぼれた。
また、きっと、わかりあえるさ。
根拠のない希望が、はじめの胸に小さく、だが確かに浮かんでいた。

手紙は、もう燃やしただろうか。
早く消し去ってしまいたい。自分の頭の中からも。
右左口は、自分がイライラする理由がわからなかった。
山本はじめ。
長いこと会っていない。特に恨みも利用価値もない。ただ、同期だったというだけの男。
昔から、自分の何かに触れてくる、それだけが気に食わず、どこか苦手意識を感じていた男。
「山本、はじめ」
閉ざし続けていた、目を背け続けていた、自分の感情がザワザワと騒ぐ。
「・・・Accept、108」
気を取り直して起動実験を始める。
だがしかし、自身の乱れた脳波に、108が応えることはなかった。