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行きたいぞ、上海。

大、大、大好きな上海に
しばし涙のお別れをして
娘と二人、日本に帰ってきました。
今後ともよろしくm(__)m

2月29日 お仕事卒業

2012年03月01日 23時28分02秒 | Weblog

 2009年、点心師の資格を取得した料理教室では、その後、パンを教えさせていただける事となり

また縁あって、2010年末から点心の通訳兼アシスタントとしてお手伝いさせていただきました。

挨拶さえ出来なかったレベルで上海にやって来た、留学生みたいに大学で中国語を勉強した訳でも無い私の事を、

あの時点で通訳に抜擢したのがどれほどの賭けだったのか、

私が一番分かっています。

 孫先生のお手伝いを初めて数ヶ月、帰り際に孫先生が私に

’明日の授業の通訳は君か?君じゃ無いと段取りが悪くなって困るんだよ’

と笑って言って下さった日、嬉しくて泣きながら帰ったのを覚えています。

 

足手まといじゃないのかと、本当に、申し訳なく思ってたんです。

先生にはもちろん、生徒さんにも。

 

そうしてやっと二人でしか出来ない授業が形になり

これからって思った時に孫先生は日本に行かなければいけなくなり

その後、李先生が来るまでは本当に色々あったものの

李先生の授業を手伝える事になり、でも、また、別の形で悩み

’まだまだ孫先生を手伝っていたような仕事は出来ないけれど、

李先生の考えや、授業展開を汲んで孫先生と二人でしていた授業に負けない授業をつくりたい’

と、便せん二枚の泣き事のあと、上の二行を書き添えたような

つまり、ほぼ泣き事みたいな手紙を孫先生に送り付けた李先生との授業も

やっと、孫先生の授業と同じく、生徒さんに

’ほんと、良いコンビですよね’って言ってもらえるまでになりました。

 

2月29日の初級点心の授業をもって、暫らく点心の通訳のお仕事からは離れます。

 

最後の授業、ではありましたが、最後では無く通過点だと

ずっと言い続けるばかりでなく、全てに置いてそのスタンスを貫き通してくれた李先生のおかげで

ギャン泣きすることなく、一日を終えました。

 

強いて言うなら、お昼過ぎ。

’今日、君がずっと泣いてるんじゃないかと心配で。。。

と、電話してきた孫先生の電話をとったのが最大の泣きポイント?

 

写真は、またUPしたいと思います。

 

 李先生とは、お互い、まっすぐ家に帰る時は

近くのバス停まで一緒に歩いていました。

 

時には、会社の中で言えない事をお互い伝える

秘密の5分だったかもしれない。

時には、可愛い散歩中の犬を二人で追いかける

何でもないけれど、とっても楽しい不思議な時間。

 

日本語でも無く、中国語でも無く、

そんなお互いの気の張らない会話が

とても楽しく

その時間が最後になってしまう事だけは

ただ、何だかとっても寂しかった。

 

でも、ね。会えるのは最後じゃないから。

 

生徒さんとも。最後じゃないから。

 

とりあえず。卒業。