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千葉西ポセイドン通信

ソルトウォーターゲームを中心にした、内輪ネタブログです! 様々なジャンルでのルアーフィッシング情報をお届けします!

爆風の中でワラサをWゲット!

2021-11-11 20:00:00 | ポセイドン通信
今回は規定人数に達しなかったため、久しぶりに乗り合いでの釣行です。

東京湾奥サワラゲームもそろそろ終盤になり、11月中旬くらいには閉幕と言うところ…。
何とかあと一回は釣りたい事から、ワラサー田中氏と私の2名が参加。
前日までの予報では午前中だけが凪で、その後は南西の強風が吹くため、ナイスなタイミングでの釣行❗️と思いきや、当日朝の直前予報では9時頃から南西の強風だそうで、またもやデンジャラスな日となりました。
チャーターが出来なかったため、他に1名単独のゲスト2名と、1組3名のゲストで計7名となりました。
我々が最初に予約入れたので、ミヨシを確保してのゲーム開始です。

何しろ2時間程度の勝負なので、船長もポイントに一直線。
姉ヶ崎付近のオープンスペースで、いざ開始となりました。
鳥山もナブラも見当たらなかったため、メタルマジックを底取りして引くパターンです。
この段階ではまだ波も穏やかで、ウネリも無い状態。朝マヅメ一発の勝負に賭けますが、まずは単独で来ていた年配のおじさんにバイトあり!
魚体が浮いて、サワラだと分かった段階で無念のフックアウト。
1人掛けるとテンションが上がり、我々も気合が入ります。
しかし、アタリがない〜〜。
相乗りした他のゲストがF4クラスのタチウオを1尾づつゲットしましたが、私たちにはタチのアタリすらありません…。
そうこうしているうちに、やっと私にバイト有り!
最初の引きが弱くてすぐにリールを巻けたので、シーバスか何か?かとナメてしまったところ、船に近づいたら強烈な突っ込みで竿先が深く入りました。
……と思ったら、フックアウト…。
船長からは「アワセ入れなきゃダメだ。」と叱られるし、反省です。
そりゃそーだ…(泣)。
タチウオかも知れませんが、寄せてからの突っ込みが強烈だったので、サワラかも知れず、残念無念です。

ナブラが出ているわけではないため、メタルマジック40gで底取りし、早引き、スロー、ジャークなどで変化を織り交ぜますが、全く反応無し。
ついに船長から「危ないので、サワラは終わりにして、湾奥でワラサかシーバスを狙いましょう。」と言うアナウンス。
確かにウネリも激しくなってきて、ヤバい状況になってきたため、やむを得ません。

えっ? 今、イナダじゃなくて、ワラサって言った…??

いつもの湾奥オープンスペースに移動すると、強風はあるものの、沖合に比べればまだマシな状況。
いずれにせよ、短時間勝負です。
水深が13m程度なのと、シーバス&イナダであるのなら…と、今や個人的には最強となっている「冷音」にチェンジ!
以前はレンジバイブでしたが、沈降速度の速さと耐久力に優れていることから、今では冷音オンリーです。
ちなみに冷音はラインを結ぶ穴が2箇所あって、どちらかを選ぶ事で泳ぎを変える事が出来ます。
また、沈みが速いためにリトリーブだけでなく、リフト&フォールでの喰わせにも優れているのが特徴です。

条件は最悪ですが、慣れているポイントのため、いつものように手を変え品を変え探りを入れます。
しばらくすると、田中氏にヒットー!
ドラグが一気に出たので、シーバスではありません。恐らくイナダ以上!
…と思ったら、私にも強烈なバイト!
2人ともミヨシに立っていたため、すかさずクロスしないように距離を取ります。
船長からは「他の人は竿を上げてーっ❗️」と言う叫び声。
あの船長がそこまで言うからには、ワラサ以上か?と一瞬脳裏を横切ります。
私はシマノ・ストラディックSW4000HGXのリールに1号のPEライン。ロッドはメジャクラの青物用ロッドを使っていたのですが、今回はドラグの出が半端じゃない。
巻けども巻けども、どんどん出て行ってしまうのです。
ヤベっ…ブリ級が掛かっちゃった??
全く魚を寄せてくる事が出来ず、不安のほうが先に立ちます。
普段なら先にヒットさせた田中氏を優先して、ある程度寄せたところで魚をコントロールして待機するところなのですが、今回は全く主導権が取れません。
ラインが100mは出てしまい、ちょっとヤバい状況です。
船長からは「ラインの残量は大丈夫ー?」とアナウンスがありますが、「大丈夫でーす!」と答えたものの、スプール残はみるみる減って行きます。
ようやく、左舷胴の間に回った田中氏がネットインに成功!
後方でワー!っと言う他のゲストの歓声を聞きながらも、魚体を確認する余裕もなく、とんでもなく上下する船首でひたすら耐える私…。
ウネリさえなければまだ何とかなるんですが、今回は激しい上下左右の中でのファイトですから、マジでガチンコ対決になってしまいました。
船首での揺れ幅は半端ない…(泣)。
ようやく田中氏が落ち着いたので、船長が出されたラインの分、操船で寄せてくれます。
ランディングの間は船が停止していたため、私の掛けたお魚は荒れ狂う海の遥か前方100m位で更に逃げようと必死です。
その間も、船首の私は1.5m程の上下運動の中でリールを巻き続ける状態…。
爆風だわ波飛沫はかかるわで、湾奥ゲームじゃね〜よ、これは…(泣)。
何と自己最長、20分以上のファイト時間がかかってしまいました。
やっと寄せて来れたら、何とワラサのスレ掛かり…。
私の持っているワラサのボディに傷が付いていますが、そこにフッキングしたのでした。
これじゃあ、魚が弱るワケ無い…。
よく外れなかったな?と思います。



3.5kg程度なので、サイズ的にはアベレージですが、本当に苦戦しました。
ワラサー田中氏のは、その名に恥じず、4kg弱の良型。



毎回デカイのを釣りますねー!

大物のランディングに時間が掛かると、他のアングラーがキャスト出来なくなるので、今回は私ので本当に申し訳ない事をしてしましました。
長くても7〜8分じゃないとねー(泣)。

天候ももはや限界に近づいて来たので、船長からは「あと30分で上がります。」とのアナウンス。
ワラサはもういいから、お土産用にイナダを2尾くらい…と投げていたら、今度はシーバスが連発。
どれもフッコサイズだったので、即リリース。
他のゲストにはヒットがありませんでしたので、そこは慣れ親しんだフィールド。
湾奥には冷音が強い!

そしてついに終了。
いつもよりは、2時間近い早上がりになってしまいました。
サワラが釣りたかったですねー。

今回同乗した他のゲストは、サワラブームでやって来たビギナーの人たちだったので、まだ助かりましたが、もしベテランだったら「もっと早く揚げろ!」と怒られてしまうところでした。
キャスティングゲームでは一瞬の時合いが勝負ですから、隣の人のラインにクロスさせてしまったり、ランディングに手間取ったりする事は御法度。
ましてや魚に主導権を奪われて、時合いに他のアングラーの竿を上げさせる事は、大変失礼にあたります。
今回は皆さん良い人で良かった…。

サワラ程度なら、4000番(シマノ)のハイギアでもやり取り出来ますが、4kgを超えるワラサクラスになると、やはり弱いなーと言うのが実感です。
SLJが流行っているため、巷ではよりライトなタックルが人気ですが、乗合船でデカイのが掛かった時の事を考えると、ワンランク強いタックルがあったほうが良いですね〜。
あと、ラインはせめて200mは巻いとかないと…。
しばらくケチって交換してなかったため、今回は150m位に減ってしまっていたのでした。いざと言う時、困りますねー。
次回はもう少し上手なタックル選定をして行きたいと、反省しています。

雨と寒さで、ギブアップ

2021-10-21 20:00:00 | ポセイドン通信
相変わらず、海の神さまポセイドンに嫌われているようで、何故か今回も我々がプレイしている間だけ、強風&大雨&気温低下の三重苦に見舞われております。

そんな条件下で、久々のサワラ狙い。
例年、10月の中旬あたりから2〜3回程度、アホみたいに釣れる日があるので、そんな日に当たればいいな〜と期待を込めての出船でした。
このところ絶好調のブルボン川崎氏、爆釣りをしたい押尾漁協長、青物を引き寄せるワラサー田中氏、まだデカイのに当たっていない大野プロ、何気に釣ってる遠藤ブラザーズ1号、そしてガルパー徳田の計6名です。

午前中は雨との予報もあり、朝マヅメ一発に懸けて5時半の出船です。
例年通り、近場でワッショイ!と思ってたら、意外にも沖に出ます。
着いたトコは沖合の某人工構造物…。
前日にサワラ&サンパクが入れ食ったポイントだそうですが、意外にもナブラが出ない…。
そこで、水深20m程度をメタルマジックなどのキャスティング・ブレードジグを中心に攻めます。
…ところが、ウネリが凄い…。
まだこの時点ではさほど雨も降っていなかったのですが、予想以上に風が凄く、TDLのアトラクション状態。
また、底の潮が速く、メタルマジックのような小型ジグの40gでも、なかなか底が取れないのです。
そんな中、今までもサワラゲームでは外さないブルボン川崎氏にヒットー!
でも、上がってきたのはタチウオ。
今年の東京湾は、初夏からタチウオがヤケに多いです。

とりあえず1尾揚がったので、皆のテンションも上がりますが、その後が続かない…。
しかし、7時を過ぎたあたりから水面が騒がしくなり、待ちに待った鳥山&ナブラが出現!
今度はピンテール系に切り替えてブン投げますが、あれれっ?何かいまいちバイトしない…。
やがてオマツリも多発して、いつもの船長の怒号が炸裂‼️
なぜか肝心なタイミングの時に限って、糸をほどいてる時間のほうが長くなるんですよねー。
それさえ無くなれば、もっとチャンスをモノにする事ができるんですが…(泣)。
そんなワケで、すぐ目の前でナブラが出ているにも関わらず、爆釣のチャンスを逃してしまいました。
ウネリに加えて、船長の怒号がうるさくて…。
集中出来ませーん‼️

やがて、釣り方をもう一度底取りに切り替えたあたりから、次第に雨が強くなり始めました。
そんな中、ワラサー田中氏に強烈なヒット!
揚げてみると、名前の通りワラサ!



ワラサに愛されるフェロモンでも発しているのでしょうか?
毎回、デカイの釣りますねー。
そして、ついに待望のサワラを、またしてもブルボン川崎氏がゲットー❗️



結構太い、良型のサワラでした。
マジでこのところ絶好調ですねー!
ブルボン氏は更にサワラを加算し、こんな状態となります。



この時分から雨も強くなり、フードを被ってるから殆ど手元しか見えない悪条件に突入。
私はだいぶ前に買ったレインウェアを着てたのですが、度重なる釣行で撥水加工も取れてしまい、パンツの中までビショビショです。
オマケに気温も急激に低下してきて、メンバーの半分が寒さで戦意が低下。

私も攻め方を変えて、メタルマジック40gで底を取って、ただ巻きにしたところ、待望のヒット!
ややサンパクに近いイナダでした…。
パターンが分かればしめたもの、続けてヒットが出ますが、またしてもイナダ。
雨風のせいで、写真も無し…。
押尾漁協長も待望のイナダをゲットしますが、こちらも写真なし…。
残念です。

そして三度目の正直で、ついにサワラを仕留める事が出来ました。
全部メタルマジックの中速ただ巻きでした。
サワラだからと言って、何も高速ジャークだけじゃない事が、良く分かりました。



やはり、先入観にとらわれてはいけないですねー。
パターンが分かったため、連発し始めたのは良いんですが、問題は雨…。
雨足はどんどん強くなり、おまけに数人がガタガタし始め、もはやオジサンには限界…。
とうとう、船長に
「ギブアップなので、早上がりさせて下さい。」とタオルを投げる事になりました。
40回以上も船に乗って、こちらからギブアップしたのは初めてでした。

港への帰り道、魚探にあちこちで凄い反応が出ていましたが、攻められず…。
もうちょっと普通にやれたら、爆釣だったんですけどねー。

夏だ!祭りだ!タチウオだ! ワラサも登場!

2021-06-28 21:00:00 | ポセイドン通信
今年に入ってからと言うもの、かなりの確率で天候悪化に見舞われた千葉西ポセイドンでしたが、やっと今回はまともな条件で出撃する事が出来ました。
めでたし❗️めでたし❗️

…という事で、青物です‼️
今回は総勢7名で、早朝4時半出船。
メンバーは、押尾漁協長、ブルボン川崎、ワラサー田中(新ネーム)、今回初参加の大野プロ、遠藤&田口ブラザース、そして私、ガルパー徳田です。

当初は湾口である館山沖以南でワラサをメインにジグっちゃう予定でしたが、数日前から走水エリアでタチウオが爆釣中。
今まで何度もタチウオには裏切られて来た事もあり、これを外すわけにはいかないと、朝タチでお土産確保してからの出撃となった次第です。

とっ、ところが…。
乗船した途端に船長から「皆、タックルがライト過ぎるよー。こんなんじゃ、青物なんか取れないよー😤」と言うダメ出しが出てしまいました😱。
スミマセン。幹事役の私のせいです…。
ここ数年、お土産確保を優先するあまり、タックルがライトなもの一辺倒になってしまっていました。そのため、参加メンバーの方々にも、ライトジギングな案内ばかりしておりました🙇🏻‍♂️。
船長はかなりヤル気だったらしく、あわよくばヒラマサまで釣りたかった雰囲気。
ところが我々なんちゃってジギンガーの面々の頭は、捌きやすいイナダ止まりだったのでした。
そんな事で、まずはタチウオから…。

さすがに集合時間が早かっただけあって、タチウオエリアに到着すると、いつもの船団の数はまだパラパラ。
皆、一斉に80g前後のメタルジグで誘います。…で、ヒット❗️
釣れる時期と釣れる場所を選べば、釣れるんですねー。
いわゆる夏タチが連発です!
細身が多いけど、中にはF4〜F5クラスも混じります。



基本的にはフォールでのバイトですが、ちゃんと底取りして巻いてくると、良型もヒットするワケで、フォールの方は血気盛んな小型中心になるようです。
今までは苦戦続きだった事がウソのように、船中はタチウオ祭り❣️
誰かしらが掛けている状況が続き、早々とお土産確保。…軟弱プレイを堪能しました。

その後、船長から「次はサバをやるよ。」と言う天の声もあり、近場のサバポイントに移動。
小さなナブラも出てたので、メタルジグをキャストすると、すぐにこんな感じ。



サバングあるあるで、1つのジグに2匹ヒット!
何だか訳わかんない中で、ブルボン川崎氏に強いバイト!



でかヒラメ、ゲット〜〜〜‼️
何か夏タチやサバが、みすぼらしく見えるような渾身の一匹!
その後、パラパラとサバの数を増やしたところで、青物ジギングにターゲット変更です!
船長が「こんなタックルじゃ、取れないよー❗️」と言ってましたが、まさか、残り8時間もサバ釣ってる訳にもいかないので、場所を変えてくれます。

ちょっと南下して、ジグり始めたところ、田中氏が「根がかりましたー。」と困った様子。
船長が船を回して、何とか外せそうな位置に誘導すると、あれれっ???
根がかりじゃなくて、どうやら魚が付いてる模様…。
さあ、ここから田中氏の死闘が始まります‼️
4000番のリールにライトなジギングロッドですが、どうやら相手はデカいようで、完全にパワー負けしちゃってる様子。
田中氏がゴツい腕で寄せようとするも、ドラグの出てゆくパワーのほうが遥かに強い!普段慣れてるブラックバスとは比較にならない圧倒的なパワーです。
全員が竿を上げて何が来るのか見守る中、ついに上がって来たのが6.5kgクラスのワラサ‼️



やりましたねー。
体高もあるので、まるでブリ。
時間かかった訳です…。
田中さんは今日のお仕事は終わったみたいでしたが、あとが続かず、いよいよ館山沖に移動。
途中、外海との変わり目でシイラが出ないかとキャスティングしてみましたが、潮目も浮遊物にも反応無し。残念…。

海の色がコバルトブルーに変わり、いよいよ外海に到達!
改めて思うと、東京湾内って、巨大な池みたいなもんですね。水の色がやはりくすんでいる…。
そんな訳で、いよいよジギング開始!

しかし思いの外、潮が流れていないのです。本来なら大潮の干潮から一気に流れるはずなのに、落としたジグが軽いのです。
潮が速いと底がなかなか取れず、ラインがどんどん出てしまうのですが、40m程度落としても、すぐに底が取れちゃう有様。
んんん…?何か違う…。
今までの釣れる時は、潮の流れで底が取りにくいけど釣れる!…と言う感覚でしたが、今回は実にスムーズ。
ジギング経験の多いブルボン川崎氏も、後日、同じような事を言っていたので、私だけの印象ではなかったようです。

それが理由かどうか?はさておき、全くバイトすら無し…。
あれれ?コバルトブルーより、さっきの濁った色のほうが釣れたじゃん??
ってな感じで、ひたすらノーバイトの時間が過ぎて行きます。
結局、遠征した割には収穫は無く、再び真鯛ポイントに戻る事になりました。
途中、まったりと蒸し暑い空気になったなーと思ったところ、辺り一面、サバのボイルがスタート。
小さいベイトが水面を覆っていたので、それが目当てだったようです。
投げれば釣れる状態が続き、私も面倒くさいからタイラバを落としてたのですが、着底する前にダブル、トリプルバイト状態でシンカーが底まで落ちません。
全員、サバングを堪能したところで、最後のメインである真鯛ゲームに突入!


今日は良型タチウオと、でかヒラメを掛けて絶好調のブルボン氏がまたしても真鯛2連発‼️
今回は凄いですねー👍。
タイラバシンカーを50g使ってたのが、ビンゴでしたね!
私は重いヘッドばかりで軽いのを持ってなかったため、ノーバイト…。
すぐさま軽いヘッドに付け替えた、田口氏にもヒット!明らかにシンカーの重さが釣果に直結しましたねー。


水深が30m程度だったから、一気に落とすのは良くなかったみたいですね。
それにしても、田口氏は必ず良い魚を釣っていますねー。

そんな感じで、釣れない人には反応すら無く、ついにタイムオーバーとなりました。
残念でした。

今回は7名参加と言う大人数ながら、全員がまあまあ釣れてデカいのも出たので、結果的には楽しい一日となりました。
皆さん、お疲れさまでした。
今後の課題としては、ワラサにも負けないタックル構成と、持ち込む弾薬のバリエーションを増やす事ですね。

それにしても、今回はタチウオがとにかく美味かったですね‼️
キャッチ&イートするなら、この時期はタチウオが超オススメですよー❣️

チニングは楽し!

2021-05-22 12:00:00 | ポセイドン通信
どうも我々は海の神様に嫌われているようで、今回もまた南西の爆風…。
このところずっと悪条件ばかりで、千葉西ポセイドンと言う名前のクセに、荒れた海に好かれてしまっています。
本当は沖で乗っ込みマダイとトロサバを釣りに行く予定でしたが、それは不可能。
爆風のため、出船出来るかどうかさえ危ぶまれる状況です。
いつもの船長に相談したところ、チニングなら何とか風裏で出来るとの事だったので、急遽前日にターゲット変更!
赤いほうがダメなら、黒いのでいいや…となりました。
ところが、今回は事前準備を入念にやってただけあって、弾薬を替えるのに大騒ぎ。
ミッドウェイ海戦状態…古いか(笑)。

さて、こんな日にオフショアで釣りをするならず者は、我々しかいないに違いない状況で出船。
港内はまだ我慢出来る範囲でしたが、ちょっと港外に出た途端、爆風とウネリ。
キャビンから出た途端、ずぶ濡れになるほどのザブザブ状態。
しばし移動し、一応風裏の護岸に到着。
イメージ的には、チニングをやりながら穴撃ちシーバスも楽しんで、お土産用のアジ、カサゴが狙えたらいいなぁ〜。と、欲張りな期待を持っていましたが、とーんでもない…。
ここは湾奥…。猿島沖じゃあるまいし、そんなに色々いませんよ…。
んなワケで、クロダイのみの狙いになりました。
今回は人数的に乗合でしたが、長潮で爆風の日に予約するバカ者は我々だけ…と言う事で、めでたく貸切りになりました。

クロダイは多少濁っていたほうが良いと言う事でしたが、連日の雨にも関わらず、ナゼか潮は澄み澄み!
爆風でラインが流される上に、表層が澄み過ぎていて着水バイトが取れません。
船長曰くは、大抵は水深1.5m程度以内でバイトがあると言うことでしたが、水面下1m位まで丸見え。
クロダイが警戒心を持たない深度まで落とし込むまでに、ラインはフケるしルアーは軽いしで、なかなかリズムが掴めません。
船長が船を壁際ギリギリまで寄せて流してくれるため、ほとんど落とし込み釣りに近い状態にも関わらず、なかなかチャンスが訪れない。
私は最初、クロダイキラーと言われる「ジョイントキャンディ」のアピールカラーの組み合わせを落としていましたが、澄み過ぎていたため、ナチュラルカラーに替えたらようやくヒット!
キャンディの14mmにガン玉5Bを2つも付けての落とし込みで、水深2mよりも深い位置でバイト!

タックルがメバリングタックルで、メインラインが0.3号。やべー、細過ぎー。
急遽ターゲット変更をしたので、ストックから適当な小型スピニングリールをそのまんま持って来たところ、あれま、ホントにメバル用のフィネスライン…。
ちゃんと確認しなかった罰で、やり取りが怖い怖い。ドラグもユルユルにしてたため、なかなか寄せて来れず、やっと揚がったのがコレ。



ロッドはパームスのピンテール。
ピンテールシリーズの中でも一番張りのある、メバルロッドとシーバスロッドの中間くらいの硬さなので、もっとティップが柔らかいロッドにしておいたほうが良かったな?とちょい反省。

とりあえず1枚揚がったので、クロダイがいることが判明しました。
私以外のブルボン川崎氏は、テキサスリグにホッグ系のワームを付け、田中氏は最初マイクロジグ、その後はマイクロバイブを投げてました。
田中氏に一度バイトがありましたが、ジグサビキを道糸に付けてた事もあって、痛恨のバラシ…😵
船長から「そんなの付けてちゃ、釣れないよー!」と、お叱りの言葉。
さすがにこの時期、湾奥岸壁にお土産はいませんでした…。

その後、私に2度目のヒット!
喰い方は最初と同様に、キャンディを少し沈めてからのバイト。
フォール中しかバイトしないので、アタリを取るのが実に難しいです。強風でラインがフケちゃうんですねー(泣)。
ジギングと違ってリーリングではバイトして来ないため、フォール時の繊細なアタリを取れるかどうかが重要なのですが、風でラインの微妙な動きが分かりません。
キャンディが沈んでいる間に、軽くティップでほんのちょっとあおりながら、アタリを探りました。



一つの岸壁をひと流しして、次の岸壁に移るワケですが、なにしろちょっと風裏から出ただけで爆風!
船長も思ったようにポイントを変えられず、落とせる場所が限られます。
私以外のお二人は、未だゲット出来ていないため、キャンディをお分けしたところ、田中氏にヒット!
ブラックバスやってた経験から、一番上手に撃ち込んでいたのに、バイトに持ち込めていませんでしたが、キャンディに替えた途端にヒットです。



ベイトフィネスタックルで臨んでいたため、結構引いて楽しそうでした。
ボートチニングではランディングは何とかなるため、なるべくライトな竿のほうが面白いです。
あとはブルボン川崎氏がヒット出来れば一応全員安打になりますが、風がさらに強くなり始めて船長からついに早上がりのアナウンスが出てしまいました。
今までの釣行では大抵一番最初にヒットさせる事の多かったブルボン氏ですが、今回は無念の強制終了…。
初のボウズを食らってしまいました😭

今回、初めてチニングを経験しましたが、思った以上に戦略性が高くてハマる要素の多い釣りでした。
ボートチニングはもっと数が出るはずですが、劣悪な条件(人間様が)で3枚出せたので、まあ良しとするしかないでしょう。
次回挑戦する時は、ちゃんとしたコンディションで数を出したいですねー。
それまでに、攻略法をもっと勉強しときましょう。

ジョイントキャンディは必須アイテムですね!
これがジョイントキャンディ。



はめ込んで色の組み合わせが変えられるようになっているので、潮色に合わせてその日の当たりカラーを探します。
12mmと14mmの2サイズで、丸型と円柱型があります。
結構硬いので、針を刺したり抜いたりするのがちょっと大変。
「こんなんで本当に釣れるの?」って思いますが、今回実釣してみて分かりました。

本当に釣れます!


天気良好! タイラバ良好!

2021-04-25 10:00:00 | ポセイドン通信
週末の土曜日が、何故かいつも悪天候または強風で出船中止だったおかげで、何と3度目の正直釣行でした。

メンバーはちょっと久しぶり参加のパーマネントメンバーである「ブルボン川崎氏」、このところ気合いの入ってる田中氏、遠藤氏&田口氏、そしてガルパー徳田の計5名。
みんな慣れてる面々なので、自分の釣りに集中できる、ありがたい状況。
若干のうねりは多少あるものの、風もなく、やっと天気の神様が微笑みました。

船は一路、わき目も振らずに、まずはこのところイナダの群れがいると言う横須賀沖の浅場に直行!
小型ジグで25m前後をジギングします。
「大体こういう時って、すぐ出るんだよなぁ〜。」と思った矢先に、ブルボン川崎氏が割と大きめのサバをゲット!
今回は、度重なる出船中止のストレスから、キャプテンに「泳いでいるものなら何でもいい。」とリクエストしていたくらいなので、サバでも羨ましい…。
続いて、田中氏もサバをゲット!
やがて、私ガルパーにもキター!
今回は反則技で、ジグサビキを装着。
見事にメガアジがサビキ部分に掛かりましたー!



そのあともサイズダウンしたアジをヒットさせたところで、またしてもブルボン川崎氏に何かがバイト!
上げてみると良型のクロダイ!

 

こんなストラクチャーが無いとこでも釣れるんですねー。
磯釣りや沖堤の餌師だとグレ(メジナ)、チヌ(黒鯛)は人気ターゲットですが、オフショアのジギンガーにはあまり馴染みのない魚。ストラクチャー周りのチニングはありますが、沖合の深いとこでもジギングで出るんですねー。
赤いほうではありませんでしたが、船中のモチベーションが一気に高まります。

その後、パラパラとサバやアジは掛かりますが、イナダを含めた青物が出ない…。
魚探も真っ赤っかと言うわけではなく、どうやらイナダの群れはどっかに行っちゃったみたいです。
そのためジギングは早々に切り上げ、本命の真鯛ポイントに移動。…とは言っても、そんなに遠くない場所です。

今回私は、タイラバに「鯛ラバサビキ」なるものを取り付けてみました。
やや反則技ではありますが、どんな魚が掛かるのか?興味があったので、実験です。
おまけにタイラバのフックに「村越正海」さん監修の「サバレンジャー」なるほぼ生餌まで付けちゃいます。
村越さん地元の小田原の会社が作ってて、もともと釣り好きの社長と知り合いだった事から、商品化したみたいですね。
最初パッケージを空けて保存容器に移したところ、臭い臭い臭い!
ガルプ好きのガルパー徳田でも、ちょっと引いてしまうレベルの臭さです。
「こりゃー、集魚力高そうだなぁー。」
と期待が高まります。

真鯛ポイントに移動した時は潮止まりだったので、しばしマッタリしていたところ、遠藤氏の竿が「ググン!ググン!」と反応しました。
船長の「まだ合わせちゃダメー!」と言う叫びを背に、遠藤氏のロッドティップがイイ感じに動きます。
タイラバは、この感じがたまんない👍
青物ジギングのガツン!と引ったくるようなバイトや、シーバスのグンッ!と沈み込むようなバイトも良いですが、真鯛特有の長いバイト時間を駆け引きをするのも楽しいです。
上手く乗ったようで、やっと赤いのが浮いて来ました!
やったねー!初真鯛ゲットです!



最近のタイラバでは、中井チューンが当たり前ですが、ネクタイ&スカートはオレンジ、赤のゼブラが良かったようです。
もう、ド定番になっちゃいましたね。
赤いのが出たので、再び船中のテンションがMAX!
私にもキター!とようやくロッドが曲がります。何度もググンッ!ググンッ!と縦方向の反応があるので、慎重に巻いて来たところ、何とサバの2連掛け…😱
変なとこで、鯛ラバサビキの効果発揮!
予定ではタイラバフックに真鯛。サビキフックにサバ、またはイナダを想定していたのですが、そんなに甘くはなかった。

その後もバイトはチョロチョロあるんですが、最初にサバが掛かっちゃったせいで、合わせていいものか?待つほうがいいのか?判断に迷い、せっかくのバイトを乗せ切れません。

またしてもマッタリとした時間が過ぎる中、船長がポイントを変えようと「はい。上げて下さい!」と言ったところ、「掛かってまーす❣️」と言う、田口氏のコール!
走らず、縦に突っ込む感じから、真鯛っぽいのですが、なかなか上がって来ない。
田口氏はタイラバ専用タックルではなく、ジギングタックルを転用していたのですが、それでも魚のパワーが凄い!
やがて魚体が見えて来たところ、「でっ、でっ、デカい‼️」。
バレたら大変なので、船長がキャビンから出てくるのを待たずに、私がタモ入れ。

バカでけ〜〜❗️



横綱白鵬が、祝勝会で持ってるのよりデカい‼️
歯なんて、まるで人間の口の中みたい。
田口さん、やりましたねー。

デカいのが出たところで、更にモチベーションが上がり、私も本気出してついにゲットー!


どーやねん👍

実は、真鯛狙いの場合、船長が瀬に沿って流すから、ミヨシ(前側)が有利なんです。
タイラバが着底すると、落下してゆく物に興味を示す真鯛がそれに反応するので、ミヨシで先に落とした人のとこに反応が集まります。
なので、トモ(後部)はやや不利。
今回は楽して釣ろうとしてたので、私はポジション移動せず、タバコ吸いながら座ってやってたので、サバばっか…。
私以外の方はミヨシ側で落としており、だんだん焦ってきました。
一通り皆さん掛けたので、ついに空いてたミヨシに移動すると、やはりバイト多発!
2投目で1尾目の真鯛ゲット!
あれま、トモとバイト率が全然違う…。
続けて2枚目もゲットー!



チャーターだと、このように場所の移動が簡単に出来るのがいいですね。
ちなみに、エンジン切ってドテラで流す時は反対にトモが有利になりますので、何でもかんでも前側が良いと言うわけではありません。

その後、何度か乗せ切れずに数尾バラしましたが、ムシガレイとエイ(!)をゲット!
そして、最初のサバから沈黙していた田中氏もついに真鯛ゲット!
数は出せませんでしたが、本命が釣れて良かったですね🤲



中潮1日目でしたが、途中、意外に潮が速く、2枚潮になったりしていたので、底が取りにくい場面がありました。
カウンターが無いと延々とラインが出されて、底が分からなかったかも知れませんね。
また、タイラバではヘッドの色はあまり関係無いと言われていますが、今回真鯛3枚を揚げた遠藤氏がグリーン系のヘッドを使っていて、私も真似てレッドからグリーンゴールドに替えたらヒットしたので、多少の影響はあったみたいです。
出来ればタングステンヘッドが良いのですが、何しろ値段が……。
釣具界のダイソー「マルシン漁具」のヘッドが10個買えてしまう価格ですから、なかなか手が出ませんねー。
ちなみに私は、ダイワのTGヘッド100gを使用していました。

鳥山にも遭遇出来ず、魚探真っ赤っかもありませんでしたが、何とか鯛の顔も拝めました。
イナダでいいから、青物の数釣りも出来たら、最高でした。
次回はもうちょっと、ジギングで数が出せると良いですね。

…で、サバレンジャーの効果は??
ぶっちゃけ、根魚用のアイテムですねー。