今回は規定人数に達しなかったため、久しぶりに乗り合いでの釣行です。
東京湾奥サワラゲームもそろそろ終盤になり、11月中旬くらいには閉幕と言うところ…。
何とかあと一回は釣りたい事から、ワラサー田中氏と私の2名が参加。
前日までの予報では午前中だけが凪で、その後は南西の強風が吹くため、ナイスなタイミングでの釣行❗️と思いきや、当日朝の直前予報では9時頃から南西の強風だそうで、またもやデンジャラスな日となりました。
チャーターが出来なかったため、他に1名単独のゲスト2名と、1組3名のゲストで計7名となりました。
我々が最初に予約入れたので、ミヨシを確保してのゲーム開始です。
何しろ2時間程度の勝負なので、船長もポイントに一直線。
姉ヶ崎付近のオープンスペースで、いざ開始となりました。
鳥山もナブラも見当たらなかったため、メタルマジックを底取りして引くパターンです。
この段階ではまだ波も穏やかで、ウネリも無い状態。朝マヅメ一発の勝負に賭けますが、まずは単独で来ていた年配のおじさんにバイトあり!
魚体が浮いて、サワラだと分かった段階で無念のフックアウト。
1人掛けるとテンションが上がり、我々も気合が入ります。
しかし、アタリがない〜〜。
相乗りした他のゲストがF4クラスのタチウオを1尾づつゲットしましたが、私たちにはタチのアタリすらありません…。
そうこうしているうちに、やっと私にバイト有り!
最初の引きが弱くてすぐにリールを巻けたので、シーバスか何か?かとナメてしまったところ、船に近づいたら強烈な突っ込みで竿先が深く入りました。
……と思ったら、フックアウト…。
船長からは「アワセ入れなきゃダメだ。」と叱られるし、反省です。
そりゃそーだ…(泣)。
タチウオかも知れませんが、寄せてからの突っ込みが強烈だったので、サワラかも知れず、残念無念です。
ナブラが出ているわけではないため、メタルマジック40gで底取りし、早引き、スロー、ジャークなどで変化を織り交ぜますが、全く反応無し。
ついに船長から「危ないので、サワラは終わりにして、湾奥でワラサかシーバスを狙いましょう。」と言うアナウンス。
確かにウネリも激しくなってきて、ヤバい状況になってきたため、やむを得ません。
えっ? 今、イナダじゃなくて、ワラサって言った…??
いつもの湾奥オープンスペースに移動すると、強風はあるものの、沖合に比べればまだマシな状況。
いずれにせよ、短時間勝負です。
水深が13m程度なのと、シーバス&イナダであるのなら…と、今や個人的には最強となっている「冷音」にチェンジ!
以前はレンジバイブでしたが、沈降速度の速さと耐久力に優れていることから、今では冷音オンリーです。
ちなみに冷音はラインを結ぶ穴が2箇所あって、どちらかを選ぶ事で泳ぎを変える事が出来ます。
また、沈みが速いためにリトリーブだけでなく、リフト&フォールでの喰わせにも優れているのが特徴です。
条件は最悪ですが、慣れているポイントのため、いつものように手を変え品を変え探りを入れます。
しばらくすると、田中氏にヒットー!
ドラグが一気に出たので、シーバスではありません。恐らくイナダ以上!
…と思ったら、私にも強烈なバイト!
2人ともミヨシに立っていたため、すかさずクロスしないように距離を取ります。
船長からは「他の人は竿を上げてーっ❗️」と言う叫び声。
あの船長がそこまで言うからには、ワラサ以上か?と一瞬脳裏を横切ります。
私はシマノ・ストラディックSW4000HGXのリールに1号のPEライン。ロッドはメジャクラの青物用ロッドを使っていたのですが、今回はドラグの出が半端じゃない。
巻けども巻けども、どんどん出て行ってしまうのです。
ヤベっ…ブリ級が掛かっちゃった??
全く魚を寄せてくる事が出来ず、不安のほうが先に立ちます。
普段なら先にヒットさせた田中氏を優先して、ある程度寄せたところで魚をコントロールして待機するところなのですが、今回は全く主導権が取れません。
ラインが100mは出てしまい、ちょっとヤバい状況です。
船長からは「ラインの残量は大丈夫ー?」とアナウンスがありますが、「大丈夫でーす!」と答えたものの、スプール残はみるみる減って行きます。
ようやく、左舷胴の間に回った田中氏がネットインに成功!
後方でワー!っと言う他のゲストの歓声を聞きながらも、魚体を確認する余裕もなく、とんでもなく上下する船首でひたすら耐える私…。
ウネリさえなければまだ何とかなるんですが、今回は激しい上下左右の中でのファイトですから、マジでガチンコ対決になってしまいました。
船首での揺れ幅は半端ない…(泣)。
ようやく田中氏が落ち着いたので、船長が出されたラインの分、操船で寄せてくれます。
ランディングの間は船が停止していたため、私の掛けたお魚は荒れ狂う海の遥か前方100m位で更に逃げようと必死です。
その間も、船首の私は1.5m程の上下運動の中でリールを巻き続ける状態…。
爆風だわ波飛沫はかかるわで、湾奥ゲームじゃね〜よ、これは…(泣)。
何と自己最長、20分以上のファイト時間がかかってしまいました。
やっと寄せて来れたら、何とワラサのスレ掛かり…。
私の持っているワラサのボディに傷が付いていますが、そこにフッキングしたのでした。
これじゃあ、魚が弱るワケ無い…。
よく外れなかったな?と思います。

3.5kg程度なので、サイズ的にはアベレージですが、本当に苦戦しました。
ワラサー田中氏のは、その名に恥じず、4kg弱の良型。

毎回デカイのを釣りますねー!
大物のランディングに時間が掛かると、他のアングラーがキャスト出来なくなるので、今回は私ので本当に申し訳ない事をしてしましました。
長くても7〜8分じゃないとねー(泣)。
天候ももはや限界に近づいて来たので、船長からは「あと30分で上がります。」とのアナウンス。
ワラサはもういいから、お土産用にイナダを2尾くらい…と投げていたら、今度はシーバスが連発。
どれもフッコサイズだったので、即リリース。
他のゲストにはヒットがありませんでしたので、そこは慣れ親しんだフィールド。
湾奥には冷音が強い!
そしてついに終了。
いつもよりは、2時間近い早上がりになってしまいました。
サワラが釣りたかったですねー。
今回同乗した他のゲストは、サワラブームでやって来たビギナーの人たちだったので、まだ助かりましたが、もしベテランだったら「もっと早く揚げろ!」と怒られてしまうところでした。
キャスティングゲームでは一瞬の時合いが勝負ですから、隣の人のラインにクロスさせてしまったり、ランディングに手間取ったりする事は御法度。
ましてや魚に主導権を奪われて、時合いに他のアングラーの竿を上げさせる事は、大変失礼にあたります。
今回は皆さん良い人で良かった…。
サワラ程度なら、4000番(シマノ)のハイギアでもやり取り出来ますが、4kgを超えるワラサクラスになると、やはり弱いなーと言うのが実感です。
SLJが流行っているため、巷ではよりライトなタックルが人気ですが、乗合船でデカイのが掛かった時の事を考えると、ワンランク強いタックルがあったほうが良いですね〜。
あと、ラインはせめて200mは巻いとかないと…。
しばらくケチって交換してなかったため、今回は150m位に減ってしまっていたのでした。いざと言う時、困りますねー。
次回はもう少し上手なタックル選定をして行きたいと、反省しています。