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※随時巡礼が終わった寺院のマーカーの色を変えていきますので、私の巡礼足跡がリアルタイムでわかります。
【参考URL】
日蓮宗ポータルサイト
『44歳中年遍路四国道中顛末記』←はコチラ!
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4月16日(初日)
5月10日(24日後)
体重は測っていないが、多少はスリムになった気がする。
そりゃ毎日25キロ前後を歩けば痩せるだろう。
でも、アルコールを含め、結構なカロリーを摂取しているからな…。
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所要日数 24日間
歩行距離 605.29キロ
支出費用 202,930円
※志納金、ランドリー代、電車賃、缶ビール代など、実際はもっと支出はあるが。
1日平均歩行距離 25.22キロ
1日平均支出費用 8,455円
実は何が大変だったかというと、志納金である。
費用負担ではなく100円玉を大量に集めなくてはならないからだ。
20ヶ寺に参拝すると@300円なので6000円。
60枚の100円玉がいる。
それが毎日続くときもある。
コインランドリーやゲームセンターは両替のみは禁止されている。
銀行に行けばよいのだが、白装束では気がひける。
ホテルにお願いしてもせいぜい3000円。
で、コンビニを見つけると必ず立ち寄り、151円のポカリスエットを1051円出して買い900円のお釣りを100円玉でもらう。
そんなことを1日数回繰り返し、どうにか100円玉を集められるのである。
コンビニは、水分補給とトイレ休憩&両替ができる最高のオアシスだ。
ただ、地域によってはまったくないところもある。自販機すらないところも。
しかし、そんな地域は寺院の数も多くないので大丈夫。
後半は、市街地ではないが密集しているエリアがあるので準備していかねばならない。
でも、コインは重いから大変だ。
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なんと、初日に履き下ろしたシューズの底が相当減っている。
まだ24日履いただけだが、溝がないところも。
減っている部分は両足とも同じ。
で、ちょうど減っている部分の足裏に水マメができている。
体重と荷物の自重に加えて、着地の際の圧力や摩擦が日々繰り返された結果だ。
これを見てわかるように、一番の功労者は足裏だと思う。
過酷な労働にもかかわらず、歩き通してくれた我が足裏に感謝状を贈呈したい気分である。
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今朝、目覚めたら、見慣れた景色が目の前に現れた。
そうだ、家なんだ。
今回もそうだが、出張が続くと、自分がどこにいるのかわからなくなる。
両親が一生懸命働いて残してくれた家があるから、こんな風来坊みたいな旅ができるのだと、あらためて両親に感謝である。
そして、何よりも健康で丈夫な身体に産んで育ててくれたことに感謝である。
人生において、自分で頑張っていることも確かにあるが、その基盤を作ってくれたのは両親だ。
父はガチガチのサラリーマンで、私はそんな大人が嫌で、こんな人生を歩いているのだが、結局のところ、最近特に両親の手のひらの上をウロウロしているだけのように思えてならないのだ。
その両親にも両親がいて、そのまた両親にも…。
お墓参りをするということは、先祖に感謝することで、自分のルーツや存在意義を再確認することだ。
あたりまえといえばあたりまえなのだが、今回の旅で、そんなことを強く考えるようになった。
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これだけの短期間に、これだけの寺院を巡る人はなかなかいないと思う。
今回たくさんのご住職やそのご家族にお会いして感じたことは、皆さん本当にお優しいということ。
ちょっとぶっきらぼうな方はいらしたが、嫌だなと思う対応をされたことは一度もない。
新手の訪問販売かと思われても仕方ない格好なのに、どうして皆さんこんなに優しいのだろうか。
事情を話せばさらにお優しく、こちらが恐縮してしまうほどだ。
宗教家というのは、誰に対しても慈悲深い。
そんな印象を強く受けた旅である。
どこの寺院とは言わないが、お金をご接待いただいたことがある。
ビジネスホテルに泊まれる金額である。
いきなり寺に来て、ちょっと立ち話をしただけで、このような施しができるだろうか。
私のことが心配で、車で次のお寺に来てくださり、たくさんのご接待をしてくださったご住職。
その後、宿がなく本堂に泊めていただいたことも。
人が人を想う心。
昨今のギクシャクした世の中で忘れかけているそのことを、ひしひしと感じた旅であった。
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577分の235まで終わり、残すは342ヶ寺。
どんな素敵な出会いが待っているのか、いまから楽しみで仕方ない。
2~3日でも休めそうであれば、少しずつでも巡礼を進めていきたいと思う。
いままで、せっかく多くの方々に、当ブログを読んでいただいているので、修行の番外編として私の日々の仕事やお酒やお酒やお酒のことなどを、継続してアップすることに。
巡礼は休憩中だが、お時間のある時にでもブログを見ていただけたら嬉しい限りだ。
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最後になるが、困ったときに必ず何かしらのご加護を感じることが多々ある。
きっと、大きな力に守護されているのだと思う。
ケガ、事故、病気などにもならず、無事に帰ることができたのも、お釈迦様、日蓮大聖人、法華経の庇護があってのことである。
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さて、今日は何を飲もうかな。