ケマリオくんは、だてに頭がでかいわけではなかった。
考えた末に、お姉ちゃんのキャリーに知恵を授かろうと思い、
出かけていきました。
お姉ちゃんに会うのは久しぶりだったので、
びっくりしてました。
姉さん、じつは赤髪の魔女エイミーに、
いとこのあみちゃんと、なあなちゃんが、ねこちゃんに
されてしまったんだよ。
魔法を解いてもらおうといったんだけど、
だめだったんだ。
なにか、いい知恵はないですか、姉さん！
ケマリオくんも、大きな目で見つめ返してあげました。
そおね、だったら、ジイジ山の奥に住んでいる
ドジョーノ ラクダーラ大魔王のところへいったらいいんじゃない？
ラクダーラ大魔王にお願いしてみたら？
さすが姉さんだ！
じゃあ、さっそくいってくるよ！！
ケマリオくんは、ニヒルなカーボーイに変装して、
でかけていきました。
ジイジ山についたケマリオくん。
さっそくドジョーノ ラクダーラ大魔王にあって、
はなしをきいてもらいました。
大魔王の奥さんも一緒でした。
ラクダーノ大魔王はこういいました。
”よかろう、わしが行って、がつんと一言エイミーに
お説教をたれるか！”
”こらあ！エイミー、人様にいたずらなんかして！
いますぐ、魔法を解きなさーーーーーーーい！！！！！”
ドジョーノ大魔王の声があんまり大きくて、
ケマリオくんは、びびってしまいました。
ところが、赤髪エイミーのほうは。。。。。。
ギャクギレして、怒ってしまいました。
ふーーーーーんだ！
そして、ケマリオくんのお姉さんのキャリーまで、
ぶたちゃんにしてしまったのです！！
た、た、大変だ～～～～～～～！！！！
俺としたことが。。。。。。。
どうしたらいいんだあ。。。。。。
そこへ、すうちゃんがやってきました。
ケマリオくん、だいじょうぶよ！
今年の干支、とらさまのところへいったら、
きっといい知恵をさずけてくれるわよ！
そうか、それはすうちゃん、ありがとう！
さっそくいってくるよ！
こんどこそ！と、勇んで出かけていったケマリオくんの
後姿に、ほの字になってしまったすうちゃんでした。
そして、無事に今年の干支、とらさまのところにつきました。
とらさま、じつは。。。。。。かくかくしかじかで
赤髪エイミーの魔法をときたいのです。
どうしらいいのでしょうか。。。。
とらさまは、ケマリオくんをじっとみつめました。
つづく。。。。。。。
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