昨日のブログで紹介したターニャの暮らしているジュリン村は、
キエフ在住のガリーナの故郷でもあります。
ガリーナと夫は1986年当時、チェルノブイリ原子力発電所の職員でした。
彼女の夫は今、チェルノブイリ原発の4号炉を覆うドーム建設の仕事に関わっていて、
週末だけキエフの自宅に帰宅します。
今年3月にフォトジャーナリスト広河隆一が
取材でプリピャチ市を訪れたとき、
同行したのがガリーナと夫でした。
ジュリン村に住むガリーナの友人、ジェーニャを訪ねました。
夫と二人の息子を亡くし、一人で暮らしています。
ジェーニャの長男は事故死でしたが、
まだ30代だった次男と、病気などしたことのなかった夫が、
数年前に続けて突然亡くなりました。
彼女は今でも黒いスカーフを被っています。
一人で畑仕事や家畜の世話をしながら暮らしています。
蜂蜜も自分のところで採っています。
ジェーニャの畑
右側にあるのは養蜂箱
ジェーニャは畑や牛舎を裸足で駆け回っていました。
手も爪も真っ黒にして働いています。
「工場で何十年も働いて表彰もされたのに、
年金はほんのわずかです。
これはとても不公平だと思います。
年金だけではとても暮らしていけません。
1リットルの牛乳を売っても1グリブナ(※)にしかなりません」
(※グリブナ:ウクライナのお金の単位。
今日のレートで計算すると、1グリブナは約12円。)
部屋の壁には、手書きの絵が描かれています。
村の絵の上手な人に頼んで描いてもらったそうです。
「お酒を出してあげれば、ただでやってくれましたよ」とジェーニャ。
今このような絵のある家はほとんどないそうです。
天井に描かれた絵
ガリーナの故郷の村の人々は以前と変わらぬ暮らしをしています。
しかし目に見えない放射能は、子どもたちの病気や、
年若い者たちの突然死という形で現れています。
キエフ在住のガリーナの故郷でもあります。
ガリーナと夫は1986年当時、チェルノブイリ原子力発電所の職員でした。
彼女の夫は今、チェルノブイリ原発の4号炉を覆うドーム建設の仕事に関わっていて、
週末だけキエフの自宅に帰宅します。
今年3月にフォトジャーナリスト広河隆一が
取材でプリピャチ市を訪れたとき、
同行したのがガリーナと夫でした。
ジュリン村に住むガリーナの友人、ジェーニャを訪ねました。
夫と二人の息子を亡くし、一人で暮らしています。
ジェーニャの長男は事故死でしたが、
まだ30代だった次男と、病気などしたことのなかった夫が、
数年前に続けて突然亡くなりました。
彼女は今でも黒いスカーフを被っています。
一人で畑仕事や家畜の世話をしながら暮らしています。
蜂蜜も自分のところで採っています。
ジェーニャの畑
右側にあるのは養蜂箱
ジェーニャは畑や牛舎を裸足で駆け回っていました。
手も爪も真っ黒にして働いています。
「工場で何十年も働いて表彰もされたのに、
年金はほんのわずかです。
これはとても不公平だと思います。
年金だけではとても暮らしていけません。
1リットルの牛乳を売っても1グリブナ(※)にしかなりません」
(※グリブナ:ウクライナのお金の単位。
今日のレートで計算すると、1グリブナは約12円。)
部屋の壁には、手書きの絵が描かれています。
村の絵の上手な人に頼んで描いてもらったそうです。
「お酒を出してあげれば、ただでやってくれましたよ」とジェーニャ。
今このような絵のある家はほとんどないそうです。
天井に描かれた絵
ガリーナの故郷の村の人々は以前と変わらぬ暮らしをしています。
しかし目に見えない放射能は、子どもたちの病気や、
年若い者たちの突然死という形で現れています。