2008.10.22
10月21日分からです。
長野・戸隠キャンプ場→戸隠神社奥社→八方睨→一不動避難小屋(登山)
昨日までの疲れが蓄積しており、また今日のコースタイムは5時間程度なので、9時頃の遅めスタートにしました。県道36号線を戸隠神社まで徒歩にて移動し、そこから奥社に進みました。入り口からちょうど中間付近に門があり、それをくぐると立派な杉並木となりました。
戸隠連峰の概要図、八方睨コース核心部ルート図。
戸隠神社奥社からは背後の戸隠連山と紅葉が美しく、しばしの撮影タイムとなりました。
いよいよ登山開始になりますが、序盤から急登の連続で息をつく暇もないくらいでした。ひたすら登り、景色が良いと写真撮影と称し、休むことを繰り返していました。
途中、岩場で鎖が連続している場所がありましたが、ホールドはたくさんあるため、鎖に頼らなくてもある程度は登ることが出来ました。
稜線上に出る八方睨手前では、このルート名所・蟻ノ戸渡が出てきました。距離10mほどですが、幅30cmの登山道であり、両側は切れ落ちているナイフリッジでした。踏み外したら数百m下まで滑落することは間違いなさそうで、大変危険な場所です。今回、荷物20kg程度あったため緊張しながら進みました。とは言っても、幅30cmの上を歩いて渡るのは無理と判断し、ナイフリッジをまたいで、前進しながら進みました。状況のイメージとしては跳び箱する時に飛び越えられず、跳び箱上で股を広げて着地した状態のまま、手を使い前進した感じです。上部から蟻ノ戸渡付近を見下ろします。
そこを無事に通過し、戸隠山山頂に到着しました。戸隠山山頂から高妻山を望みます。
その後は一不動避難小屋へ向かい歩きましたが、細かなアップダウン、両側が切れ落ちていたり注意する場所がありました。周囲はガスが発生し風景が見られない一方、ブロッケン現象が発生する状況になり嬉しかったです。
疲れながら歩き続け、先客1組3名がいる一不動避難小屋に到着しました。
10月22日分です。
一不動避難小屋→高妻山→一不動避難小屋→長野・戸隠キャンプ場(登山)
長野・戸隠キャンプ場→(県36)→長野・大望峠(自転車)
今日は朝から晴れており、一不動避難小屋を6時20分に出発しました。まずは五地蔵山への登りがあり、思っていたより急登りで、細かなアップダウンがありました。
そこから高妻山へ向かう途中、西岳の背後に北アルプスが連なって見えました。
北アルプス南部、槍ヶ岳を望みます。
北アルプス北部、鹿島槍ヶ岳~白馬三山を望みます。
焼山~火打山~妙高山を望みます。
3つほどの山、細かなアップダウンを越え、高妻山直下は急登でした。山頂手前は大きな石がゴロゴロし、それを越えて高妻山山頂に到着しました。
山頂からは北アルプス北部の中でも後立山連峰、立山連峰が美しかったです。
この眺めを前橋から来た方と楽しみました。話をするとリーマンショックのため9月で派遣切りされ職を失ったとのことでした。そのため10月は趣味の登山を楽しんでいるそうです。10月の天気よい時に仕事をしていられるか~、と言っていました。
高妻山山頂を後にし、一不動避難小屋に戻りましたが、やはりアップダウンの連続で疲れていました。
そこから戸隠牧場へ下りましたが、途中の水場から下に鎖場がありました。
さらに下ると沢を交互に渡りました。先ほどの水場の湧水が、沢を形成することに自然のすごさを感じました。14時頃にキャンプ場に到着し、15時頃に自転車で出発しました。
自転車で走っていると路線バスの運転手さんから頑張ってくださいと応援されました。県道36号を戸隠神社中社方向へ登り、峠を越えました。しかし、次の集落まで下りが続き、つづら坂で一気に登り返し、最後は緩やか登りで大望峠に到着しました。この峠は北アルプス、戸隠連山・西岳の展望台になっていました。