自転車、登山旅日記

 いまから10年以上前、日本各地を自転車旅していました。その時の内容を少しずつ更新していこうかと思います。
 

伊那谷、文化圏について

2023-01-31 00:28:14 | 日記

2008.10.26

駒ヶ根・駒ヶ根高原バス停付近(滞在)

 みなさん、こんにちは。今日は雨なので3週間ぶりの休養をとっています。連日の峠越え、登山に自転車トラブル…。いろいろありますよね、旅をしていると。

 今日は伊那谷の文化圏について考えてみたいと思います。伊那谷とは、南・中央アルプスに挟まれた地域で、伊那地方がアルプスの谷間になっていることから伊那谷と言われるようになったと推測します。範囲は、北は箕輪町、南は阿南町あたりまで、幹線国道はR153、R151です。

 さて、文化圏については、東京または名古屋の2つに分類したいと思います。その境目の町はどのあたりか、について考えます。では、何を手掛かりに分類するか、その手法を以下に挙げます(かなり個人的な考えですが…)。
①中日新聞取扱店は、どのあたりから多くなるのか。
②みそ煮込うどん(スーパーで販売されている袋麺をサンプルにします)は、どのあたりから販売されているのか。
③東京もしくは名古屋に出る交通機関について。

 結果として、
①中日新聞は飯田より南地域で多く取り扱われている。飯田線の各駅(売店ある駅)を調査しても面白いかもしれない。
②駒ヶ根のベルシャインで発見した(もちろん購入)。意外でした
③飯田より北(伊那、駒ヶ根、飯島など)は、飯田~新宿の高速バスがある。一方、飯田より南は、飯田まで出てから名古屋行の高速バスがある。また、飯田~中津川まで高速バスで行き、中津川から名古屋方面へJR中央西線を利用もある。JR飯田線で飯田~豊橋まで特急が運行されている。

 以上の結果より、飯田周辺が東京と名古屋の文化圏の境と考えられる(もう少し突っ込めば、松川あたりかなとも思う)。しかし、文化圏の違い・境はそれほど単純な線引きは出来ないだろう。もっと複雑な要因もあるはずである。

 これを見ている伊那谷関係者がいたら、怒られるかもしれません。伊那地方の独自の素晴らしい(特に食に関しては独特)文化があるのに、東京もしくは名古屋の文化圏に分けるな!と言われそうです…。このことは、伊那地方に来ると、いつも考えてしまうテーマなのです。少しは民俗学みたいな感じだと思ってくれたら嬉しいです。

 


名物、食べつくし

2023-01-31 00:15:33 | 日記

2008.10.25

塩尻→(R153)→箕輪→(県88)→伊那→(県146、県221、県75)→駒ヶ根・駒ヶ根高原バス停(自転車)

 みなさん、こんばんは。今日は晴れの予報に反し、一日中、曇りでした。13℃くらいで少し肌寒かったです。

 今朝は嬉しい出来事がありました。学生時代の同期が塩尻におり、昨夜寝ていた場所に遊びに来てくれました(昨夜も来てくれたのですが、自分は寝ていて気付きませんでした…)。数年ぶりに会いましたが、相変わらずだなー、と思わせてくれるほど変わっていませんでした。まあ、自分も相変わらず自転車旅をしている訳ですが…。1時間程度、話をして出発しました。

 R153を南下し善知鳥峠を越え、伊那谷に入って行きました。途中で、今回の旅で初パンクしました。釘が刺さりました。パンク修理して時間ロスしました。

 伊那に到着し昼食にしました。伊那といえばローメンです。外見は焼きそばみたいな感じですが、麺が太いです(太さ:直径2mm弱くらい)。モチモチしていて触感がいいです。具はキャベツ、玉ねぎ、マトン(クセがあるので、店によっては豚肉使用もあり)などです。食べる際にソース、ラー油を入れます。好みによっては酢、唐辛子を加えます。これがおいしいのです!今回はJR北伊那駅付近に位置する「来々軒」にて食しました。値段650円(大盛800円)。

 続いて駒ヶ根に行きました。ここでは、夕飯にソースカツ丼を食べました。分厚いカツを秘伝タレに潜らせて丼に盛り合わせます。ご飯の上に千切りキャベツ、さらに上にカツが乗ります。丼から溢れんばかりのカツの多さ!タレもしつこくなく食べやすいです。駒ヶ根のソースカツ丼は毎回同じ所に行っています。JR駒ヶ根駅から徒歩5分程度の所にある「玉竜飯店」です。ほんわか雰囲気のおかみさんが出迎えてくれますよ。ここはオススメです。値段は少し高く1000円(大盛1050円)。味、ボリュームは保障します!

 結構食べたけれど、まだまだ食べられそうです…。今日は駒ヶ根で終了です。

 


信州、南下中

2023-01-30 23:33:08 | 日記

2008.10.24

 みなさん、こんばんは。昨日から雨が続いています。久しぶりの雨ですが、気温は17℃程度と暖かいです。

 

長野・大望峠→(県36)→信州新町・奈津女橋→(R19)→生坂(自転車)

 さて、昨日ですが、戸隠・大望峠からスタートしました。朝は10時と遅めのスタートとなりましたが、先を急ぎました。

 鬼無里に下り、大洞峠を越え小川村へ。途中にアルプス展望台なるものがありますが、天気が悪く北アルプスは見えませんでした。

 小川村から信州新町へ峠越え…。信州、特に大町付近の峠越えは、上り10%以上の勾配の所が多いように感じます(実体験として)。今回の旅で信州新町は3回目です。

 この地で、尾瀬・至仏山で一緒させて頂いたalpsさんと再開しました!Alpsさんの故郷が信州新町で、弟さんの命日でお墓参りに来ていたそうです。なので、時間調整をして頂き、再開することが出来ました。山の様々な写真を見せて頂いたり、激励して頂きました。ありがとうございました。旅で出会った方と再開することがあまりないだけに嬉しかったです。

 その後はR19を南下し、松本手前30kmまで進みました。と、これで終了すれば良かったのですが、不注意で自転車を倒してしまった時、リアキャリアのダボが破損してしまいました…。これは致命傷なことなのです…。学生時代のサークル先輩に連絡し、松本の自転車店を調べて頂きました。とりあえず、リアキャリアと自転車フレームを針金で固定し、松本を目指すことになりました。

 

生坂→(R19)→松本→(R19、R20)→塩尻(自転車)

 そして今日、松本へ急ぎました。教えて頂いた自転車店「岡田バイシクル」に行きました。近くの鉄工所に連れて行って頂き話をするも、ロウ付けは強度が弱いので無理と言われました…。出来ないことはないが、今後ダボが取れるかもしれない。責任ある仕事をしたいので今回の修理は引き受けられない、ということでした。溶接は諦め、異なる方法を考えて頂き、塩尻・広丘駅前の自転車店「ミサワサイクル」を紹介されました。そして、塩尻に向かいました。

 今回の応急処置方法は、長さ5cm・幅2cm程度の鉄板を使用し、片端をクイックレリーズに挟めるように、もう片端をキャリアが取り付けられるように穴を開ける加工をして頂きました。その手作りパーツのおかげで自転車フレームにキャリアを取り付けることができました。これでしばらくは大丈夫そうです。しかし、どこかで修理して貰わないと…。(荷物が多すぎる、と言われました。)

 今日は塩尻で終了です。明日は晴れるといいなぁ。

 


戸隠連峰に登りました

2023-01-29 18:14:37 | 日記

2008.10.22

 10月21日分からです。

長野・戸隠キャンプ場→戸隠神社奥社→八方睨→一不動避難小屋(登山)

 昨日までの疲れが蓄積しており、また今日のコースタイムは5時間程度なので、9時頃の遅めスタートにしました。県道36号線を戸隠神社まで徒歩にて移動し、そこから奥社に進みました。入り口からちょうど中間付近に門があり、それをくぐると立派な杉並木となりました。

 戸隠連峰の概要図、八方睨コース核心部ルート図。

 戸隠神社奥社からは背後の戸隠連山と紅葉が美しく、しばしの撮影タイムとなりました。

 いよいよ登山開始になりますが、序盤から急登の連続で息をつく暇もないくらいでした。ひたすら登り、景色が良いと写真撮影と称し、休むことを繰り返していました。

 途中、岩場で鎖が連続している場所がありましたが、ホールドはたくさんあるため、鎖に頼らなくてもある程度は登ることが出来ました。

 稜線上に出る八方睨手前では、このルート名所・蟻ノ戸渡が出てきました。距離10mほどですが、幅30cmの登山道であり、両側は切れ落ちているナイフリッジでした。踏み外したら数百m下まで滑落することは間違いなさそうで、大変危険な場所です。今回、荷物20kg程度あったため緊張しながら進みました。とは言っても、幅30cmの上を歩いて渡るのは無理と判断し、ナイフリッジをまたいで、前進しながら進みました。状況のイメージとしては跳び箱する時に飛び越えられず、跳び箱上で股を広げて着地した状態のまま、手を使い前進した感じです。上部から蟻ノ戸渡付近を見下ろします。

 そこを無事に通過し、戸隠山山頂に到着しました。戸隠山山頂から高妻山を望みます。

 その後は一不動避難小屋へ向かい歩きましたが、細かなアップダウン、両側が切れ落ちていたり注意する場所がありました。周囲はガスが発生し風景が見られない一方、ブロッケン現象が発生する状況になり嬉しかったです。

 疲れながら歩き続け、先客1組3名がいる一不動避難小屋に到着しました。

 

 10月22日分です。

一不動避難小屋→高妻山→一不動避難小屋→長野・戸隠キャンプ場(登山)

長野・戸隠キャンプ場→(県36)→長野・大望峠(自転車)

 今日は朝から晴れており、一不動避難小屋を6時20分に出発しました。まずは五地蔵山への登りがあり、思っていたより急登りで、細かなアップダウンがありました。

 そこから高妻山へ向かう途中、西岳の背後に北アルプスが連なって見えました。

 北アルプス南部、槍ヶ岳を望みます。

 北アルプス北部、鹿島槍ヶ岳~白馬三山を望みます。

 焼山~火打山~妙高山を望みます。

 3つほどの山、細かなアップダウンを越え、高妻山直下は急登でした。山頂手前は大きな石がゴロゴロし、それを越えて高妻山山頂に到着しました。

 山頂からは北アルプス北部の中でも後立山連峰、立山連峰が美しかったです。

 この眺めを前橋から来た方と楽しみました。話をするとリーマンショックのため9月で派遣切りされ職を失ったとのことでした。そのため10月は趣味の登山を楽しんでいるそうです。10月の天気よい時に仕事をしていられるか~、と言っていました。

 高妻山山頂を後にし、一不動避難小屋に戻りましたが、やはりアップダウンの連続で疲れていました。

 そこから戸隠牧場へ下りましたが、途中の水場から下に鎖場がありました。

 さらに下ると沢を交互に渡りました。先ほどの水場の湧水が、沢を形成することに自然のすごさを感じました。14時頃にキャンプ場に到着し、15時頃に自転車で出発しました。

 自転車で走っていると路線バスの運転手さんから頑張ってくださいと応援されました。県道36号を戸隠神社中社方向へ登り、峠を越えました。しかし、次の集落まで下りが続き、つづら坂で一気に登り返し、最後は緩やか登りで大望峠に到着しました。この峠は北アルプス、戸隠連山・西岳の展望台になっていました。

 


今日もアップ

2023-01-29 15:52:43 | 日記

2008.10.20

山ノ内→(R292、県29)→小布施→(県66、R117)→豊田→(県96)→信濃→(県36)→長野・戸隠キャンプ場(自転車)

 みなさん、こんばんは。今日は午前中を中心に晴れました。午後から雲が広がりましたが、雨に降られずにすみました。

 今日は渋峠を下っている途中の山ノ内町からスタートしました。朝から2組の方に話かけて頂きました。そのうちの一方は、リタイアされており、第2の人生として旅をする日々みたいです。夏は北海道、冬は九州に各2ヶ月程度滞在し、旅をすると話していました。話の流れで、会社を辞めて自転車旅に出て来たことを話したら、一言「若さだな」と言われました…。

 まずは中野市街に入り、自転車店を探しバーテープ(自転車用品)を購入しました。まだ2ヶ月しか使っていないのにボロボロなので交換します。この自転車店ですが、キアプッチのサインがあったり、アームストロングがサインしたロードバイクがあったりし、マニアをくすぐる店でした。

 道中の風景です。稲刈りが終わり、リンゴが収穫される時期になりました。

 この後、道の駅巡りし、3ヵ所行くことができました。途中で野尻湖に寄りました。それから戸隠に向かい、ひたすら上り坂を行きました。昨日、上って下ったばかりなのに、再び上りました…。信州はまさに峠ばかり。マニア心をくすぐる聖地とも言えますね。