高校の時、恋をしていた。片想いね。その人は頭がよく成績優秀、スポーツ万能で絵も楽器演奏も得意という才能に恵まれた人だった。おまけに性格が明るく話が面白い。欠点といえば。。天才ゆえのちょっと変わった論理を持っているというか、人と違った考えを持っているというか。。でもそこも好きだったし顔もイケメンだと思う、なのでファンは結構いたと思う。彼は普通に美人や顔の可愛い女子が好きでコンサートに誘ったりしていたな、デートに誘われていた子はほんとに可愛い性格のいい女の子だった、彼を振ったのに友人として仲良くしていたし、それを横目で見ながらその子が羨ましい..と思っていた。もちろん彼は私の気持ちに気づくことなく(気づかないようにしていたし)卒業し別々の道へ進んでいった。もう40年近く経つのか〜。
ところがつい最近SNSで彼を見つけた、高鳴る鼓動笑。高校時代のあの懐かしい感情が蘇った。想像通りクリエィティブな道に進み生きている。髪の毛は薄くなってはいたものの高校の時の面影を残したハンサムなおじさまになっていた。やっぱり素敵だなーと甘酸っぱい記憶が蘇る。どんな生活をして来たのか見たくなり彼の過去の投稿を覗き見するように眺めていた。社会活動にも積極的に参加し音楽の投稿もあり面白い、そしてある日の投稿に釘付けになった。「妻の誕生日にレストランでお食事、プレゼントを見に行った」という投稿と奥さんとのツーショットの写真。奥さんすんごく美人女優みたい。10歳くらい年下かなって思えた。お似合いの2人、幸せそうその後の投稿はなぜか見る気がなくなり閉じてしまった。結婚したのは知っていたけどこの気持ちは何なんだろう..多分失恋に近いような、でも私はこれで良かったと思える感情。
その後鏡で自分の顔を見た。おばさんの顔。おひとり様。そして思った。自分を好きになろう、神さまが望まれる自分になろう。