杓子山

前日のハイクに続けて頑張ります。

晴れマークのついた天気予報が思ったよりは良くなく、　

びっくりするほどま近にみえる山の形が時々　ガスがかかったり霞んだりして変化する様を味わいました。

そして、富士山の右の方に、　何年かかけて縦走した南アルプスが見え　感動したことです。

大月から富士急ラインでふじよしだまで（今年７月に駅の名前が富士山駅になるそうです。）

予約したタクシーで鳥居地峠まで入ります。

途中、雪の残った斜面で車が滑らないか緊張しました。

今年初めての雪道でのハイク。

 

同じルートを１０年前に行ったことが思い出されます。

今回のコースより長く歩いて・・・（ああ、１０年前は若かった～～～～）

樹林を抜けると　すぐにでっかい富士山を真正面に見る場所に出ました。

本当に本当に大きい。　そして、すそ野の広がりにびっくりです。

 

霜の解けたドロドロの急斜面、

雪の残る狭い稜線を気をつけながら下ったり。

いつものストックは　とんがりのキャップを外して滑らないように上手に利用して

この作業に専念するため、余計なおしゃべりは出来ません。

このコース、まさに稜線に沿ってそのまま

 

大権首峠に来ると林道から上がってきたルートと合流し

このあたりで　ハンググライダーの準備をしている人と遭遇しました。

ここから、飛んでいけば、　富士山に向かって雄大な空間を独り占めしてさぞ気持ち良いことでしょう。

 

徐々に雪が多くなり、凍結している箇所も出てきて

それらを避けながら、右に左につづら折れを繰り返し

山頂到着。

 

上には、一人ハイカーがいるだけでした。

彼に貸していただいた双眼鏡のお蔭で　南アルプスの北岳、甲斐駒をはっきりと確認でき

メンバーと昨年夏に南アルプスを歩いた事を思い出したことです。

 

雪のある道は、登りより下りに気をつけながら

ルートに備え付けてあるロープも最大限、利用しました。

大権首峠に戻って、

帰りのタクシーの予約完了（docomoの携帯のＦさんが）

林道歩きがスタートです。

 

この道、　凍結があったら、歩きにくいだろうと心配してると

やわらかい雪の中を気持ちよく進むことが出来て

逆に楽しかったです。　　また途中途中でも富士山を見れました。

不動の湯まで来ると

約束通り　タクシーが来てくれました。

 

近い駅ということでしもよしだまで

こちらで富士急の各駅停車を待つ間

プラットホームにあるガラス張りの待合室が心地よかったです。

で、ミスターＦが　遅いなあと心配していると

コンビニを探して、乾杯ようのビール３本抱えて戻って来てくれました。

 

というわけで、　遠くに見える山の形を眺めながら

車内で乾杯。

大月でも途中下車して

また打ち上げ場所を探すことに

面白かったのは、

リュックを背負ってうろちょろする我らを見て

離れた場所の知らないおじさんが

「あっちに良い店があるよ～～」と教えてくれたこと

ちょっと胡散臭いと思いながら

ついていくと、　予算的にもぴったんこのお店に到着。

山帰りの人が良く立ち寄るお店で、　中には、リュックの先客がいました。

焼き餃子、野菜炒めでさらに乾杯。　　

六甲での私のリタイアを肴に盛り上がりました。

 

夕方はガスがかかって、赤富士どころか

富士山は望めなかったけど、

やはり　杓子からの富士山は　美しい～～～と思ったことです。