このドラマ、面白いです。 毎回楽しみに見せて頂いております
まずは体重を増やした長髪の長瀬智也の風貌に驚きましたが、 プロレスのシーンはスタントでは無く、全て彼が本当にやっているものと知って、もう一つテンションが上がりました。
長瀬君も無理なく年齢を重ねていると改めて実感。 無理に若作りすることなく、 本当に良い役者さんです。
西田敏行のお能の宗家としての発声とかも 素晴らしく。
半分怪しい戸田恵梨香の演じるヘルパーさんも・・
皆が一癖も二癖もありながら、
どこか、ホロっとさせて、あっという間に回が終わります。
流石、宮藤官九郎の脚本というところでしょうか?
時々、身につまされる所があり。
施設に入居している母にこのドラマを勧めようかと迷いましたが。言いませんでした。
母は、老人は癌の進行が遅いから~と言われていたのに、 医者も驚く速さで進み・・・
90過ぎであろうが、 「もう、手術も抗がん剤も使用できる段階ではありません」と宣告を受け。 「先生、では、?」と母がショックでお尋ねすると・・・
「あとは、緩和治療です」と言われてきました。
施設の方との話も 母も交えて行いましたが。 人間の最後を迎えるのを意識もしっかりとした母が 聞かなくてはならないというのも、なんだかつらかったです。
ただ、受け入れるのみですが・・・
実は、九州の病院で出会った先生に 「死ぬというのは、どの人にとっても苦しくつらいものなんですよ」と言われた言葉が頭の中でぐるぐる回っております。
これは、周りの人に対してではなく、当事者に告げる言葉としては、厳しすぎます・・・
老人施設ということもあり、母の今の施設では、「できるだけ楽しい事を考えて、お食事も、少しずつでも食べましょう」と 言い方一つで随分、変ります。
どちらも、正しい事ではありますが。
誰にとっても訪れる死を考える毎日でありまして・・・・
だんだんと色々な考え方が、虚無的になってしまいます。
毎週金曜日がたのしみです。
面白いドラマは、1時間あっという間に終わりますね。で、見たいドラマに出会うだけで、なんだか、金曜日が嬉しいね