ちゃ坊主と一緒

自閉スペクトラム症・混合型学習障害と診断された息子と
透析を受けている父と暮らす、シングルマザーの日記です。

告知日と、その後の様子

2016-11-07 13:55:23 | 自閉スペクトラム症・混合型学習障害
更新が遅くなってしまい、いつも覗きに来て下さっている方に申し訳なく思っています。

すみません・・・   ( 私のパニック障害の症状が・・・  言い訳

ちゃ坊主への告知日から、約3週間が経ちました。

今日は、告知日当日と その後の様子を記していきたいと思います。




告知日当日。


いつもと変わらない時間に起きた ちゃ坊主

見た感じは普段と変わらなかったのですが

朝ご飯は、目玉焼き1個だけ

昼ご飯は、柿1個だけ・・・と、緊張しているのか 食欲がありませんでした。

PM1:15病院着。

発達支援センターの先生も来て下さり、3人で診察室へ。

ドクターには事前に

    どうして自分の話が上手く相手に伝わらないのか。

    どうして決まった服しか着たくないのか。

    どうしてこんなに靴下が嫌いなのか。

と、言う ちゃ坊主の困りごと3点について お伝えしてあり

ちゃ坊主が理解できる様、ゆっくりと優しい口調で 語り掛ける様に始まりました。




   人は、右利きの脳の人と左利きの脳の人がいるよね。

   周りは右利きの人が多いから、それが当たり前と思われて

   左利きの脳の人は、右利きの脳の人達に合わせなきゃいけない時もある。

   これは誰でも、得意な事と苦手な事が有るのと一緒で

   ちゃ坊主君の場合、分かりやすくお話するのが苦手な事なのかもしれない。

   でも左利きの人は、お母さんとかから右利きに直すよう言われたり

   練習したりして出来る様になる人もいるよね。

   ちゃ坊主君も、自分のペースで良いから

   少しずつ、相手に伝わるようにお話をする練習をしよう。

   あと、靴下が嫌いなのは

   ちゃ坊主君の身体の感覚が、敏感な為だと思う。

   服が肌に着くのが嫌、決まった生地しか着たくない・・・となってしまうなら

   お母さんと一緒に、身体に合った服を探そう。

   そして季節に合った服装が出来る様に、これも練習しよう。


   ちゃ坊主君の苦手な事をまとめて説明する時

   「 左利き 」 みたく名前を付けるとしたら

   「 自閉スペクトラム症 」 と言うんだよ。

   でもこの名前は、お友達はみんな知らないから 分かってくれる人だけに伝えれば良いよ。




と言う内容で話して下さいました。

その後、他に何か聞きたい事ある? との問いかけに、2~3質問させて頂き

服や靴下への気持ちは、我儘から来ているものでは無いとの助言に

スッキリした表情で診察室を後にしました。


病院を出た直後、発達支援センターの先生が

「 ちゃ坊主君、今日の夕方支援センターに来る? 」

と誘って下さいましたが

「 大丈夫  いつもの曜日に行く

とお断りし、そのまま病院前で別れ帰宅しました。




帰宅途中、自分の悩みと緊張感から解放されたのか

「 お母さん、コンビニ寄って  お腹すいた 」 と言い

おにぎり  や パン  を買い込み、車の中で食べながら帰って来ました。


告知日から今日まで、ずっと様子を見て来ましたが

告知前より、明るく前向きになった気がします。

告知後1回目の支援の時

「 頭のモヤモヤが、耳の穴から出て行った  すっきりした

と、発達支援センターの先生にお話ししたそうです。

   ( そうかぁ・・・。モヤモヤは耳の穴から出ていくのかぁ・・・

とりあえず、ドクターのお話が きちんと ちゃ坊主の気持ちに届いてくれて良かった

私自身も不安だったのでホッとしました。




最後に、発達支援センターの先生が 

告知後1回目の支援の際に書いてくれた、お手紙の内容をご紹介したいと思います。


     ☆ ちゃ坊主への お願い ☆

   ちゃ坊主君は、自分が 「 自閉症タイプの脳 」 だと 今は知っています。

   「 自閉症タイプの脳 」 と言う事は悪い事ではありませんが

   みんなに教えた方が良いでしょうか・・・?


   先生は、話さない方が良いと思っています。

   なぜかというと、ちゃ坊主君の周りにいるお友達は 

   「 自閉症タイプの脳 」 の事を、よく知らないからです。

   ちゃ坊主君が、もっと大きくなるまで “ 素敵な秘密 ” にしておく方が良いでしょう。

   でも、大人の中には ちゃ坊主君の力強い味方になってくれる人もいます。

   誰を味方にするのか、ちゃ坊主君が決めても良いよ ( 先生と相談するのもOK )

   誰に味方になって欲しい?

        ここで ちゃ坊主は

          お母さん、学校の支援の先生、発達支援センターの先生、告知を受けたドクター

        と言ったそうです。

   ※味方になってくれる大人には、「 自閉症 」 の事を話しても良いよ。


   ちゃ坊主君に、お願いがあります。

   支援学級や発達支援センターに通っているお友達の中には

   「 自閉症タイプの脳 」 を持っているお友達がいます。

   でも、「 自閉症 」 と言う言葉は お友達の前では言わないで下さい。


   どうしてかと言うと、みんなが 「 自閉症 」 である事を知っている訳ではないからです。

   大切な事は、大人の口から話してもらうと安心です。


   ちゃ坊主君なら、きっと “ 素敵な秘密 ” を守ってくれると思います。

   よろしくお願いします。




“ 素敵な秘密 ” って言葉こそが素敵ですよね

私に似て、おしゃべりなちゃ坊主が 周りにいるお友達に

「 ボクと同じ自閉なんちゃらなの?? 」

なんて聞いちゃったりしたらどうしよう・・・  と不安なのですが

このお手紙で、ちゃんと理解してくれていたら良いなぁ。










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