「なーなーD4DJ 青柳 椿 コスプレ衣装
、緋彩! ひーいーろー! まだか? まだなのか?」
「はいはい。もう少しだから待ってて?」
日曜日の昼下がり。私は調理器具を洗いながら再三の催促を受け流していた。これが取り立てとかそういうものじゃないからいいけれど……なんて思っていたけど、やっぱり落ち着かない。
「渚、落ち着いて」
「無理だ! だってアタシの長年の夢が叶うんだぞ!? こんなの落ち着いてらんねーよ……!」
「それは分かってるわよ、もう77回は聞いたわ」
ソファに腰掛けて足をジタバタさせる渚を微笑ましげに見守る葵依くん。そしてその隣を死守しつつもはしゃぐ子供を嗜めるような言い分は椿ちゃん。私の大切な燐舞曲の『仲間』たちが、私の家のリビングではしゃいでる姿を見るのはとっても嬉しかったから、その意味で渚には感謝したいと思う。D4DJ 山手響子 コスプレ衣装
自分ではなんともし難い大人っぽい雰囲気のおかげか、高校時代はなかなか人が寄り付かなかったけれど、今こうやって楽しい時間を過ごすための貯金なのかな、なんて思ったり。
それに、こういうことができるくらいにお料理を趣味にしてたことも、今になってアドバンテージになっているのかしらね。
「……そろそろかしらね?」
「!!」
私のつぶやきにすぐに反応する渚。分かりやすくサイドアップが、仔犬のしっぽみたいにふるふると揺れてる。きっと小刻みに身体も揺らしてるんでしょうね。さっきから葵依くんのくつくつした笑い声も聞こえてくる。
「さぁ、できたわよ!」
渚のご所望の品物がテーブルに出た瞬間、みんなが息を呑むのが聞こえた。
「す、すっげぇ! すっげぇ! なんだこれ!」
ただ一人、渚だけを除いて。
目をいっぱいに見開いて、ペールカラーのバケツを見つめて中身を想像してるんだと思う。あなたのために頑張った力作なのよ。それくらいじゃ足りないわ。D4DJ 矢野緋彩 コスプレ衣装