勇者達の邂逅 2020-05-29 17:25:17 | バンドり 時代ノーブル・ローズ/2周年 宇田川あこは新世紀300年の4月、桜満開の並木道を一人の少女が車椅子を押しながら歩いていた。 車椅子を押している少女の名は戸山香澄。猫の様な特徴的な髪型をしている。 その車椅子に座っている少女の名は山吹沙綾。艶やかなブロンドのポニーテールで青いリボンが結ばれている。彼女達はこの春から花咲川中学の2年生になる。 香澄「春だねー、今日はどんな事をしようかなー。」 沙綾「香澄はいっつも元気で羨ましい。あっそうだ今日からうちの部活に後輩が入ってくるみたいだよ。」 香澄「ホントに⁉︎放課後が楽しみだね。」 そんな他愛もない会話をしつつ二人は学校へと向かっていった。 --- ノーブル・ローズ/2周年 氷川紗夜 放課後-- 香澄「戸山香澄、さーやと共に勇者部にとーちゃくしました!!」 香澄が元気よく勇者部部室のドアを開けるとそこには二人の生徒が話していた。 一人は牛込ゆり--この花咲川中学勇者部の部長であり香澄と沙綾を勇者部へ誘った張本人である。 ゆり「あっ香澄ちゃんに沙綾ちゃん。ちょうど良かった、この子が今日から新しく勇者部の一員になりまーす。」 そう言ってゆりはもう一人の生徒をずいずいっと前へ出し、その子はもじもじとしながら自己紹介を始める。 りみ「あっ、あの、どうも初めまして。わ、私1年の牛込りみって言います。ど、どうぞ宜しくお願いします。」 香澄「わー初めまして、私戸山香澄って言います。よろしくねーりみりん。」 りみ「り、りみりん⁉︎」 香澄「あーりみりん変だったかなー何となくりみりんって感じだったからそう呼んでみたんだけど嫌だった?」 りみ「ちゃ、ちゃう!あっ違う…嫌じゃないですよ。」 香澄「可愛いーー。確か関西弁って言うんだよね、さーや。」 沙綾「そうだね。西暦の時代にあった関西地方の言葉だったよね。あっ紹介が遅れたね、私は山吹沙綾。これから宜しくね。」 りみ「よ、宜しくお願いします。」 軽くお互いが自己紹介を済ませたところで香澄が呟く。 香澄「ん⁉︎りみりん確か苗字牛込って・・・。」 ゆり「そう、りみは私の妹だよ。成績優秀・容姿端麗・完全無欠、私の自慢の妹よ。」 りみ「そっ、それは言い過ぎだよお姉ちゃんーー」 スマイルシーカー! 松原花音 コスプレ衣装