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自堕落な日曜日...『晩春』を見る

2010年08月29日 | アート
  
今日も暑かった。昨日ほどではないが暑かった。暑いと言えばパブロフの犬,じゃなかったビールである。で,ヒューガルデンを飲みながらまたもや小津を見てしまった。今日は『晩春』。

こちらは前回の『秋日和』と同じパターンで今度は父-娘関係を描いている。妻を亡くした大学教授の父と静かに鎌倉で暮らす紀子(原節子,『東京物語』と役名が同じ)が嫁ぐ日までの波紋を描いている。『秋日和』の娘同様,紀子は父の世話をしなければと見合いを拒否,そして,となるのだが,これも今では危ない関係ととられかねないかも知れない。私は父を想う純粋な感情と解釈したけど(笑)。

しかし,古い。古いのは当たり前で,当時はGHQがまだあったのだ。コカコーラの看板もその意味だろうし,63形国電と覚しき電車にもGHQ専用車らしきものが(未確認)。そんなことを詮索しているうちに日が暮れて,今日は練習はお休み。ビール呑んで『晩春』を見て晩酌へと流れて終わりました。なんと自堕落な。原節子の大きな目で睨まれそう(笑)。