マカロニです遅くなりましたが11日に行われた緑化見学についてリポートします今回行った屋上は新宿伊勢丹の屋上「アイ・ガーデン」と新宿高島屋の庭園です
ここでは伊勢丹を紹介します。
見学に行ったのが日曜日というだけあって、かなりの賑わいでした
屋上を見た僕の第一印象はすごく手入れが行き届いてるなーと感じました
写真をみると、とてもきれいです都会の中心とは思えないですね
アイ・ガーデンは四季を通して楽しめるようにエリア分けされています。ちなみにこの写真は「秋の庭」で撮影しました
これは屋上内の菜園スペースで育てられているコットンです。地域の小学生がオクラとコットンを観察日誌を付けながら育てているそうですが、観察日誌が写真つきで、とても小学生が書いたようには思えませんでした僕たちも頑張って日誌を付けましょうね
これは藤棚ですオリーブガーデンの藤棚と比べると、ものすごく立派ですね
アイ・ガーデンで気づいたことはゴミがほとんどないこと学校とは違い、商業施設ということもあると思いますが、写真のようにゴミ箱が備え付けられており、ポイ捨てをさせないようにしています
それだけではなく、屋上を利用してもらえるようにバリアフリーになっています
また、植物のネームプレートにQRコードをつけてどのような植物なのかということを簡単に知ることができるなど、屋上を楽しんでもらえるようにさまざまな工夫がされています
一般的に伊勢丹屋上のような商業施設の緑化は利用客が親しみやすいように作られているのが特徴だと思います。アイ・ガーデンは法政の屋上緑化とは一味違った工夫がされていました法政の屋上をより良くしていくために、私たちもがんばりましょう
では、この辺で今回のスカイフロントリポートを終わります
ご無沙汰しております。4年栗原です。
気まぐれに更新としたら次の月になってしまいました
言い訳としては試験もそうなんですが、今まで「第5回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」((財)都市緑化技術開発機構主催)の応募に向けた準備を大学側や施工業者と協力して進めてきました。
7月31日締め切りとなっており、なんとか無事提出できたようです
何か賞を頂けるといいですね~
それと『屋上緑化・壁面緑化』(講談社エディトリアル編,2006年)に法政屋上が載っていますので是非ご覧になってください
これからどんどん有名になっていってほしいですね
さて、今回は『アークヒルズ』をリポートします!
ご存知、六本木ヒルズ・表参道ヒルズ等を手がけた㈱森ビルが、日本初の民間大規模再開発として創りあげたのがこのアークヒルズです
1986年に竣工なので、今年で20周年を迎えます
森ビルの街づくりの基本理念は「Vartical Garden City (垂直庭園都市)」です。
すなわち「敷地に緑を確保する建物づくり」ではなく、「緑の中に都市がある街づくり」を進めており、高層ビルに機能を集中させ、それ以外のスペースはオープンスペースとして緑化。これにより多機能かつ安全・安心・快適な都市が創られるというわけです
この考え方にとっても共感しました
高層ビルは自然破壊と同時に景観を破壊し、日照や眺望にも関わるのでどうかと思う人も多いでしょうが、これなら納得です
緑溢れる都市の実現に向けてこれからも頑張っていって欲しいものです
そんなわけで森ビルや地権者の方の熱い想いが込められているアークヒルズ。
この屋上(低層部の人工地盤上)に設けられているのが『アークガーデン』で、7つの庭から構成されています。
1.メインガーデン
花壇があり、日当たりもよく、静かで、心地よい場所です。荷重制限の厳しい桜の木が何本も植えられており、非常にきれいな花を咲かせていました
2.フォーシーズンズガーデン
日本原産の植物を集め、日本の自然をアピールしています
3.ルーフガーデン
上から見るために造られた整形式庭園です。花壇いっぱいに植えられた花がとても美しかったです!また鳥の巣箱もあり、ここで卵も産むそうです。蛇もいるそうですよ
(写真はここで撮影)
4.ローズガーデン
日本原産のバラを使ったりと、現代のガーデンスタイルで表現しています。ちなみに3のルーフガーデンと、4のローズガーデンは通常非公開で春と秋の年2回だけ一般公開しています。
詳しくは→http://www.mori.co.jp/ark-garden/
5.パレットガーデン
東京都と連携し、アークヒルズ前面の歩道に造った花壇で、これにより違法駐輪がなくなったそうです
6.コンテナガーデンヤード
コンテナを使い庭にアクセントをつけています。
7.バックガーデン
他のガーデンで植える花を育てたり、養生したりする庭です。広大な敷地があるため、敷地内で循環させることができているようです
そして大きな特徴としてアークガーデンの維持管理・運営が挙げられます
ここの維持管理は 有限会社風のみどり塾 と共に、アークヒルズの住民や周辺地域の方々が多く参加している「アークガーデニングクラブ」が行っているという点です
四季を彩る草花の植え替えや水やり等のメンテナンス、またガーデン講習会や近隣の幼稚園・小学校の屋外活動の場、コンサート等各種イベントなども開催しています
都心部には緑が少ない。しかしアークヒルズには緑がたくさんある。
植物が好きな人達がこの場所に移り住み、趣味を楽しむことができる。
もちろん元から住んでいた人もそうだ。
その結果、街が美しくなり、快適な住環境が形成されていく。
「住民が街を創る」ことは、現在の都市においてライフスタイルの違いなどからなかなか難しい。しかし、それを既に実践している素晴らしい事例だと思いました
是非是非、一度足を運んでみてください
建物の屋上とはまた違う屋上緑化の事例なんでとても勉強になると思います
それでは次回は『清水建設技術研究所』をリポートします
乞うご期待!!
気まぐれに更新としたら次の月になってしまいました
言い訳としては試験もそうなんですが、今まで「第5回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」((財)都市緑化技術開発機構主催)の応募に向けた準備を大学側や施工業者と協力して進めてきました。
7月31日締め切りとなっており、なんとか無事提出できたようです
何か賞を頂けるといいですね~
それと『屋上緑化・壁面緑化』(講談社エディトリアル編,2006年)に法政屋上が載っていますので是非ご覧になってください
これからどんどん有名になっていってほしいですね
さて、今回は『アークヒルズ』をリポートします!
ご存知、六本木ヒルズ・表参道ヒルズ等を手がけた㈱森ビルが、日本初の民間大規模再開発として創りあげたのがこのアークヒルズです
1986年に竣工なので、今年で20周年を迎えます
森ビルの街づくりの基本理念は「Vartical Garden City (垂直庭園都市)」です。
すなわち「敷地に緑を確保する建物づくり」ではなく、「緑の中に都市がある街づくり」を進めており、高層ビルに機能を集中させ、それ以外のスペースはオープンスペースとして緑化。これにより多機能かつ安全・安心・快適な都市が創られるというわけです
この考え方にとっても共感しました
高層ビルは自然破壊と同時に景観を破壊し、日照や眺望にも関わるのでどうかと思う人も多いでしょうが、これなら納得です
緑溢れる都市の実現に向けてこれからも頑張っていって欲しいものです
そんなわけで森ビルや地権者の方の熱い想いが込められているアークヒルズ。
この屋上(低層部の人工地盤上)に設けられているのが『アークガーデン』で、7つの庭から構成されています。
1.メインガーデン
花壇があり、日当たりもよく、静かで、心地よい場所です。荷重制限の厳しい桜の木が何本も植えられており、非常にきれいな花を咲かせていました
2.フォーシーズンズガーデン
日本原産の植物を集め、日本の自然をアピールしています
3.ルーフガーデン
上から見るために造られた整形式庭園です。花壇いっぱいに植えられた花がとても美しかったです!また鳥の巣箱もあり、ここで卵も産むそうです。蛇もいるそうですよ
(写真はここで撮影)
4.ローズガーデン
日本原産のバラを使ったりと、現代のガーデンスタイルで表現しています。ちなみに3のルーフガーデンと、4のローズガーデンは通常非公開で春と秋の年2回だけ一般公開しています。
詳しくは→http://www.mori.co.jp/ark-garden/
5.パレットガーデン
東京都と連携し、アークヒルズ前面の歩道に造った花壇で、これにより違法駐輪がなくなったそうです
6.コンテナガーデンヤード
コンテナを使い庭にアクセントをつけています。
7.バックガーデン
他のガーデンで植える花を育てたり、養生したりする庭です。広大な敷地があるため、敷地内で循環させることができているようです
そして大きな特徴としてアークガーデンの維持管理・運営が挙げられます
ここの維持管理は 有限会社風のみどり塾 と共に、アークヒルズの住民や周辺地域の方々が多く参加している「アークガーデニングクラブ」が行っているという点です
四季を彩る草花の植え替えや水やり等のメンテナンス、またガーデン講習会や近隣の幼稚園・小学校の屋外活動の場、コンサート等各種イベントなども開催しています
都心部には緑が少ない。しかしアークヒルズには緑がたくさんある。
植物が好きな人達がこの場所に移り住み、趣味を楽しむことができる。
もちろん元から住んでいた人もそうだ。
その結果、街が美しくなり、快適な住環境が形成されていく。
「住民が街を創る」ことは、現在の都市においてライフスタイルの違いなどからなかなか難しい。しかし、それを既に実践している素晴らしい事例だと思いました
是非是非、一度足を運んでみてください
建物の屋上とはまた違う屋上緑化の事例なんでとても勉強になると思います
それでは次回は『清水建設技術研究所』をリポートします
乞うご期待!!
まずは昔を振り返る前に、今年に入ってから個人的に訪れた屋上緑化を紹介したいと思います
第1弾として紹介するのは『新宿・伊勢丹 アイ・ガーデン』です
大手百貨店・伊勢丹新宿店に屋上庭園が今年6月1日にオープンしました
噂を聞きつけ、新宿に行った際フラっと足を運んでみました。
すると・・・ビックリ仰天
す、すばらしい・・・!
扉を開けるとそこは別世界
子供達が芝生広場を駆け回り、お年寄りの方は植物をゆっくり見て回っている
ここは新宿だよな??と疑うような光景がありました。
一周してみて、アイキッズクラブの担当の方がいらっしゃったのでお話を伺ってみました
この屋上では様々な工夫やおもしろい取り組みを行っているそうです
まず、一番特徴的だと思ったものが「ユビキタス・コンピュータ」というハンディ端末とネームプレートをあわせて草花のガイドを行ってくれるというものです
→詳しくはこちらの記事を読んでみてください
http://ascii24.com/news/i/net/article/2006/06/01/print/662568.html
それとアイキッズクラブでは子供達と一緒にオーガニックコットンを育てるもので菜園スペースが用意され、定期的にイベント等も催されるようです。
またアイ・ガーデンステージという場所ではアイ・ガーデンについてや屋上緑化の基本的な説明、東京都の取り組みなどがパネルを使ってわかりやすく説明されていました
庭全体としては「春の庭」「夏の庭」「秋の庭」と分かれており、朝日弁財天や藤棚もあり、ぐるっと回るだけでも様々な庭を楽しむことが出来ます。
施工は法政屋上と同じ㈱日比谷アメニスだそうです
さらにいくつか質問をしてみました。ただし、お話を聞いたのが1ヶ月前くらいなので少し内容に間違いがあるかもしれませんがご了承ください
Q「なぜ屋上をこのように活用しようと思ったのですか?」
A「都会の中にはこのようにくつろげるスペースが少なく、百貨店の屋上のあり方も近年見直されてきているため、ここにある屋上空間を一新しようと思いました。」
Q「実際、屋上を緑化してみてお客様の反応はどうですか?」
A「緑化したことによって、屋上に足を運んでくださるお客様が確実に増えました。この周辺には緑があってくつろげるスペースが少ないので、そういった意味で幅広い層の方に利用していただいています。」
Q「具体的にどのような層のお客様が屋上に来られますか?」
A「平日はOLの方を中心に会社員が多いですね。土曜・祝日は家族連れのお客様やお年寄りの方にも多く来ていただいています。屋上にいるとお客様によく声をかけていただくんですよ。「緑が多くていい場所ですね~」って。」
Q「百貨店の屋上利用ということでいい集客効果につながるのではないですか?」
A「はい。実際この屋上緑化スペースが出来たことが宣伝になったこともあると思います。店内では園芸用品も扱ってますし、食品等も扱ってますのでお店で買ってこの屋上に来て食べるという方は多いみたいですよ。」
Q「周辺の百貨店や建物も伊勢丹さんの影響を受けて、緑化への取り組みに動くのではないですか?」
A「確かにそれはあるかもしれませんね。緑化する前の屋上は庭木等の売り場だったんですよ。それと大きな空調機器があったり。でもそれが時代の変化とともに、技術が発達したり、ニーズが変化したりと、このような形で生まれ変わることができて多くの方に喜んでいただけたと思います。周辺の建物でもこういった取り組みが盛んになっていくと良いですよね。」
どうもありがとうございました。
僕の感想としては、新宿という過密な地域にこれだけのオープンスペースが出来たことに正直驚きました
そしてこのスペースにいたほとんどの人が笑顔だった気がします
百貨店の屋上空間を有効活用した先駆的な事例と言えるのではないでしょうか。
お買い物に+αの付加価値をつけてお客様に満足していただく。
そんな精神が反映された屋上緑化だと感じました
是非新宿に寄られた際は足を運んで、緑に囲まれ一息ついてみてはいかがでしょう
第1回はこんな感じです
今後もこのような形で更新していきたいと思います
次回は『アークヒルズ』をリポートします
第1弾として紹介するのは『新宿・伊勢丹 アイ・ガーデン』です
大手百貨店・伊勢丹新宿店に屋上庭園が今年6月1日にオープンしました
噂を聞きつけ、新宿に行った際フラっと足を運んでみました。
すると・・・ビックリ仰天
す、すばらしい・・・!
扉を開けるとそこは別世界
子供達が芝生広場を駆け回り、お年寄りの方は植物をゆっくり見て回っている
ここは新宿だよな??と疑うような光景がありました。
一周してみて、アイキッズクラブの担当の方がいらっしゃったのでお話を伺ってみました
この屋上では様々な工夫やおもしろい取り組みを行っているそうです
まず、一番特徴的だと思ったものが「ユビキタス・コンピュータ」というハンディ端末とネームプレートをあわせて草花のガイドを行ってくれるというものです
→詳しくはこちらの記事を読んでみてください
http://ascii24.com/news/i/net/article/2006/06/01/print/662568.html
それとアイキッズクラブでは子供達と一緒にオーガニックコットンを育てるもので菜園スペースが用意され、定期的にイベント等も催されるようです。
またアイ・ガーデンステージという場所ではアイ・ガーデンについてや屋上緑化の基本的な説明、東京都の取り組みなどがパネルを使ってわかりやすく説明されていました
庭全体としては「春の庭」「夏の庭」「秋の庭」と分かれており、朝日弁財天や藤棚もあり、ぐるっと回るだけでも様々な庭を楽しむことが出来ます。
施工は法政屋上と同じ㈱日比谷アメニスだそうです
さらにいくつか質問をしてみました。ただし、お話を聞いたのが1ヶ月前くらいなので少し内容に間違いがあるかもしれませんがご了承ください
Q「なぜ屋上をこのように活用しようと思ったのですか?」
A「都会の中にはこのようにくつろげるスペースが少なく、百貨店の屋上のあり方も近年見直されてきているため、ここにある屋上空間を一新しようと思いました。」
Q「実際、屋上を緑化してみてお客様の反応はどうですか?」
A「緑化したことによって、屋上に足を運んでくださるお客様が確実に増えました。この周辺には緑があってくつろげるスペースが少ないので、そういった意味で幅広い層の方に利用していただいています。」
Q「具体的にどのような層のお客様が屋上に来られますか?」
A「平日はOLの方を中心に会社員が多いですね。土曜・祝日は家族連れのお客様やお年寄りの方にも多く来ていただいています。屋上にいるとお客様によく声をかけていただくんですよ。「緑が多くていい場所ですね~」って。」
Q「百貨店の屋上利用ということでいい集客効果につながるのではないですか?」
A「はい。実際この屋上緑化スペースが出来たことが宣伝になったこともあると思います。店内では園芸用品も扱ってますし、食品等も扱ってますのでお店で買ってこの屋上に来て食べるという方は多いみたいですよ。」
Q「周辺の百貨店や建物も伊勢丹さんの影響を受けて、緑化への取り組みに動くのではないですか?」
A「確かにそれはあるかもしれませんね。緑化する前の屋上は庭木等の売り場だったんですよ。それと大きな空調機器があったり。でもそれが時代の変化とともに、技術が発達したり、ニーズが変化したりと、このような形で生まれ変わることができて多くの方に喜んでいただけたと思います。周辺の建物でもこういった取り組みが盛んになっていくと良いですよね。」
どうもありがとうございました。
僕の感想としては、新宿という過密な地域にこれだけのオープンスペースが出来たことに正直驚きました
そしてこのスペースにいたほとんどの人が笑顔だった気がします
百貨店の屋上空間を有効活用した先駆的な事例と言えるのではないでしょうか。
お買い物に+αの付加価値をつけてお客様に満足していただく。
そんな精神が反映された屋上緑化だと感じました
是非新宿に寄られた際は足を運んで、緑に囲まれ一息ついてみてはいかがでしょう
第1回はこんな感じです
今後もこのような形で更新していきたいと思います
次回は『アークヒルズ』をリポートします