ブログ少し復活します。

病気持ちのための、ゆるやか富士登山計画

一人で登るということ 2

2018-09-15 23:04:20 | 旅行
何分で登りきらないといけない。何時までに山小屋につかなくてはならない。そんな考えは一切持ちませんでした。

山小屋を予約してしまうと、ねばならない・・に憑りつかれそうだから、あえて予約をしなかったのです。


では、私は何をペースメーカーにして登ったのかというと、それは・・・

私自身の心拍数です。

心臓の手術後にリハビリがありまして、その際に運動時の適正心拍数の上限が140回/分と算出されていました。

登山にパルスオキシメーターたるものを持参しました。登山中は140未満をキープし、140を超えそうになったら休憩とり、100程度まで落ち着いたらまた登り始めるという計画です。


これを勝手に【心拍数登山法】と銘打って、一人で実践したわけです。


個人差もありましょうが、この【心拍数登山法】はものすごーく時間がかかります。

一般の人が3時間で行ける距離を私の場合、2倍近くの5~6時間はかかったでしょう。

しかしこの呑気な計画のおかげで登頂に成功したのだと思います。

あまりにもゆっくり登ったので高山病の症状は皆無。9合目でも頂上でも清々しいくらい空気がうまかったです。

また休憩が多いとその時その時の景色も楽しめました。写真もたくさん撮れました。

登りは天気が良かったので駿河湾もよく見えました。

登山を楽しむには急ぐことはないということです。







一人で登るということ 1

2018-09-15 22:23:15 | 旅行
一人で登るには、自らの情報収集も大切です。

おそらく多くの方は『 富士山登山ガイド 』なる書籍を購入されるでしょう。

そしてそのガイド本には次のような記述があります。

五合目 から  六合目   登り所要時間 35分
 
六合目 から 新七合目   登り所要時間 60分

新七合目から  七合目   登り所要時間 50分

 ・・・    ・・・    ・・・

この所要時間表示がなかなかの曲者なのです。

50年まじめに生きてきた方々は無意識のうちに次のように読み替えてしまいます。


五合目 から  六合目   登り所要時間 35分 で、登らなくてはならない
 
六合目 から 新七合目   登り所要時間 60分 で、登らなくてはならない

新七合目から  七合目   登り所要時間 50分 で、登らなくてはならない

 ・・・    ・・・    ・・・


まじめな人ほど、この ねばならない に憑りつかれてしまうということです。

ここは60分で登らなくてはならない。さもなくば自分が渋滞を作ってしまう。後から来る登山者に迷惑をかけてしまう。自分は平均以下の人間になってしまう。

そんなささやきに憑りつかれると、登山ペースを乱して結局登頂断念ということになりかねません。

だからもう、50年もまじめにやってきた人に、あえて言いたい。

あなたのような真面目な人にこそ

<俺の人生だ!富士山ぐらい自分のペースで登らせろ!> という気持ちを持ち続けてほしいです。








誰と登るか?

2018-09-15 22:11:32 | 旅行
誰と登るか?・・・これが一番大事なことかも。

ツアーでいくか、家族で行くか、気の合う仲間といくか、一人で行くかです。

私は最初から一人で行くと決めていました。

人生50年以上を過ごされた方ならお分かり頂けると思いますが・・他人のペースに合わせることは、肉体的精神的につらいものがあります。

特にこの精神的辛さは登山という特殊な状況において怒りにも変わります。空気が薄いからかもしれませんが。


<俺の人生だ! 富士山ぐらい自分のペースで登らせろ! > などと思う方はお一人で登られることをお勧めします。


実際、70代と思われる老人(男女共)がそれぞれ単独で登山をされていました。富士山を信仰の対象にでもされているのかと思われる出で立ちでもありました。


誰かのペースに合わせる、もしくは合わせてもらうというストレスが、登頂に成功するか否かにも影響すると私は思います。


やはり大事なのは気持ちの持ち方、目的観でしょう。




一人で登るにはいくつかの心得が必要です。それはまた後述します。



余談

誰かの名言ですが、こんなのがあります。

【孤独とはいいものである。でもさらにいいのは「 孤独っていいものだよなあ 」と言い合える友人がいることである。】


そういう友人がいる方は一緒に登ってもいいかもしれませんね。








いつ登るか?

2018-09-15 17:40:58 | 旅行
私の場合、お盆休みをずらしてとることができましたので、平日の8月20日にふもとまで行き、8月21日から登ることにしました。

なぜ平日にしたかといえば、ずばり登山客が少ないからです。登山客が少ないと何故いいかといえば、一人二人なら予約なしで山小屋に泊まれるからです。(絶対とは言いませんが・・)

山小屋は予約しませんでした。山小屋を予約しなかった理由はまた後述します。

気になっていた8合目の救護(衛生)センターですが、22日時点ではお医者さんは常駐していたようです。