ブログ少し復活します。

病気持ちのための、ゆるやか富士登山計画

総括

2018-09-16 01:06:03 | 旅行
今回の富士登山は決して100点満点ではありません。

ご来光は7合目で見て、時間の関係でお鉢巡りはできず、また剣が峰へも行けませんでした。さらに下山中に足を滑らせ、尻もちをつき軽く負傷もしました。・・・ああ、温泉もダメでした。

若かったら、来年リベンジだ!来年こそ、ご来光は頂上で見てやる!お鉢巡りも剣が峰も温泉も行くぞぉ~ となるわけですが、そこは年の功、オジさんは考えることが違います。


今思い返してみると、ふ~ふ~と息を切らしながら登っているとき、徐々に心の中に変化が生まれたようです。
それは、

 『 体力的に極限状態に追い込まれると心の中で断捨離を始めだす 』ということです。


この断捨離とは今すべきことな何か、優先すべきことは何か心の中で仕分けをする作業のことです。


余分なものは捨てて大事なことは見失わない、そんな思いを持ちながら自分のペースで一歩一歩前に進んで行くわけです。

そして頂上に達したときに・・なあ、これでよかっただろ、大正解だったろ・・て、そんな声が聞こえてきます。


その瞬間に、これから先の人生をどう生きるか、少しばかりヒントをつかんだような気がします。


年齢的には人生の最終コーナーを迎えました。

でも年齢は関係なく・・・自分で見つけた目標を自分のペースで少しずつ少しずつ実現させていく・・・ただそれだけで十分なくらいの充足感を味わうことができる・・・100点満点である必要はない・・・

これが今回の登山を通しての発見かなと思います。



今回、あまりにもゆるやかな登山計画だったので、登山前にふもとで一泊、ゆっくり登りすぎて山小屋で二泊、帰りには台風の影響で新幹線が運休、足止めを喰らい静岡で一泊と計四泊となりました。

富士登山で四泊もする人まずいないでしょう。

お金も少々かかりました。

でも楽しかったです。

心臓手術をした病気持ちの私がなぜ富士山登頂に成功したのか、しかも苦しいはずの登山をなぜ楽しめたのか、
それは・・・

  『 ゆっくり登ったからです 』・・・ 途中の話をハショレば結局それだけのことです。

ただ、そのゆっくり登るための気持ちの持ち方を、少しばかり紹介させていただいた次第です。

参考になりそうなところは参考にしてください。



それと50代の皆さん、心臓ドックと脳ドックを受けてくださいね。一度も受けたことのない方はなおさらです。

私の狭心症も心臓ドックで見つかりました。自覚症状などありませんでした。少し息切れが早いかなと感じることはあっても、それは年齢的なものだろうと思っていましたから。

富士登山を考えている方、いい機会です。心臓ドックと脳ドックを受けましょう!



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