🟠「食べては吐く猫と自分から食べようとしない猫と•••」(その3 生立ち編)
ポン太郎もD次郎も
子猫時代に都内のルーちゃんというボランティアさんに保護された猫である。
兄弟ではないが、仲良しのふたりで同い年だ。
ポン太郎は1歳から、D次郎は4歳から、私のうちで暮らしている。
ボランティアさんのおうちで子猫時代はいっしょに暮らしていたふたりだ。
始めからなかなか慣れてくれないふたりだった。
「3年も暮らせば、抱っこさせてくれるさ。」
そんな私の期待は、あっけなく裏切られた。
触れない猫として、9歳になってしまったふたり。
かろうじて、D次郎はオヤツ時のおでこ撫で撫でと瞬間のブラッシングができるようになってきた。
しかし、ポン太郎は、指1本触れただけで飛び上がって驚く強者だ。
病気になったら、どうする?
高齢期になったら、どうする?
そんな不安を抱えながらの日々の連続だった。
