写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

見上げてごらん・・・・

2014年07月03日 | うた

 

夜の星を

 

 

 

坂本九の「見上げてごらん夜の星を」は、

東北大震災の復興支援チャリティとしてTVでもよく流れ、

特に、サントリーのものは、

CMなのに商品宣伝は一切無し、ということでも話題を呼んだ。

 

歴代のサントリーCM出演者71名に、「厚意(ノーギャラ)」で

出演してもらい、メドレー形式で歌にするという企画ものだった。

 

『見上げてごらん夜の星をA』篇(30秒)

『見上げてごらん夜の星をB』篇 60秒

『見上げてごらん夜の星をC』篇 60秒

『見上げてごらん夜の星をD』篇 60秒

『見上げてごらん夜の星をE』篇(30秒)

『見上げてごらん夜の星をF』篇(30秒)

『見上げてごらん夜の星をG』篇(30秒)

『見上げてごらん夜の星をH』篇(30秒)

『見上げてごらん夜の星をI』篇(30秒)

『見上げてごらん夜の星をJ』篇(30秒)

『見上げてごらん夜の星をK』篇(30秒)

 

大滝秀治や トミー・リー・ジョーンズ(宇宙人)、ムッシュかまやつ

なども出てるんだな、と見ていたが・・・他の

ほとんどの芸能人の名がわからない・・・か、知らない。

 

 

企業のCMなのに商品宣伝は無し、というものでイメージアップを

図ったものといわれているが・・・

東北では、今でもサントリーと言えば 「クマソ」発言 ということで

未だに尾を引いているとのことで、まぁ、贖罪の意味もあったのかもしれない。

 

 

 

見上げてごらん夜の星を』という歌は、1963(昭和38)年の

ヒット曲であり、確か、その名の 映画も見に行った記憶がある。

内容は・・・全く覚えていない・・・。

 

 

 

いい曲なのだが・・・

歌詞についても、なかなかに胸を打つものがある・・・、のだが・・・

 

発売当時からいろいろと 「ん?」と思うところがあって、

七夕の星とかとの話題とも絡めて、

ちょっと ここらで、この歌詞についてマジレスしてみよう、と。

 

 

時代は、平安時代末期、

女流歌人「建礼門院右京大夫」が七夕のことを詠んだ歌に、

 

きかばやな ふたつの星の物がたり たらひの水に うつらましかば

(聞きたいものだ。たらいの水に映る ふたつの星の物語を。)

 

・・・解説が要る。

 

近代になるまでは、星や月を見るときは「たらい」などに水を注ぎ

その水面に映った星々や月を見る、というのが習わしであり、

わざわざ見上げて星や月などを見る、などという行為は

「下品」だとして蔑まれていたんだそうな・・・。

 

 

今と違って、夜ともなれば、明かり1つ無い世の中だ。

 

明るいものといえば月や星々くらいなので、見上げなくても

目に入るそれらの光だが、月見の宴とか、七夕のときとか、

特別に「見る」、「観る」というときには、「たらい」とかに水をはって、

水面に映る月や星を愛でたのだという。

 

七夕の際には、水をはった「たらい」、

「水たらい」の水面に映る「織姫」と「彦星」が、

天の川を越えて早く逢えるようにと、「水たらい」を揺らしたとか。

・・・・日本人だなぁ。

 

 (水たらい)

 

 

と、いうことで、次回からは七夕の話題ともからめて 少し・・・

(「星」の話題は・・・あまり関心を持たれてないようだが・・「七夕」は別でしょ・)