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悟るカメラ

猫や風景などなど

だらだら祭り

2010-09-12 | カメラ日記

芝大神宮で行われている日本一長いお祭りとして知られる「だらだら祭り」を見に行く。
本来は、「生姜まつり」ともいうらしいのだが11日間という長い期間行われる祭りなので「だらだら祭り」とも呼ばれているこの祭り。



火消しで知られる「め組」にゆかりの深い芝大神宮には歌舞伎の演目にもなっている『め組の喧嘩』で鳴らされた半鐘や神輿などがお披露目されていたが神輿の渡御が翌日という事もあり境内は、生姜などが売られている以外は、静かなもの。
しかし結婚式が行われていて着物姿の新郎新婦が凛々しく、訪れた人の視線を浴びていた。
余談になるが先日、ある場所で(め組組頭)の末裔とお話しする機会があったのだがあまりの江戸っ子ぶりに圧倒された。

「だらだら祭り」を見た後は、歩いて「愛宕神社」へ
見上げれば壁のような「出世の石段」を登りきると心拍が上がり汗だくだく。
寛永11年、家光公のために曲垣平九郎が馬に乗って登りきったという話は、有名だが本当だとすれば凄い話である。

階段を登りきるとこじんまりとした境内が現われる。
どちらかというと辺鄙な場所にある神社なのだが昨今のパワースポットブームの影響なのか多くの人が訪れていた。



売店の前では看板娘が昼寝中

愛宕神社を後にして虎ノ門界隈を歩く

マッカーサー道路の工事現場に林立するクレーン群を横目に新橋方面へ


東京復興

2010-09-12 | カメラ日記

言問橋を渡った後は、向島を歩きバスに乗って横網にある「江戸東京博物館」へ行き、企画展「東京復興-カラーで見る昭和20年代東京の軌跡-」を見る。

占領軍からの視点で撮られたカラーフィルムの写真を中心に展示されているのだが焼け野原となった東京の写真があまりにも綺麗なカラーで現像されているのでそれほど古い写真に見えないのが正直な第一印象であった。
それもそのはずこれまで見てきた戦前や戦後間もない日本の写真は、殆どが白黒でしか見た事が無い。
アメリカでは、すでにカラーフィルムを使用するほど写真が進んでいたのだ。

しかし写真には確かに空襲後の大きな被害を受けた東京の街が鮮明に写しとられていて黒焦げになった銀座三越や焼け焦げた状態で走る都電やヤミ市に群がる人々、焼け野原となった四谷周辺、接収されPXとなったデパートなどの写真が印象に残った。