馬とお昼寝

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シン・ゴジラ

2016年08月05日 21時24分21秒 | 映画
12年ぶりに日本のゴジラが復活しました。

私は往年のゴジラファンです。
長い私の人生の中で、同じようにゴジラを愛している人に出会ったのは
たった一人だけ。
それも社会人になってからでした。

なので子供のころは親に連れられて、学生になってからは一人で映画館にゴジラを見に行っていました。

しかし、ゴジラファンと言っているのに言いにくいですが、今までゴジラの映画を見て
映画的に面白い、素晴らしいと思ったことは一度もありませんでした。
私はゴジラ映画のファンではなく、生き物としてのゴジラのファンなのでした。

ガメラも好きですが、ガメラは少し違います。
平成ガメラ三部作は映画としてかなり面白いと思うからです。
この三作品は、映画として好きです。

ともあれ、巨大生物としてのゴジラが好きなので、ゴジラを筆頭にガメラや外の怪獣たちの
フィギュアを、一部屋の半分が山と積まれた段ボールで占拠されるほど持っていました。
いつか家を建てたとき、ゴジラ部屋を作って全てを飾るのが夢でしたが、かなしいかな・・・
そんな豪邸を建てることはできませんでした(笑)。

かくして、やはり怪獣たちは段ボールに入ったまま積み上がっていただけでした。

数年前、思うところあって、ほんの一握りのお気に入りのフィギュアだけを残して全て売り払おうと決めました。
大きなものからガシャポンや食玩などの小さなものまで、自分でも把握できないほどのコレクション。
手放し始めてから4年近くたちましたが、まだ全てを出品する作業は終わっていません。
とはいっても、4年もかけたので本当にお気に入りで一生持っていようと思うフィギュアを除くと、
オークションで売る作業もやっと終わりが見えてきました。

そんな今、12年ぶりに日本のゴジラ映画が復活しました。

正直、期待していませんでした。

監督はエヴァンゲリオンの庵野秀明監督。
エヴァはテレビアニメを見ていましたが、前半ははまったものの、後半グダグダになってきて、最終回はわけわからなかったし・・・
何よりも今回のゴジラの小さすぎる前足や目、めちゃくちゃ歯並びの悪い口元(笑)、長すぎるしっぽ・・・
予告などで見ていたシンゴジラの造詣が好きになれませんでした。

そして何より、今まで映画的に面白い、素晴らしいゴジラ映画を見たことなかったので。

そうはいっても、12年ぶりの日本のゴジラ。
2作作られたアメリカのゴジラよりは好みなはず。

王子と二人、ほのかな期待とともに映画館へ。

まずびっくりした・・・というよりショックだったのが、パンフレットがすでに完売だったことです!!!

7月29日に始まって、見に行ったのは8月3日。
まだ一週間もたっていません。
なのにパンフレット完売???
もちろん劇場限定フィギュアも完売です。

学生のころ私は映画館でバイトしていました。
そのころゴジラも劇場でやってましたが、劇場限定フィギュアは早い時期に完売するものの、
パンフレットがこれほど早く完売したことはありませんでした。

何が起こってるの???
っていうか、がんがん増刷せんかい!!!


映画は素晴らしいの一言でした!

約2時間、片時も目を離せませんでした。

そして後半は何度も泣きました。

王子は、すごくいい出来で感動したけど、いったいどこに泣くところがあったの?と聞きます。

これは残念ながら往年のゴジラファンでなければわからない感情だと思います。

もう感激して感動して、勝手に涙が出るのでうまく説明できません。

特に音楽の使い方が一番琴線に触れました。
昔のゴジラ映画の音楽をそのまま使っているのです。
ゴジラファンにはたまらない音楽が流れるだけで泣いちゃいます。

会議のシーンなどでエヴァの音楽が使われていたときは、王子と二人で「エヴァじゃん!」とにやり(笑)。

ネタバレになるので書けないけれど、ゴジラそのものも完全に意表を突かれたというか、
いい意味で裏切られました。
あんなによくないと思っていた造形は、映画の中では結構丸い感じのフォルムでよかったです。
とんでもないゴジラの能力も、圧倒的なスケールで人類として見ている者に絶望感を与えるほどでした。

ゴジラファンでなかった人にも見て欲しい、素晴らしい映画でした。
ラストも圧巻です!
ぜひ見てください!!

と…言うことで、フィギュア買っちゃいました(笑)。


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