CAPITAL DIATY ~『資本論』ダイアリー

マルクス『資本論』日記

表がいくつも出てきて数字を比較するところはどうも苦手だ。

2020年12月24日 | Kapital

全集の『資本論』は差額地代1。表がいくつも出てきて数字を比較するところはどうも苦手だ。前回もそうだったが、縦書きで漢数字で書かれるととても読みにくく、正直なところ嫌気がさいてくるんだよね。

結局途中でやめて注釈書のほうを開く。ここはまず全集より概説のほうをしっかり読んでから取り組むのがよさそうだ。


『資本論』特有の訳語「落流」は広辞苑に出ていない。

2020年12月23日 | Kapital

全集のほうは第3巻第6篇「超過利潤の地代への転化」に入り、38章の差額地代総論まで。ここに入ると『資本論』特有の訳語が登場する。それが「落流」。英語ではwaterfallsで、要するにダムや滝のように水が高いところから落ちることなのだが、この「落流」は広辞苑に出ていない。

この訳語は長谷部訳も含めた4種の訳本で共通している。読みながらどうも違和感があるけれど、これは訳の限界で仕方ないのかな。ドイツ語のほうは不明。


宇野が難解だというところを、素人の自分が容易に読めるはずがない

2020年12月20日 | Kapital

利子生み資本も終盤。読みながらもどうもすっきりしない。難しい。で、宇野弘蔵を開いてみた。36章以後についてこんな記述がある。

…マルクス自身がいま一度公刊するまでに手を入れることになっていたならば、いま少し理解のしやすいものとなっていたのではないか」(宇野弘蔵著作集第6巻p.307)

宇野が難解だというところを素人の自分が容易に読めるはずもなく、少し気が楽になったね。