CAPITAL DIATY ~『資本論』ダイアリー

マルクス『資本論』日記

あまり読書習慣のない人が飛びつくとかなり苦労することだろう。

2021年04月30日 | Kapital

斎藤幸平の『人新世の「資本論」』(集英社新書)が相当売れているそうである。自分も書名をみつけるやすぐに購入して読んだが、かなりハイレベルな内容。売れているから、という理由であまり読書習慣のない人が飛びつく苦労することだろう。

なので、書店でみてちょっとこれは難しそうだな、と思ったら今年1月にNHKで放映「カール・マルクス 資本論」のテキストをおすすめしたい。130ページほどの分量だけど、内容が濃くて充実している。


いったん部屋から出て腕立て伏せを10回やる。

2021年04月29日 | Kapital

『資本論』はほぼ毎日読むが、その分量は日によってまちまち。だいたい早朝から昼までに本を開くことがほとんどで、午後は別のマルクス主義関連の本を読むことが多い。同時に3冊ぐらい読んでいるかな。

読む分量は1単位20ページがおよその目安。小説と違って面白いからドンドン読むという性質のものではないからね。だいたいこれぐらいの分量を集中的に読むと疲れるため、いったん部屋から出て腕立て伏せを10回やる。これの繰り返し。


もちろん、中身のすべてが難しくて読みにくいわけではない。

2021年04月28日 | Kapital

『資本論』を読み続けるのは容易なことではない。もちろん、中身のすべてが難しくて読みにくいわけではない。部分的にはルポやデータみたいなところもあって、資料に目を通すような気分でスイスイ進むこともある。

ただ、エンゲルスが編集した第二巻第三巻はそんなスイスイ部分は少なく、概説書を開いてもさっぱりわからんというところも多いんだな。でも難しくても自分なりに理解したい、という気持ちが強くなるのが『資本論』の特徴でもあるね。


1日10ページ読めばほぼ1年で読破できる。

2021年04月27日 | Kapital

さて、今日はこの『資本論』がどれだけのヴォリュームなのかをみてみたい。岩波文庫でもいいけど、今回は大月書店の文庫本8巻のページ数を調べてみた。第9巻もあるけど、目次や索引だから含めない。

調べた結果はトータルで3768ページ。これは目次や註解も含んだ数字。各巻にある目次を除けばだいたい3650ページぐらいかな。1日10ページ読めばほぼ1年で読破できる量。もちろん、こんな読み方はしてこなかったけど。


皆が活動を始める前に最低限のことをやってしまう。

2021年04月26日 | Kapital

『資本論』を開かない日はない。ただ、一日中読んでいるわけでもない。読むのは午前中、それも早朝が多い。20年ほど前から5時起きの生活が続いていて、早い日は5時半から机に向かう。

といってもいきなり『資本論』を読み始めるのではなく、まず英語とドイツ語、歴史(世界史と日本史日替わり)を30分ちょっとやってからである。これがだいたい8時半まで。皆が活動を始める前に最低限のことをやってしまう。早朝は静かで家族に煩わされることがない貴重な時間。